あらすじ
伊藤忠商事の丹羽宇一郎が20代、30代の若手に向けて語る「仕事論」。まずはアリのように泥にまみれて働くうちに、「苦労×時間=底力」が身につく。そうすれば、仕事から得られる喜びはぐっと深くなる。「人は仕事で磨かれ、読書で磨かれ、人で磨かれる」という仕事哲学に沿ってまとめられた本書を読むうちに、迷い・焦り・不満といった仕事に関する悩みが、スーッと消えていく。
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Posted by ブクログ
最初はただの昭和おじさんで、根性論やらなんやらを押し付けてくんのかと思ったが、そんなことはなかった。むしろ後輩を見るなどの著者の観点は厳しくも愛のあるものに見えた。印象的だったのは、就職した数年は何もできなくて会社から教えられる立場であるのだから、会社側に給料くれというもの。(笑)インパクトはすさまじかっが、正しいと思った。現代は新卒の初任給ばかりが取り上げられ、初任給マウントなるものに嫌気がさしていたし、初任給だけで就職先を決めるのもいかがなものかと思っていた。物価高もあり給料面を気にせざるを得ないのもわかるが、成長主義で行こうよ、、、。そんな気持ちを代弁してくれるかのようだった。
Posted by ブクログ
【感想】
人生における仕事のウエイトと、仕事を通じて味わえる喜びについて熱弁している1冊。
8年前くらいに大学の図書室で読んで以来、幾度となく再読している。
正直時代が違うので丹羽さんの若い頃のような青臭さは到底真似できないが、時代が変われど仕事への思いの根幹は変わらないものが多い気がする。
文句を言わずにまずは身を粉にして働いてみる。
働きの中から何かを見出し、自分を磨いていく。
「自分はこれだけやったんだ」という強烈な自負心を抱くぐらい、仕事や成果構築に没頭する。
読んでいると熱血すぎて湯当たりしそうになるが、まずはこれくらい「働きマン」になってみるのも悪くないかなとも思えるね。
【内容まとめ】
1.人は仕事、読書、人で磨かれる。
2.まずはアリのように泥にまみれて働け
ごちゃごちゃ言う前に、身を粉にして働いた方が、はるかに実力をつける事ができる。入社して10年間は、アリのように働く。
任された仕事を泥にまみれながらやり遂げ、上司の予想以上にしっかりと心配りをして仕上げてくる。
上司が言い忘れたことや言おうと思っていたことまで手抜かりなく完璧に仕上げること!
3.まずは謙虚に、すべてを吸収するつもりで努力してみること。
10年経てば、「俺はこれだけやったんだ」という自信が生まれてくる!
周りに何を言われてもアタフタしないし、自分の信念に従って行動できるようになる!
4.とことんまで鍛えた人は、「これだけ練習を積み重ねてきた」という自負心が底力となり、精神的に相手よりも優位に立てる!
何事も、「やれるもんならやってみろ!」と人に言えるまで、自分を鍛えなければいけません。
5.「くれない症候群」から脱却せよ!
一度、「それは自分のせいではないか」と頭を切り替えて考えてみること。
6.クリーン、オネスト、ビューティフル「清く正しく美しく」は人間にとってとても大事なこと!
後ろめたい事が何もないと、全部オープンにできる!
なんでも思い切って言えるし、自信をもって仕事に取り組めるようにもなる。
もし批判されても、これは仕方がないと割り切る事もできる。
7.「隣の人と競争したってしょうがない」
日本の若者は、世界の若者に伍して闘うくらいの気力がなければいけません。
会社の中で一番だ二番だと言っていても、コップの中の争いなど無意味である。
世界にはもっと気力のある優秀な人材がゴロゴロいるのですから、そうした人と研鑽し合ってこそ自分の成長につながる。
8.DNAのランプをともせ!
しんどいメニューを疲れて倒れても続ける。
さらに続けると、疲れを超越して、無我の境地に至る。
努力を努力と思わなくなるまで、当たり前になるまで続けてみること!
9.何のために働くか?
自分を磨き、皆と喜びを分かち合うため。
働くとは、「傍(ハタ)」を「楽(ラク)」にすることです。
【引用】
人は仕事、読書、人で磨かれる。
1番伝えたい事は、仕事を通して味わえる素晴らしい喜びについて。
仕事力をつけて、大きな仕事を成し遂げられるようになれば、それに伴って味わえる喜びは大きく深くなっていく。
・今の若者は伝書鳩?
上司に言われたことを伝えるだけで戻ってくる。
何か問題が起きても、自分の頭で考える事をしない。
周囲におもねることなく、妥協することなく、青臭い正義感を発揮してみては??
職場で誰も評価してくれないのなら、それを周りの理解不足のせいにするのではなく、自分の力不足だと考えて努力を始めればいい。
自らを省みるところに、成長のチャンスはある!
・まずはアリのように泥にまみれて働け
ごちゃごちゃ言う前に、身を粉にして働いた人の方が、はるかに実力をつける事ができる。
少なくとも入社して10年間は、アリのように働きなさい!
任された仕事を泥にまみれながらやり遂げ、上司の予想以上にしっかりと心配りをして仕上げてくる。
上司が言い忘れたことや言おうと思っていたことまで手抜かりなく完璧に仕上げること!
・評価されることだけが目的ではない
まずは謙虚に、すべてを吸収するつもりで努力してみること。
10年経てば、「俺はこれだけやったんだ」という自信が生まれてくる!
周りに何を言われてもアタフタしないし、自分の信念に従って行動できるようになる!
・川上哲治と宮里藍
心身を鍛錬していない人は、ちょっと調子が悪くなっただけで「へなへな」になってしまう。
一方、とことんまで鍛えた人は、「これだけ練習を積み重ねてきたんだから」という自負心が底力となり、精神的に相手よりも優位に立てる!
何事も、「やれるもんならやってみろ!」と人に言えるまで、自分を鍛えなければいけません。
・「くれない症候群」から脱却せよ!
一度、「それは自分のせいではないか」と頭を切り替えて考えてみること。
すべては自分に負けているということの言い訳でしかない!
一度自問をしてみたら、それが成長するためのステップとなるはず!
・言いたい事は言えばいい
ストレスを溜め込んで、唯々諾々と従えということではない。
言いたい事はどんどん言えばいい。
自分が本当にアリのように働いているのなら、それが自負心となって、不正に立ち向かう勇気や気概が生まれてくる!
間違った自信だとしても、言いたい事を正々堂々と伝えればいいのです。
1番いけないのは、言いたい事も言えずに愚痴や不満を自分の内部に抱え込む事。
そんな風に働いても良いことは一つもありません。
・クリーン、オネスト、ビューティフル
「清く正しく美しく」は人間にとってとても大事なこと!
後ろめたい事が何もないと、全部オープンにできる!
なんでも思い切って言えるし、自信をもって仕事に取り組めるようにもなる。
もし批判されても、これは仕方がないと割り切る事もできる。
ミスをした時、批判も怒声もすべて受け入れるしかない。
カッコ良く見せようとか、能力があるように見せようとすると、どこかで必ず綻びが出てくる。
いつも等身大の自分でいること!
そして何より、その等身大の自分を磨く事を考えなくてはいけない!!
・アリ、トンボ、人間になれ。
アリは、泥まみれになって小さな存在ながら地を這い、ドブ板を踏んでアリのように働くこと。
トンボは、複眼的な広い視点でモノを見る事ができること。
自分や相手の視点など、様々な角度から検証し、あらゆる可能性を探る姿勢。
人間とは、血の通う、温かい心を持った人間になれるかということ。
精神的にも鍛錬を積み、人を知り、人間というものの本質を探っていく。
・人間も「ブランド」が大事!
「あいつの言う事だから間違いない」
「あいつの言う事だから聞いてやろう」
そう思ってもらえる関係を築く事が大事。
人間関係の根本にあるのは、いつの時代も「信頼」なのです。
嘘をつかないのは勿論ですが、その国の繁栄のため、社会のため、人々のためになる仕事をすれば喜んでもらえる。
そうして信頼されれば更に良い仕事ができる。
・隣の人と競争したってしょうがない
日本の若者は、世界の若者に伍して闘うくらいの気力がなければいけません。
会社の中で一番だ二番だと言っていても、コップの中の争いなど無意味である。
世界にはもっと気力のある優秀な人材がゴロゴロいるのですから、そうした人と研鑽し合ってこそ自分の成長につながる。
・真のエリートとは
人の喜びを自分の喜びにできる人。
自分の栄達や成功のみを目的にするのではなく、多くの人と幸せや感動を共有できる人間、またその為に働く人間。
そういう心持ちで働いていると、周りは一層あなたに期待するため、良いサイクルが生まれる!
・まずは今の環境でガムシャラに。
希望の部署には入れないからってブスッとしないで「一生懸命やります」と明るく言う。
自分の取り組み方次第で、どんな仕事だってやり甲斐が生まれる!
自分で何かを学ぼうと鍛錬する人は、たとえその会社をクビになっても引く手数多になるはずです!
北風に向かって歩くような、苦しくて厳しい環境に、金を払ってでも勤めるべきである。
・DNAのランプをともせ!
しんどいメニューを疲れて倒れても続ける。
さらに続けると、疲れを超越して、無我の境地に至る。
努力を努力と思わなくなるまで、当たり前になるまで続けてみること!
・人間の底力=労働×時間
しんどい経験から、自分の仕事に自信を持つ事ができる。
「俺はこれだけやった」という自負心が芽生える。
「俺の代わりにやれるものならやってみろ」という気持ちも芽生える。
ただ、それを周りに吹聴しない。
それだとただの自慢したがりで、それを自負心とは言わない。
内に秘めた自信を、自負心というのです。
・何のために働くか?
自分を磨き、皆と喜びを分かち合うため。
働くとは、「傍(ハタ)」を「楽(ラク)」にすることです。
・人は読書で磨かれる。
読書の効用の一つは、論理的思考が養われるということ。
目次をじっくり読むこと。
筆者が何を言おうとしているのか、どういう構成で話を展開させようとしているのか。
目次を見て大枠を頭の中に入れる。
・会社において、自分の評価など何の足しにもならない。
自分の能力は他人がするもの。
そして会社では、明確かつ一定の評価基準があるわけではない。
自己評価をせざるを得ないところもあるが、それはえてして他人の評価よりも高くなりがちです。
会社における評価の基準とは?
→周りからどれだけ必要とされているか。
→この人だから任せよう、あなたがいないと困ると思ってもらえるような人間になること。
・自分の信念に従って生きる
この信念とは、自分本位の考えの事ではない!
客観的に見て、それが人や社会のためになっているのか?そこが基準!
ただ、、、
自分の信念を貫く事はとても大切ですが、それで人間関係がどうでも良いというわけでは決してない。
人間は周囲の人から少なからず影響を受け、学びながら大きくなっていくものです。
自分一人だけで何かをやっていると思ったら、それは大間違いです!
・部下を育てる3つの基本原則
「認めて、任せて、褒める」
人間は誰だって自分の能力を認められ、責任ある仕事を任され、そして「よくやった」と褒められれば嬉しい。
しかし、褒めすぎはNG!
ゴマの風味は、ほのかに漂うから良い。
・誰にでも、自分よりも優れた部分が必ずある!
人間関係がうまく成立しないのは、双方に原因がある。
人は誰でも自分にはない良さや優れた部分があるもの。
それを見出すことが肝要です。
・不自由を常と思えば不足なし
贅沢には天井がない。
不便を感じても、これが普通なんだと割り切れば何とかなる。
・清く正しく美しく
着飾らず、見栄を張らず、あるがままの自分で生きていく。
等身大の自分で生きていくことは、本当に清々しく、また気楽なものです。
何者にもなっていない自分を大きく美しく見せようとするのに汲々とするのではなく、あるがままの自分、等身大の自分を少しずつ大きくしていこうと思って、日々を過ごせばいい。
Posted by ブクログ
筆者の経験をもとに、若者への熱い檄を飛ばす一冊。
一番はっとしたのは「自分の評価は他人が決める」。
筆者も若い頃にはっとさせられたらしい。今までそう思い続けてきたつもりだけど、実は脳内変換で「他人の評価は自分の評価のちょっと下→だったらちょっと下の評価を自分につければちょうどいい」なんて思っていたのではないかと。そうではなく、仕事に一生懸命になるんだったら、120%以上の結果で出して評価が100%より上の方がいいじゃないか、そう思わなければいけないのじゃないかと今更ですが気づきました。
本編全体的に読みやすい口調で、正直になりストイックに働くことを説いてくれました。
Posted by ブクログ
新聞の連載をまとめたものだということですが、本としてもコンパクトにまとまっていて、若いビジネスマン必読の一冊と言えるんじゃないでしょうか。
伊藤忠商事の社長として不良債権の一括処理を断行、その後の業績回復の立役者となり、現在は中国大使を務めているわけですが、まぁ、商社のビジネスって実業に比べると時代の流れや運に左右される部分が大きいと思うんです。彼が業績を立て直せたのも、私が新卒で入った会社の上場益で助けられた部分が大きいというのはご本人も認められているとおりですし。
でも、社長になっても電車で通勤してた、とか、読書で人は磨かれる、とか、やっていることそのものは実直だし、たぶん、遭ってもストレートな物言いをする好人物なんだろうなって思います。
ここまで若いビジネスマンに期待してもらっているんだから、読んだ方としては、それに応えたくなる。そんな雰囲気を感じさせる一冊です。
Posted by ブクログ
チェック項目9箇所。働いて最初の2年間は授業料を払う・・・仕事ができないのに給料をもらえるのだから。自分がミスをしたら批判・怒声のすべてを受け入れる。あいつの言うことだから間違いないというブランドが人間にも必要。青い鳥は近くにある。探し回っていても見つからない。人間の底力=労働×時間。空き時間などない・・・仕事についてじっくり勉強する時間をもらったと感謝。楽しいと思えば努力ではない、苦しくない。
Posted by ブクログ
読書を始めて間もないですが、そんな間もない間にこの本に出会えてうれしいです。
今まで本に書き込むのは良くないと思っていたけどそれを違う風に考え直させてくれました。
もちろんそれは一部、それも一度しか書かれていないことだけど。
伊藤忠に入りたかった短大時代を思い出して購入しました。
丹羽さんのもとで働く、働いた社員の方々はしあわせだっただろうな。なんて感じつつ。
やはり読書しよう。
続けよう。
そして読書してメモもとって色々素敵な人間になる。
人として成長できるようにこれからも読書に励みます!
Posted by ブクログ
人は仕事によって磨かれる。
人は読書によって磨かれる。
人は人によって磨かれる。
商社のトップらしく人間力に特化してると感じる。
不自由を常と思えば不足なし。
これからも頑張っていこうと思いました。
Posted by ブクログ
著者が危惧している点。人口減少社会。国の借金。教育。いずれも早急な対策が必要であるが、速効性の対策は無い。
若いうちは泥まみれで働く。というのが著者の言葉。その仕事は10年も続かない。そのうち、少しずつ責任ある仕事を任される。
評価されることが目的ではない。
ありのままでいること。下手に嘘はつかない。
一流に触れることは重要である。
継続は力なり。
読書を続けること。
自分の評価は他人が決める。
Posted by ブクログ
・くれない症候群から脱出せよ
・本を読め
30代で読んだ本
「成長の限界」
「転機に立つ人間社会」
「国際秩序の再編成」
「浪費の時代を超えて」
その後、
「大衆の反逆」
「西洋の脱落」
その後、
「貧困の終焉」
「歴史を考え直す」
「人生論」トルストイ
「エセー(随想録)」モンテーニュ
・感動もメモしなければ、忘れてしまう
・自分の評価は、他人が決める
・上司の立場
「認めて」「任せて」「ほめる」
・不自由を常と思えば、不足なし
妻の料理に文句を言いたくなっても、無いことを考えたらありがたいこと
Posted by ブクログ
どんな職にも通ずる心構え。
・謙虚に全てを吸収するつもりで10年間努力する
・隠し事をしない
・言いたいことは言え
・ごますりは間接的に行え
・不自由を常と思えば不足なし
Posted by ブクログ
人間は、仕事で磨かれ、読書で磨かれ、ヒトで磨かれるという丹羽さんの考えがまとめられている。
普段の考え方を振り返って、以下も自分へのメモ。
「正直であること。嘘はつかない。」
「アリ(のように20代は働き)、トンボ(のように幅広い知見を持てるよう30代は邁進し)、人間(を理解することができる50代)になれ。」
「努力が努力で無くなるようにせよ」
「お金をもらって勉強させてもらっていると考えよ」
「任された仕事を予想以上にしっかり心配りをして仕上げられているか。」
「不自由を常と思えば不足なし」という徳川家康の言葉。
自分の生き方(価値観)を曲げてまで会社におもねるくらいなら辞めてやる。
世界にはもっと気力を持った人たちがゴロゴロいる。会社以外にも目を向けたい。
プラシーボ(偽薬)、パナシーア(万能薬)なんてない。
最終的には、相手の立場に立ち、自分がそのために何ができるのかを考え、行動できる力を身につけたい。
モンテーニュ「エヤー」はいつか読みたい。
Posted by ブクログ
直前に読んだ本とは真反対に、仕事で精一杯戦え、と読めました。こっちの方がしっくりきます。「自分には「動物の血」が流れていることを認識し、自らを律する」というフレーズが、なぜか頭に残ります。この本の中にある前向きなノリで仕事力を鍛えてくださった、生産の先輩方のことを思い出しました。
Posted by ブクログ
人から勧められて読んでみたが、なかなか面白くてスラスラ読んでしまった。商社マンが中国との外交官になったと話題にもなったこの人の考え方を垣間みれて面白かった。会社に入る前に「ある考え方」として頭にいれて置いた方が良さそうな情報がいくつかあり、モチベーションがあがった!
正直者でありつづけ、アリからトンボへ、最後は人へ。
Posted by ブクログ
自分と向き合うことをおそれるな。
1から2年は雑務をこなす。
お金をもらって勉強させてもらってる。
人間は理屈の天才。
正直であれ。
エリートとは人の喜びを自分の喜びに。
求めないとは、幸せ、感動を共有。
継続は力なり。
自分の能力は他人が評価するもの。
アリ→トンボ→人間
人は自分の心の鏡。
人は人によって磨かれる。
Posted by ブクログ
人は読書によって磨かれる
は、本当にそうだと思う。
早くこのことをみんな知って欲しいと思う。
読書は大事やと思う。
あとへんな小手先ばっかりの本でなく、普通に泥臭い内容だったけど、やっぱ大切なんはそういう根本的な所やなと
Posted by ブクログ
仕事に対する考え方を学ぶためにこの本を読みました。
この本で学んだことは、
・自分を磨くために働く。
・自分の能力は他人が評価する。自分の評価など何の足しにもならない。
・アリのように泥にまみれて働く。身を粉にして働いた人のほうがはるかに実力をつけられる。
という点です。
そして、
・仕事の目的、「自分を磨く」を手帳に書く。
ということを実践します。
もう一度、初心に返って仕事に向かわねばと思わされた本でした。
Posted by ブクログ
さらっと読みこなせる本で、色々勉強になりました。なかなか良かったです。丹羽さんってサラリーマンの鏡みたいな人ですね。一般人には真似できない部分もあるような。特に20代の人が読むといいかも。
Posted by ブクログ
昨今の挑戦しない内向きな若者に対する喝本。
仕事に対する向き合い方は学べる部分が多い。ただ丹羽さんのいう通りにしたら仕事が人生の9割を占めることになりそう。人間には色んな幸せのあり方があることを踏まえてほしい。
Posted by ブクログ
若い人に向けた仕事への取組みを説いた本です。
人は仕事で磨かれる、人は読書で磨かれる、人は人で磨かれる。
気になったポイント:「清く正しく美しく」、「自分を磨くために働く」、「仕事の評価は他人がする」、「努力を努力と思わなくなる近道は、それを好きになること」
Posted by ブクログ
著者の人生経験から導き出される言葉にはなるほどなと思わせられます。
・嘘はつかない、隠し事はしない
・”不自由を常と思えば不足なし”の精神
・アリのように働く
など。
しかし、前半部分の最近の若者には元気がないから頑張れ!という主張にはなかなか諸手を挙げて賛成派できない。
著者が育った時代は日本は成長の道を進んでいただろうし、ある種がむしゃらにやっていればそこそこいい感じになれるとういう社会だったのでは?と思うわけだが、現在ではまずがむしゃらになる必要がほとんどないというほかに、がむしゃらになっても将来はかなり不透明で、そうして失敗したときに失うものは著者の時代より多くなっているのではないかと思う。
それでいても読んでいると著者のエネルギッシュぶりはスゴイものだと思う。ここらへんは今の若い人も・・・というか自分も見習っていきたい。
それにしても著者は伊藤忠商事のことが好きだったんだなあと。
Posted by ブクログ
伊藤忠商事元会長の著書
・「くれない症候群」になっているのなら、一度、「それは自分のせいではないか」と頭を切り替えて考えてみる
・内に秘めた自信を自負心という。周りに自慢してはだめ。
Posted by ブクログ
導入部分はよかった。けどだんだん、小見出しと内容がずれてきたりしてごちゃごちゃになってしまったように感じました。でも、そんなに偉いと思われたいなら、背中に肩書きを書いた紙でも貼って歩いてろと思う、という言葉に好感が持てました。それから、ほのかに香るくらいのゴマならすってもいいというのに目から鱗。信念のためなら人間関係を壊すのも仕方ないと思い始めたわたしにはひびくものがありました。一流のものに触れて、人間性を深めていきたい。
Posted by ブクログ
タイトルのどおり、これから社会人としてやっていこう、という方向けに書かれた本。
仕事に対する考え方など書かれています。
自分の仕事に対する向き合い方を見つめなおしたい人にもいいかもしれません。
Posted by ブクログ
素直に。うそをつくな。人を思いやる。
とても基本的なことであるがそれが人生においてもビジネスにおいてもまず第一ということがベース。
伊藤忠社長まで登りつめるまでの経験やその中で得た考え方を本書で知れることは若者にとっての“一つ”の行動指針になると思う。
負けてたまるか!
というタイトルが今の自分の心境と被り購入。
内容もタイムリーだった。
Posted by ブクログ
冒頭から、アダム・スミスの『国富論』なんて出てくるから、こりゃタイトルのわりに小難しいかと思いきや。
第一章の国難に対する件は、他人事ではいられないな。
少子化も進むに進めば、えらい事になるわな。日本の全人口に占める若者の割合が数%になった時、下手したら40代がギャルなんて呼ばれ始めるかもしれん。
若者に対する一種、啓発本だが、そちらの件はよく見られる内容。
ただ、いち経営者としての在り方が後半に記されているが、こちらは中々参考になる。
実に素晴らしい方ですな。
上司の引出しに、そっと入れておきたい一冊。
Posted by ブクログ
伊藤忠商事の元社長、現・駐中国大使の丹羽宇一郎による若手社員への激励と仕事論。
エッセンスとしては、入社10年目まではつまらない雑用でも後々のためるになると思って頑張れ、1日30分本を読め、ウソやごまかしたりをするなというぐらいか。
凄い人が言っている言葉だから重みはあるが、700円出して買う程の内容は無い。ただ、仕事にやる気が出ない新人に読ませれば少しは効果があるかも。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
仕事は人生の喜びを深くする。
大きな仕事を成し遂げて、仲間と分かち合う喜びは、さらに深い。
ただし、その喜びは、努力を重ねた先でしか味わえない。
仕事の迷い、焦り、不満が消えていく、伊藤忠商事・丹羽宇一郎の「仕事哲学」。
[ 目次 ]
序章 若者よ、小さくまとまるな!(アダム・スミスの『国富論』が教える日本の危機;人口減少、高齢化という赤信号 ほか)
第1章 DNAのランプが点灯するまで努力せよ―人は仕事で磨かれる(今の若者は伝書バト?;最初の二年間は授業料を払え ほか)
第2章 本は仕事と人生を深くする― 人は読書で磨かれる(「空いた時間」などない;血肉となる本は人それぞれ ほか)
第3章 己を知り、他人を知り、人間社会を知る―人は人で磨かれる(私にとって忘れられない上司;「一切の隠しごとはするな」―人生最大のピンチを救ってくれた言葉 ほか)
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