丹羽宇一郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ中国大使に任命されて、今や時の人となった感のある丹羽宇一郎氏の著書。内容的には20代〜30代の社会人に向けたものとなっているが、私のような年が行った人間が読んでも参考になる部分が多々あった。そして、丹羽氏の人となりが垣間見ることができた。丹羽氏は、嘘には2種類あるとして、やっていないのに「やっている」と言うのは「黒い嘘」、悪いということを知っていながら黙っているのを「白い嘘」と呼んでいる。そして、「白い嘘」はいつか黒に変わると断じて、会社の不祥事は嘘から始まり、場合によっては、会社の存続そのものが危うくなってしまうと誡める。しっかりと心に刻んでおきたい。
-
Posted by ブクログ
著者が持つ危機感についてはよく理解できる。真正面から受け止めたいことばかりである。ただ、少し前のめりになっている部分が強いようにも感じた。
独立国にとっての軍事がどうあるべきなのか、日本はこの議論をずっと無視してきた。ただ、すぐそばのところに置いていて気付くと問題が山積みになって今にも倒れそうになっているのである。こうした前提も認識したうえで、本書の話を進めていくことになるろだろう。特に本書の後半は感情的な展開になってしまっている。
日本国内では「防衛」という単語を使っているが、「軍事」の話なのである。攻めることもあるし守ることもある。殺すこともあって殺される。破壊することもあって破壊される。 -
Posted by ブクログ
自分が変化することが人間の器を大きくするカギになると感じさせられたのがこの本の要点だった。
変化しないことは楽だが、それでは死ぬ時に後悔しそうだ。
分相応になるべきかの問いに対し、筆者は片方に謙虚さ、片方には自分を向上させる努力と述べている。
ただ、自分は度量が小さいので、細々したことを気にしなかったり公明正大になれるヒントがもう少しあれば良いと感じた。
SNSの普及によりいいねを求める心理はよくわかった。そこに自己評価を求めることは、自分が良い人になる裏返しと思う。自分が傷つかないために良い人になると述べられている。
まさに私のことだけど… -
Posted by ブクログ
人間にとって、仕事、お金、成功、老い、死、とは何なのか。著者の知見と経験をもとに、「生き方の哲学」が語られた本。
著者の丹羽宇一郎氏は、多くの本を書いている。そのうちの何冊かを読んだことがある人なら、わかると思うが、根底に流れているメッセージはすべて同じだ。それは、以下のことである。
本書でも「生きている限り努力を怠るな」「いつでもどこでもベストを尽くせ」と書いています。(あとがき、p234)
つまり、ずっと努力、努力で生きている著者が言いたいのは、そして言えるのは、結局、「努力せよ」ということに尽きるのだ。このように努力をして生きていると、世の中に対して言いたいことも出てくる。それが書 -
Posted by ブクログ
「人は仕事で磨かれる」。伊藤忠商事前会長、丹羽宇一郎氏の信条だ。
丹羽氏の賞賛すべき点は、自分をよく見せようとすることなく、真実のみを語っていることだ。私もただの一読者なので、裏を取ったわけではないが、偽りのない真の意見、本音で語っているというのは伝わってくる。こういう人物の言葉には、耳を傾ける価値がある。
丹羽氏の書いた本を読んだことがある人は、重複している部分もあると感じるだろう。やはり、同じ人が似たテーマで書くと、重複する部分が出てくる。だが、重複する部分は、必ず伝えたい重要なことなのだ。前に書いたことを避けて本を書けば、後から書かれた本は、残りかすのような重要度が低いことばかりにな