【感想・ネタバレ】会社がなくなる!のレビュー

あらすじ

「こんな世の中で、自分は、自分の会社は
今のままやっていけるのだろうか」

そう不安に思っている人は少なくないでしょう。

やっていけません――それが私の答えです。


どうすれば世界に誇れる人材・組織になれるのか?


本書は、過去や世界に視野を広げながら、
将来の見取り図を描くことが狙いです。

・・・・・

■ すぐそこにある「コロナ以上の危機」
■ 会社が成長し続けるために必要なこと
■ 命とカネ、どちらが大事か?

■ 「SDGs」「ESG」の看板にだまされるな!
■ 会社にとって大事なのは「中身」と「実行力」
■ いまの株高は「ゴルディロックスのスープ」
■ 韓国よりも低い日本の平均年収
■ 株主第一主義から脱却せよ
■ 会社の本質とは何か
■ いまこそアダム・スミスに戻るべき理由
■ 日本が誇るべき「伝統的な商売哲学」とは?
■ 脱成長経済なんてありえない

■ GAFAも長くは続かない!
■ これから世界を支配するのは中小企業
■ ダウ採用銘柄に見る企業の栄枯盛衰
■ 今後は大企業の中小企業化が進む
■ 人材とアイデアをヨコにつなげて最適化せよ

■ いつまで上座・下座にこだわっているのか!
■ 社外取締役のウソ
■ DXでもタテ型社会は変わらない!

■ アメリカと中国、真の覇権国はどっちか?
■ 米中衝突時代に求められる日本企業の役割
■ 中国を封じ込めることはできない
■ 米中は共存共栄せざるを得ない
■ 根深い白人至上主義
■ 人口逆転に対する白人の恐怖心
■ 中国は分裂していく方向に進む

・・・・・

以上のように、本書が扱っているテーマは、
ウィズコロナ社会、資本主義の変遷、
会社の栄枯盛衰、日本企業のタテ型社会、
米中新冷戦……と多岐にわたります。

会社と仕事をめぐっても課題は山積しています。

いっこうに上がらない給料の手取り、
あとを絶たない不祥事、
創業やイノベーションの遅れ……。

そうした問題意識を中心に据え、
これから日本の会社と私たちの仕事が
どんなふうに変わっていくのか、
あるいは変わっていかざるをえないのか。

会社大変革の時代を私なりに予測し、
ともに考えていきたいと思います。

これからは、変わる勇気と覚悟を持った
組織だけが生き残り、
これからの世界を支配する!

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Posted by ブクログ

就活生時代、商社を目指していたことから「人は仕事で磨かれる」を読み、そこから丹羽さんのファンになりました。
「変化すべきこと」「継続すべきこと」両面からの考察で日本企業の現状がイメージしやすくなりました。
いつも実体験を交えた内容になっているため説得力があり大好きな著者です。

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2021年11月26日

Posted by ブクログ

今、世のため人の為に奉仕して、利益はその当然の報酬なり。
客の好むものでなく客のためになるものを売れ。
トップ自らが投資家と対峙せよ。
これを実行できてる企業は日本にどのくらいあるのでしょうか?

トップは今や守られるべき権威にすり替わってるのでは。

日本は空気を読むのが当たり前文化。
だからはみ出たり、違和感を、声に出すと厄介がられてしまう。でもこれが、変化や進化を妨げてしまってる。
DXDX、EDGs一つ覚えのようになにかと目標欄に出てくるけど、風潮にのってるだけでそれでどうしたいのかよくわからないし、なんの恩恵があるんだろうと疑問でしかなかった。
たしかに企業の社会貢献は当たり前。
今は本当になんでも「美しい言葉」を言ったもん勝ちになってしまってて中身よりもいかにうまく取り繕うかになってるよう感じる。

社外取締役は企業内で煽てて煽てて出世してきた人が上に立つより第三者的で良いのかなと思ってたけど(経歴や技能の企業情報見てなんでこの人がついてる?と思うことは多々あるけど)、お飾りがほとんどなんだと思った。たしかに各国では社外取締役で業績上がってるなら、そういう人を採用すべきで。三権分立のはずが、互いに会食したり裏でやり取りや手を組んでるなんてのが社外取締役にも当てはまってんだなと思うと、そもそも国や企業の仕組みに公平性なんてかけらもない。のに、国や企業はやってくれるはず(自分が変わったとこで‥)だと安易に思ってしまうのもあるし。
うーん。当たり前だけど即効性のある解決策なんて、年月をかけて作られてきた風土や思考グセ、国民性考えてもないもんですな。

みんなはどう考えるか、よりこういう情報を集めた上で自分ならどう考えるか。
『御上先生』のテーマ?メッセージともつながりますなー
今後は自分で考える力が生きる術だと思います

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

会社とは何なのか、会社は「だれのもの」ではなく「だれのためのもの」なのか、今の日本や日本の会社の在り方に対して、資本主義の変遷や米中問題、世界の社会情勢に対する筆者の分析・認識も交えながら、鋭い視点で歯に衣着せずズバズバと物申す。実に気持ちが良い。世界に冠たる総合商社の社長になっても社用車を使わず電車で通勤していた筆者の言葉だけに説得力がある。

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2021年11月07日

Posted by ブクログ

仕事術の本なのかなと思いきや、それにとどまらず、

アメリカや中国とどう付き合うべきか、
決して戦争に近づいてはいけないということ、
日本は子供たちの教育にもっとお金をかけるべき(大学まで無償化するなど)、
日本が世界でやっていくためには信用・信頼の高さを大事にするべき、

というようなことが書かれていて、とても心に響きました。

著者の方の文章が熱すぎて、途中、たじろぎながら読みましたが、要所要所で書いておられることには同意できました。

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2021年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

良書。
流石、実績のある方の言うことは説得力がある。
政府やマスコミ、流行のキーワード等を鵜呑みにしない。摂理にかなっているか、冷静に自分なりに考えて判断する。
結局、会社も社会も人で成り立っている。いつの時代も変わらない。自分に出来る事を精一杯やる。

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2021年10月09日

Posted by ブクログ

久しぶりに丹羽さんの新書を読みました。本作は丹羽さんの気合いを感じました。今の時代を憂いておられるのかな?

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2021年10月04日

Posted by ブクログ

大手企業のマネージャークラスが、何となく世界は経済はこういう方向性なんじゃないかってと考えてることを、超有名経営者も同じような感覚ってわかってちょっと安心、頑張ろう!って感じでした

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2021年09月20日

Posted by ブクログ

丹羽氏の経歴、言うべきことは言う姿勢から今までも何冊か著作を読んできた。

この本を読んで「丹羽さん、そこはちょっと違う」と感じたところもあった。

詳しくはこれに書き足していきたい。

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2021年09月20日

Posted by ブクログ

中国とアメリカのくだりは参考になったけど必要だったかな?

会社そのものの存亡とその存在について、今後の社会についてなど。

難しかったなあという印象。

教育にお金をかけるのは賛成。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

ご自身の経験から、分社化の権限委譲での失敗を詳らかに告白するなどを含め、本気で日本人と日本企業を変えて欲しいという、現役への願いを強く感じる内容。
社外取締役への否定的な意見には痺れた。ですよねー。

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2022年07月14日

Posted by ブクログ

書名よりも大所高所から日本社会・世界を見た内容だと思う。
大企業寄りの話ではなく、ひとりの人間としての視点に中国大使などを努めた経験を踏まえて、意見・憂いを述べている。そういうことで、とてもためになる本。

あまり主義・思想としてどこかに立脚しておらず、冷静な状況分析と、是々非々での判断がされていると考える。中国に偏るでもなく、欧米にかたよるでもなく。

書名で損をしているように思うが、このほうが売れるのだろうか。

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2022年06月04日

Posted by ブクログ

後書きを読むと、
コロナで外に出られない期間
長大な「西洋の没落」を
再読したという記述。
八十を超えてもその姿勢を
持つじーさまが日本にどれだけいるのか。
書いてあることは、まあ、常識的な内容。

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2021年12月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
はじめに
序章すぐそこにあるコロナ以上の危機
第1章sdgs,esgの看板にだまされるな!
第2章gafaも長くは続かない!
第3章いつまで、上座・下座にこだわるのか!
第4章アメリカと中国、真の覇権国はどっちか?
終章中小企業が世界をかける!
おわりにーあなあの一歩は日本の一歩

P31コロナ禍によって社会がどうかわるかではなく、
人間がどう変わるかである

P191エリートとは、私よりも公を優先する。人のため
社会のために尽力する精神を持った人間のこと。

P196企業の成長を促すために必要なのは、
世界にまただる新しい仕事の生む出すこと

P197信用・信頼こそ日本の力

宇野氏の本はこれまで読んだことはなかった。
前半までは凡庸、この本のいい部分は終章にある。

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2021年11月03日

Posted by ブクログ

丹羽さんの著書は「社長って」、「部長って」に続いてでしたが、骨子は同じ。この方の昭和、平成の時代を駆け抜けた分厚い経験に基づく教訓と令和の潮目を見極める眼力はさすが。

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2021年09月25日

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