丹羽宇一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
生きていくうえ、仕事をするうえでのヒント集みたいな本だった。考え方を育てるのに良いかも。
下記は参考になった考え方。
短所は逆から見れば長所になる。たとえば、鈍感な人は細かいことにくよくよしないとか。この見方は、結構仕事で使えるかも。
あと、2:6:2の法則で、働きアリ2、普通のアリが6、怠けアリが2で、怠けアリを除外しても、残ったアリから怠けアリが出てくるという話。だとすると、管理者の立場としては、働きアリや、普通のアリに力を入れるべきというのは、当然のことてはないかと思いました。
損得勘定ではなく、楽しいかつまらないか、気持ちいいかよくないかといった価値観で行動を起こしてみる。become目標とbeing目標。become目標だけだと後が続かないという話。
正直、誰かの役に立ちたいとかいう気持ちは全くなくて、早いとこ仕事やめてだらだらしたいんですが、金銭面でなかなかそれが許されない世知辛い世の中ですね。こうした知識や考え方を活かして、普通のアリをどうにかキープして、ぼちぼち仕事を続けていこうと思います。 -
Posted by ブクログ
現代の日本の状況を憂慮する、丹羽宇一郎と保阪正康が対談する。
同じ過ちを繰り返すのが人間だから、戦争をするなと言うのではなく、「戦争に近づくな」と、丹羽氏は訴える。
日本は感情的な国なので、過去の戦争も感情論から始まったし、曖昧模糊、無責任体制、権限・責任の不明確さという精神風土はいまだに変わっていないと。
その証左として、安倍首相の「任命責任は私にあります」の言に転じる。
言葉だけで終わらせないように「任命責任で5回間違ったら首相を辞める」とか、ルールを作ったらどうかと提案する。
役人についても、5回間違ったらクビとか。
アメリカ駐在や中国大使を経験した丹羽氏は、
「同じコップの中に同じ水が入ったままだったら、水だって腐ります」
「新しい水のコップに入るのに一番いいのは、海外に出ること」と、日本の若者に提言する。
強硬論がまかり通る世界で、中国や韓国との関係においても、自意識過剰となっている日本を懸念するこの熱論は、もっと読まれるべきだろう。 -
Posted by ブクログ
正直者であるがゆえにサラリーマンとしての苦渋を味わい、苦難を生き延びた故に今これが言えたのであり、苦難に押しつぶされてしまった弱い人については何も触れられていない。説教臭く感じるのもそのせいだろう。精神論・根性論で苦難に立ち向かえと応援する内容。
しかし、経営者として旧世代のエスタブリッシュメントと真っ向から立ち向かい今の伊藤忠の基礎を築いた功績は見事というほかない。人としてどのようにふるまうべきか、勉強の大切さをストレートに説く。
穀物相場でやられた話は新聞などで読んだことがあるが、相場観を持っている人が一次情報をとりにいけというのはとても納得できる。
粉飾や不正などについて、監査を活用したという話は、とても参考になった。あと数年したらこの手の内容は陳腐化されるのかもしれないが、少なくとも今の時代には通用する内容であると思う。
もちろん陳腐化されない至言も含まれていたので☆4にしました。至言の抜粋はほかの方のレビューをご参考ください。