丹羽宇一郎のレビュー一覧

  • 仕事と心の流儀

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    ★4.3(3.67)2019年1月発行。他の著者の本とダブっている箇所は何か所かあったが、今の若い人に伝えたいことが満載。「人間は死ぬまで努力」「清く、正しく、美しく」「仕事を通してどれだけ人間としてできあがっていくか」など、著作の生き方がよくわかる。これまでの著者の経験に基づいて書かれているだけあって、説得力もありますね。こういう方が今の日本を支えてきたんだなぁと。日本の将来を杞憂する著者による若者向けのメッセージ。悲しいかな、今の若者にはわかってもらえないんだろうなぁ。

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    2019年10月16日
  • 日本をどのような国にするか 地球と世界の大問題

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    ★4.2(3.58)2019年2月発行。「トゥキディデスの罠」それまでの覇権国に対して挑戦する新興国が出現したとき、お互いそれを望んでいないなかったにも関わらず、戦争が勃発するという。世界史上過去500年こうした覇権争いが16回もあったと・・・。これだけは今回は回避しないと地球滅亡に繋がってしまいますね。日本を取り巻く諸問題。地球温暖化、地震、AIと多岐にわたり、著者と識者の話を交え、これからの日本の国是を考える著者。信用と信頼、そして死ぬまで努力という著者には本当に頭が下がりますね。

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    2019年10月05日
  • 人間の本性

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    人間は死ぬまで未完成、人は悩みがあるから生きていける、最後に自分の人生を振り返って悔いが残らないように生きる、努力ができるのは人間の証等について解説。また、目先の損得にとらわれず、清く、正しく、美しくを目指す生き方をするようにと。人間はあきらめたらそこで終わり、死ぬまで好奇心を持ち続けろと、80歳を迎えた著者からのメッセージは珠玉の言葉ですね。人間ありのままに生きることは難しいが、普通の人として懸命に生きたいですね。

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    2019年09月08日
  • 仕事と心の流儀

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    こういう本を欲していたので、とても心に響きました。自分の最近の仕事ぶりを指導してくださった内容で、繰り返し読みたい本です。

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    2019年08月27日
  • 負けてたまるか! 若者のための仕事論

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    著者が危惧している点。人口減少社会。国の借金。教育。いずれも早急な対策が必要であるが、速効性の対策は無い。

    若いうちは泥まみれで働く。というのが著者の言葉。その仕事は10年も続かない。そのうち、少しずつ責任ある仕事を任される。
    評価されることが目的ではない。
    ありのままでいること。下手に嘘はつかない。
    一流に触れることは重要である。
    継続は力なり。
    読書を続けること。
    自分の評価は他人が決める。

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    2019年08月18日
  • 人間の本性

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    人間とは何者なのかを語った本。経験談なので仕方がないが、仕事と心の流儀の内容とかなり被っている。
    幸せとは何か、人間の本質とは何かをわかりやすい事例を使って説明しており非常にわかりやすい。血尿が出るまで仕事をするのコメントだけは反対だが、残りの考え方は今後の自分の人生の幅が広がるので、出来る部分から実践していきたい。
    社長になってもリムジンを拒否して電車で通う、車はカローラなどの一般庶民と同じ生活を心がけた所が共感出来る。

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    2019年08月07日
  • 人間の本性

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    気持ちのいい生き方/自分は本当にベストを尽くしているだろうかということを、絶えず自問する/的外れな努力は意味がない/小さな達成感を積み重ねることが、モチベーションを持続させるコツ/自発的に仕事をすると疲れない/時間は必ず恩恵を与えてくれる/自己評価は実際よりかなり甘くなる/「清く、正しく、美しく」

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    2019年08月01日
  • 人間の本性

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    著者の経験に基づく人生訓の束。平易な表現、親しみの持てる語り口で読みやすい。動物の血と理性の血という説明は面白い。自慢話が沢山出てくるが、嫌味はなく素直に読める。

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    2019年07月31日
  • 人間の本性

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    【血の小便は出しませんが…】
    1.怒り
    「何らかの不正義を見て怒ったり、理不尽な目に遭って怒るのは、人として当然」
    周りに当たり散らしたり、自分勝手な理由で感情的になるのではなく、正しい理由での怒りはエナジーに変えられる必要なものなのか、今の私のテーマ。
    2、期待の心理
    期待は他人に対する「依存」であり、大きくなるほど不満が膨らむ。生きづらさの原因の一つは「期待」である。ほどほどにするのが良い。
    3、柔軟さ
    こだわり、信念、プライドは柔軟さを欠く。それらを口にしたがる人は疑ってみる方が良いかも。柔軟性がありませんと宣言しているようなものだから。

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    2019年07月19日
  • 日本をどのような国にするか 地球と世界の大問題

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    丹羽宇一郎さんの著作
    いつ読んでも、とても腹落ちします。

    日本の未来は私たち一人一人が今をどう生きるか?
    にかかっている。

    その場その場で自分がやりたいと思うベストに向けて
    小さな一歩を踏み出す。その小さな一歩が世の中を
    変えて行くための唯一の処方箋。

    上っ面の主義主張ではない
    毎日を生きる。その背中で語れるように
    日々精進せねばと改めて思いました

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    2019年06月16日
  • 負けてたまるか! 若者のための仕事論

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    ・くれない症候群から脱出せよ

    ・本を読め
    30代で読んだ本
    「成長の限界」
    「転機に立つ人間社会」
    「国際秩序の再編成」
    「浪費の時代を超えて」
    その後、
    「大衆の反逆」
    「西洋の脱落」
    その後、
    「貧困の終焉」
    「歴史を考え直す」
    「人生論」トルストイ
    「エセー(随想録)」モンテーニュ

    ・感動もメモしなければ、忘れてしまう

    ・自分の評価は、他人が決める

    ・上司の立場
    「認めて」「任せて」「ほめる」

    ・不自由を常と思えば、不足なし
    妻の料理に文句を言いたくなっても、無いことを考えたらありがたいこと

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    2019年05月06日
  • 日本の未来の大問題 少子高齢化、ロボット社会は恐れるに足らず

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    1939年生まれ、丹羽宇一郎氏の「日本の未來の大問題」、2018.1発行。日本再生のための著者の提言です。①日本を蝕む元凶「労害」(企業、政治のトップに座り続ける権力者、裸の王様)→「老人は席を譲れ」(^-^) ②「許可したもの以外すべて禁止」(縦割り、権限と責任があいまい)→「禁止したもの以外はすべて許可」 ③日本は異文化を学びくぐることで、「出る杭は打たれる、空気を読む、忖度など」からの脱皮を。 人間が神になれないように、ロボットは心を持つ人間になれない。21世紀は心の時代。人間がいかに心を鍛えていくかが肝要!

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    2019年03月12日
  • 負けてたまるか! 若者のための仕事論

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    どんな職にも通ずる心構え。
    ・謙虚に全てを吸収するつもりで10年間努力する
    ・隠し事をしない
    ・言いたいことは言え
    ・ごますりは間接的に行え
    ・不自由を常と思えば不足なし

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    2018年05月15日
  • 丹羽宇一郎 戦争の大問題―それでも戦争を選ぶのか。

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    ストレートな反戦の主張と、そのために何が必要かを論じた本。憲法9条には触れていないが。政治家には、ステイツマンとポリティシアンの二種類があり、前者が真の政治家との指摘には目を見開かされた。この国にステイツマンはいるか?

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    2017年11月21日
  • 丹羽宇一郎 戦争の大問題―それでも戦争を選ぶのか。

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    大使時代はかなり中国よりな印象を受けたけど、この本を読んで納得した。ビジネスに例えるとわかりやすいけれど、国際政治も同列に扱ってもいいのかという疑問は残った。

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    2017年09月20日
  • 習近平はいったい何を考えているのか 新・中国の大問題

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    上海駐在から帰国した時の中国大使で、業界の大先輩でもある丹羽先生の本。気になっていたけど、まだ読んでなかった。
    中国の中の事、中国と日本との事。
    中国絡みだとなんでもネガティブな要素ばかりを強調する報道も多いけど、現実をとらえて、大国である中国とともに生きていく方法を見つけないといけないんだよな。世界の中では、日本のプレゼンスの方が相対的に下がっているわけで。
    習近平と語ったという「住所変更できない」隣国関係っていうのは認識しないといけないですね。韓国もだけど。

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    2017年06月11日
  • 習近平はいったい何を考えているのか 新・中国の大問題

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    好き嫌いは別として、中国が世界の覇者になる可能性があるのは間違いないだろう。
    その中国のトップである習近平を通じて今後の中国について考えさせられる。
    評論家や大学教授ではなく伊藤忠商事の元社長が書いた本。
    ビジネスの視点から中国との関係は必須とのこと。
    中国崩壊論者とは見識が違うように思った。

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    2017年02月17日
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート

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    ネタバレ

    快感だと思うことが能力を最大限に引き出す。無意識状態がアイデアを生む(風呂場など)。1意欲×2体験→ひらめき、3睡眠→記憶の整理整頓と歪み補正、4居場所→安全基地、この4つがチャレンジを生む。行動し、出会い、気づき、受け入れることで成長する。
    仕事には、依頼者の都合だけでなく、「自分の思い」をのせる。なりたい職業よりやりたいことを大事に。
    フェルミ推定は、結論から全体から単純にの問題解決縮図。地頭力(効率)と対人感性力(目の前の人を大切に)をバランスよく使う。
    事例を知ることはメガネをかけかえること。忙しい時こそ身の回りの整理を。

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    2016年12月21日
  • 危機を突破する力 これからの日本人のための知恵

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    元伊藤忠の社長にして中国大使だった著者による、自伝的な啓蒙書。

    著者が本屋の子息に生まれて、子供の頃から本に接しており、現在も本を読み続けてるという点に大いに共感した。
    そして、豊富な経験と読書量に裏打ちされた言動は説得力があった。

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    2016年12月18日
  • 習近平はいったい何を考えているのか 新・中国の大問題

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    伊藤忠商事の社長(1998~2004年)・会長(2004~10年)を歴任後、民間出身では初の駐中国大使(2010~12年)を務めた丹羽宇一郎氏が、習近平は中国をどこに導こうとしているのか、日本はその中国と今後どのように接していくべきなのかを考察したものである。
    概ねの主張は以下である。
    ◆国民の信頼を得つつ共産党政権を維持するために、習近平は、国民の生活を豊かにするための経済改革、社会保障や戸籍制度などの社会改革、民主化及び人権を重視した政治改革の順序で進めようとしている。
    ◆中国のような広大な国家を統治するためには、地方分権を推し進めた連邦国家制に移行するしかない。習近平は、総書記を退く20

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    2017年12月22日