【感想・ネタバレ】丹羽宇一郎 習近平の大問題―不毛な議論は終わった。のレビュー

あらすじ

本書は、中国をよく知る、元中国大使、国際ビジネスマンが
日本の未来のために書いた中国論です。

■習近平は権力欲の暴徒なのか?
■習近平は本気で覇権を求めているのか?
■中国共産党の一党独裁は続くのか?
■日中貿易は10年前と何が変わっているのか?
■米中貿易摩擦は今後どうなるのか?

2018年3月行われた中国の全国人民代表大会で、
2期10年までとしてきた国家主席の任期規定を撤廃する
憲法改正が可決されました。

日本の多くのメディアが報じるように、
習近平は終身主席として権力の暴徒となるのでしょうか?

反腐敗、経済格差など国内問題を抱える習近平政権は、
今後どのような道を進むのでしょうか?

また、一帯一路、米中貿易戦争の懸念、北朝鮮問題など、
対外的な中国の大問題の動向も注目されます。

これまで日本では、反中・嫌中の声が大きく、
いま中国で何が起こっているのか、
これから中国で何が起こるのか、
日本はどうすべきなのかについて、
まっとうな議論をしてこなかった感が強いです。

好き嫌いではすまされないほど、
世界経済の2軸になりつつある中国の存在は大きくなっています。

日本の未来を考えれば、
好き嫌いを言っていられる時は過ぎました。

不毛な対立を避け、新たな協調関係を築くために、
感情論抜きに中国の真実を知ることが大切です。

本書では、著者自身の考えだけでなく、
政治家、学者、ビジネスマンなど、
いまの中国を知る人たちにも話を聞いてまわり、
良い面も悪い面も含め、感情論抜きに中国の真実を追います。

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Posted by ブクログ

先富論とはいうが、豊かさは上から下へと順繰りにはならず、富む人はさらに富み、そうでない人との格差が広がり続けるだけ。
習近平に直接会わずに日本のメディアは報道している。
少数民族とは言うが、一番多いチワン族は1500万人以上。
中国はマズローの5段階の社会的欲求の段階。

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2019年07月07日

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