あらすじ
伊藤忠商事会長、そして民間人初の中国大使を務めた名経営者が85歳の老境に入ったからこそ感じる、日々の味わい方と愉しみ方とは
本書のおもな内容
1章 老いの変化を受け入れる
こんなに身近にあった「素晴らしい一日」の始め方
思わぬ病に襲われて学んだこと
健康は「まぁまぁ」と思えればベスト
2章 身体はマイナスになる、でも頭はプラスにできる!
脳を生き生きとさせる三つの習慣
読書で心のシワを増やすには
日記はよりよく生きるための道具
3章 最大の悩みーー定年退職後をどう生きるか
財産が少なくても気にしない
あえて人間関係を整理する必要もない
うまくいかない日は「バカ日記」を書こう
4章 私たちはどう働くのか
定年退職後はマインドリセットが必要
ギグ・ワーカーとしてのシニアの可能性
「オレが、オレが」はやめなさい
5章 人生の価値は最後に決まる
いまでも心に残る祖母の言葉
どんな人でも死ぬときは一人
「終活」はどこまで必要か
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
丹羽氏の本はどれも同じような内容だけどつい読んでしまい、毎度共感してしまう。財産がまったくないのは少々困るが、まずは健康、働くことは生きること、最後のときに心安らかにいられることが大事という話はよく判る。ただ一方、本当に貧しい人たちはそんな綺麗ごとどうでもよくて、眼の前の生活に精一杯で、それどころじゃないんだろうな、とも思った。
Posted by ブクログ
ビジネスの一線で生きて来た著者が85歳の老境に入り、これから老後を迎えるシニア世代に元気にかつ優しく語りかける。丹羽氏の柔軟さと庶民感覚が面白く、一気に読んでしまった。人に教えたくなる一冊。