丹羽宇一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2020/12/21丹羽宇一郎 戦争の大問題☆
「エリートの育成」国家・企業の命運を決める
歴史、特に現代史を直視し、リアリズムを鍛える
丹羽宇一郎氏の著書としては異色 国家観
1.日米戦争へ何故?
リアリティの喪失 精神主義の横行
馬鹿な王さまが敗戦必至の戦争に踏み出す
それを支える官僚体制がある
国家の最終責任者は誰だったのか?
天皇 東條英機 近衛文麿 まさか木戸幸一
300万人も死んだ国民はやりきれない
19年サイパン陥落後の死者が多数 リーダーの責任
→民主主義国家でなかった 国民は虫けら
「強靱な民主主義国家」を作ることが「繁栄の道」
2.現代日本の課題
①人口問題 ②環境問題 -
Posted by ブクログ
元中国大使で伊藤忠会長でもあった丹羽氏による、社長としてやるべき忠告をまとめた本。丹羽氏の本は初めて読むが、言いたいことを簡潔に、わかりやすく述べている。参考となることが多く、勉強になった。
「(20年前に述べたこと(今も思いは同じ))企業の経営者は大きな夢や目標に挑む意欲や気力を失って小さな安逸に埋没している。グローバリゼーションの荒波が押し寄せるなか、変わることを恐れて世界に取り残されつつある。社会のリーダー、わけても企業の社長は日本の未来を見据えて変わらなければいけない。それなのに社長の器は小さくなるばかり。そんな社長は早くやめなさい」p4
「経済界における「攻め」とは、事業の拡大であ -
Posted by ブクログ
ネタバレ死ぬほど読者で知り丹羽さんの読者になりました。
心に残った事を書き綴ります。
·努力の指標は自分では決められない、三段目までやってこそ。そこまでやれば他人の事は気にならない。
ビジネスマンとして、
·人を叱るときはTPO。相手の心境を考える。
上司として部下に任せて責任は取る。
甘やかしはしない。仕事の情熱を見ながら
指摘し育てる。
·真摯でいる。目先の利益を求めない。
経営者として、
·不良資産の一括処理は相当の覚悟と決断があり、
実行するには自ら態度で示し説明責任を果たす。
相手が納得行くまで。
·感覚を鈍らせないために電車通勤を続ける。
辞めたらただのオジサン、オバサン。
以 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人間は弱い
その弱さを受け止め、どう生きていったらいいのか、具体例や経験談を交えてテンポ良く、書かれていて、凄く読みやすかった。書き留めたい、心に留めたい内容がたくさんあり、気がつけば二回、三回と読んでいた。
これから人生後半戦。 人として生きる楽しみを教えてもらえた。
人間として産まれて来たのに、肝心な人間のことをよく知らなければ、AIロボットに使われる一方で、人間としての人生そのものさえ、まっとうできなくなるのではないか。
最後の1日をどう過ごしたいか。
逃げない決断。
これ以上はできない と言うほど日々の努力を尽くせばたとえ勝負に負けたとしても、それが自らの実力なのだからと思い残すこ -
Posted by ブクログ
自分が強くなったと思った時点で終わりだと。心を強くするために鍛えるとは書いてあるが、常に努力し続けなければならないものだと思う。つまりは保守が必要。仕事も同じ。変化の激しいこのご時世、蓄積だけでは食っては行けない。そう思うと楽にはならないのだと覚悟する必要があるのか。
ここで述べられていることはすべて正しいと思う。自然体で生きることが書かれている。自分の評価は常に2倍増しになっているというのは悲しい話だがこれも思い当たる。常に謙虚であり、正しく生きることで幸福になれる。
そんな一方で昨日読んだ哲学の記事で、現代は余暇すらも充実を求めようとするところに心の病巣があるというのを読んでハッとして -
Posted by ブクログ
2020/05/01丹羽宇一郎「社長ってなんだ」☆☆☆
絶対的な信念 戦略方針の決断 やり抜く決意
組織を上げた熟考そして結果責任
社長業の基本についてMBAなど勉強の道具はあるが
最終的にはその人の全人格をかけた個人個人の独自な経営方針
撤退する勇気
アリストテレスがアレクサンドロスに教えたもの
日本企業の欠点は撤退する勇気の欠如
先輩の失敗を隠し先送りするうちに失敗は増殖
手に負えなくなる 山一証券の例
エリートの条件
仕事に対する情熱・気力そして明るさと精神力の強さ
高い志を持続できる倫理観 勉強する習慣は知的な能力の基盤
欧米のトップエリートは超勉強家
経営幹部は博士号を持って経営 -
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購入済み
社長じゃなくても
社長じゃなくても、人の上に立つ人には頷ける話ばかりです。
そして、実行できずに反対のことばかりしていて、情けない限り。
どちらにしても、腹を括って、ぶれずに実行することが大事と分かりました。 -
Posted by ブクログ
読んでいて、痛いところをザクザクもナイフで刺されているような気持ちになった。
仕事ってなんだろ?つまらないのか面白いのかよくわからない。そんなことを考えていた自分にとってはすごくタメになった。
著者が言ってるようにどの世代の人にでも刺さるものがあるのではないだろうか。
読書を通して、なんだこんな失敗してるだとか
同じこと悩んでるんだな、とか思えるだけでも仕事への向き合いかたも変わる気がする。
ー人間は仕事で磨かれるー
ー本当に身体が震えるくらいの緊張を感じる仕事をしろー
常にこれを意識しておきたいと思う。
夢や目標を仕事を通して見つけていこうと思えるし、そのための努力は常に続けなけれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書は元伊藤忠商事の社長であり、民間人で初の駐中国大使を歴任された丹生宇一郎氏が、自身の仕事に対する心構えを伝えてくれている。
その中でも特に自分に最もかけているものが、本書では最も大事だと言っている「情熱と気力」。しかしこれを持つためには今の仕事にやりがいを感じられるかも関係するため、非常に難しい課題である。
既に自分でも実践していることもあれば、新たに気付きを得ることもあり、何度でも読み返したい一冊である。
・失敗しない仕事をしていては成長しない。そして失敗したらすぐに上司に報告する。叱られて落ちこんでも、大きな事故を未然に防いだと頭を切りけれる。
・小さな失敗はたくさんし、大きな失敗を