白川紺子のレビュー一覧

  • 下鴨アンティーク アリスと紫式部

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    着物にまつわる謎を解く物語は楽しかったのですが、青春が詰まっているような作品で、おじさんにはちょっと若さが眩しかったかな。

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    2018年06月01日
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ

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    1巻で、完全に惚れたのは由鷹と春野だけだったわけですが(あとおじいちゃんはズルイと思いました)、2巻では誓一というキャラも出てきて、うはうはでした。
    由鷹推しとしては、彼の内面が垣間見られる回転木馬とレモンパイが読めたのも、またそのお話がただのハートフルストーリーで終わらなかったのも嬉しい。

    女性キャラが…苦手です。鹿乃も若干苦手なのですが、今回一番辟易してしまったのは、真帆。
    あああ、妹と同じくらい小さくて、しっかりした性格なのにどこか抜けてて、服装にも無頓着だけど身なりを整えたら結構垢抜けるタイプで、由鷹にあてがうみたいに出てきたな〜なんて思ってしまい、そういう思考にも辟易しました。

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    2018年05月29日
  • 下鴨アンティーク 雪花の約束

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    内容(「BOOK」データベースより)
    京都、下鴨―。ある日、野々宮家を、見知らぬ男性が訪ねてきた。知人の女性を探しているという。聞けば、その女性の祖母が、鹿乃の祖母に着物を預けていたそうだ。鹿乃が蔵から取り出したその着物には、斜めに横切るように鮮やかな赤い糸が描かれていた。ところが、まばたきする間に、その糸は切れてしまい…?古い物に宿る想いをひもとく、温かな人情譚。

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    2018年05月20日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    内容(「BOOK」データベースより)
    蔵にある“いわくつき”の着物の管理を、亡き祖母から引き継いだ高校生の鹿乃。ある日、祖母が懇意にしていた骨董店の店主から、祖母が、祖父に宛てて書いたという恋文を渡されて…?一方、鹿乃の兄・良鷹は、野々宮家の別邸にこの時期だけ現れる、風鈴草の着物を着た女性について調べていたが…。京都、下鴨が舞台。古い物に宿る想いをひもとく、温かな人情譚。

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    2018年05月20日
  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部

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    シリーズ最終巻、面白かったです。
    鹿乃と慧ちゃんも幸せそうだし、良鷹も心配でしたが、幸という、新たな家族も加わりました。
    最終話の、幸の不思議な力で白露の思いも知れて良かったです。
    彼らのこれからも、とても幸せに続いていったらいいなと思いました。
    番外編も楽しみにしています。

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    2018年05月12日
  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部

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    終わってしまったー!
    まさかの良鷹の展開に驚き。
    真帆さんとはどうなったの??

    鹿乃も慧とらぶらぶな感じ良かった。

    スピンオフでも出て欲しいなぁ。

    期待。

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    2018年05月08日
  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部

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    シリーズ7

    蔵の着物もいよいよ最後の1枚までになった。
    そして、その最後が終わると、鹿乃に良鷹の同級生から着物が届いた
    今までは祖母が収めた着物を整理していたがこの1枚から鹿乃の収めた着物のストーリーが始まる。そして、その着物の縁から幸を預かることになる。

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    2018年05月04日
  • 下鴨アンティーク 雪花の約束

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    ネタバレ

    おおお!
    なんという所で終わるのか!鬼切り!

    オレンジさんだから、結末はなんとなくわかるけど、しかし、悶々と悩んでる慧くんが、どうやって覚悟を決めるのかはすごく気になる。


    自覚なく虜にしている鹿乃ちゃんは慧に対して一途だけど、幼い頃からずっと一緒の慧に対して、どう距離を縮めたらいいかわからず、そこに春野君に免疫ないのに真っ直ぐなアプローチを受けてドギマギ。
    →お茶会にお菓子を焼いちゃったり、帰ったら悪いかなとか考えて戸惑う鹿乃にキュン。

    鹿乃ちゃんを女性として見ることに罪悪感を持っちゃう慧の気持ちもちょっとわかる。。
    慧は育ちもあって理性とか常識観念が強そうだもの。
    でも父性だけで春

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    2018年05月13日
  • 契約結婚はじめました。 ~椿屋敷の偽夫婦~

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    椿屋敷の家が主体で話す物語

    そこに住む柊一27歳と訳アリの妻香澄19歳のはなし
    隣のアパートの大家すみれさん柊一の叔父にあたる
    すみれ荘にすむ


    柊一の6歳年下の弟 檀

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    2018年04月02日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    ネタバレ

    金魚の着物
    人の気持ちは変わる

    おばあちゃんからおじいちゃんへの恋文はほっこりした。嫉妬罪深い。けど愛感じる。

    従兄弟同士で恋人を争ってた話。戦争とかで2人とも帰ってこないという可哀想な話だったけれど。着物では2人仲良く。

    鹿乃の兄、良鷹がメインの話。これはもう真帆さん良鷹が好きなのでは…?
    風鈴草の着物を着た女性の悲しい過去に泣けた。

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    2018年03月24日
  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

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    シリーズ4
    桔梗柄の着物のはなし
    春野に鹿乃の好きな人は誰ですか?と聞かれる慧

    雷の帯のはなし
    鹿乃の母と父の馴れ初めのはなし

    菊の着物のはなし
    慧の父と母のはなし
    最後に春野が鹿乃に告白キュンキュンする

    兎柄のクシ
    芙二子の母汐子と父信篤の出会いのはなし
    この話もキュンキュンした

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    2018年03月19日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    シリーズ3

    金魚の着物
    鹿乃の友達梨々子の祖父満寿(喫茶店経営)が昔同棲していた彼女の置いていった金魚の着物のはなし

    祖母の恋文 帯
    北窓堂さんが持ってきた祖母が祖父に宛てた恋文それはに関する帯のはなし

    桜と紅葉の着物
    夏休み訪ねてきた春野に祖母の昔の写真を貰う、そこに祖母と写っていた女性の着物が蔵にあったことを思い出す。

    良鷹と別荘での話
    夏にいつも別荘で過ごす良鷹、そこにおつかいにきた真帆が見たのは綺麗な女の人
    しかし、その女の人は幽霊で、良鷹は毎年彼女に会うためにこの別荘にきていた、
    そして、彼女の謎が明らかになるはなし

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    2018年03月17日
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ

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    シリーズ2

    秘密の花園
    外国の少女プリシラが取りに来た着物
    そこに昆虫学者黒塚が絡む

    杜若
    春の終わりの衣替えの時に蔵から着物をひとつ選んで出してみようと思った鹿乃、目録から珍しい男児の着物を選ぶ
    そこにひょっこりあらわれた慧の後輩の加茂さん

    亡き王女のためのパヴァーヌ
    高校の同級生とプリシラ4人で鹿乃宅でお茶会をした際さいに出た奈緒の言葉で、その夜蔵から音符の付いた帯を出してみる

    回転木馬とレモンパイ
    兄良鷹が古美術商として訪れた家で託された回転木馬
    この話だけは着物ではなく回転木馬のオルゴールの音色を探す良鷹と古美術店の弥生の娘真帆のはなし

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    2018年03月14日
  • 下鴨アンティーク アリスと紫式部

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    主人公の野々宮鹿乃は着物が好きな高校三年生
    兄は古美術商で良鷹
    兄の友人の大学で准教授をしている慧(下宿人)と3人で暮らしている

    旧家の家柄で蔵に昨年亡くなった祖母の着物があるということで探すことになる
    が、他にも人からもらった着物があり、その着物が泣き出しり、柄がかわったり、奇妙なことが起こりそれを解決するはなし

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    2018年03月13日
  • 下鴨アンティーク 暁の恋

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    不思議な着物のシリーズ第6弾。
    恋愛に絡んだ着物の謎を解きながら、鹿乃や彗や良鷹も前を向いて進んで行く。
    短編連作。
    ラストの話はちょっと怖い。
    着物の柄から和歌、民俗学が絡み、古典にも詳しくなれそう。
    今作は和泉式部や古事記、日本書紀の話が出てくる。
    京都市内を舞台にしているので、実際に存在する寺や地域が出て来て、その寺は何で有名なのかとかも知ることができる。
    京都や着物、古典など、和風が好きな人にオススメ。

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    2018年02月01日
  • 下鴨アンティーク 暁の恋

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    ネタバレ

    この恋の行方は、想いの行きつく先は。

    ひとつ前で告白して終わった鹿乃ですが、慧の返事はNOという。読者はその理由も知ってますけど、まあ、なんというか。慧の気持ちはわからないでもない。でもなあ、と思う。いや、それが少女漫画的な演出効果でもあります、となんだか結末を知っているつもりになって読んでいく。結局、慧と鹿乃は落ち着くところに落ち着いて、さあ、めでたしめでたし、だろうか。まだ続くみたいだけど。できれば、春野主人公で番外編など読んでみたいな。

    「椿心中」義兄との恋に破れて心中した姉。妹は何を思ったか。そしてまた、義理の兄妹の恋。妹のように大事に思っている、という慧のことば。衣通姫伝説か、椿

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    2017年12月31日
  • 下鴨アンティーク 雪花の約束

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    ネタバレ

    想いを告げるということは、単純にはいかないことで。

    とうとう鹿乃が想いを告げる。けれど、両片想いなのを知っている読者の願いとは裏腹に、なかなかすんなりハッピーエンドとは行かなくて。このもだえ感がやはりコバルト、とか思ってしまうけれども。

    「星の糸」謎をきっかけに、変わり始めた自分たちの関係を見つめる鹿乃と慧。周囲はこんなにも応援モードなのにな。

    「赤ずきんをさがして」母と子、父と子、それぞれの複雑な関係。タイトルは赤ずきんだけど、最後のリンゴのお菓子で誘う春野は、魔女か狼か、というところ。

    「雪花の約束」春野が動いて、慧が動く。鹿乃が新たに取り組む謎は、父親の同僚と関わりがあった。鹿乃

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    2017年12月31日
  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

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    ネタバレ

    過去を解き放ち、今に繋いで。

    両親の過去、慧の父親など、核心に迫ってくる。この何ともいえない鹿乃と慧のやり取りが実にコバルトの系統だなと。あと、今更ですがこのシリーズは着物とその小物もおしゃれだけど、食べものも美味しそう。

    「星の花をあなたに」鹿乃が謎を解こうとする横で、慧と春野の攻防。叶わなかった想いも、知らなかった方が幸せだったと言わないで。

    「稲妻と金平糖」母・千鶴と父・慶介の話を、喫茶店のマスター・満寿から聴く鹿乃。記憶にない両親のこと、記憶のある良鷹への遠慮。覚えていなくても、覚えていることもある。千鶴と慶介のデコボコ感もかわいい。

    「神無月のマイ・フェア・レディ」文化祭の様

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    2017年12月31日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    ネタバレ

    秘められた想いを解き放て。

    京都が舞台の着物(とアンティーク色々)のファンタジー。様々な恋愛が描かれている。

    「金魚が空を飛ぶ頃に」鹿乃の友人・梨々子の祖父は、商店街の喫茶店<オー・ルヴォアール>のマスター・満寿。今回は彼に関わる着物の話。そして梨々子の話も。関西で金魚といえば大和郡山ですよね。

    「祖母の恋文」鹿乃の祖母・芙二子が健次郎に宛てた恋文について、そのきっかけとなった帯はどのように解決するのか。芙二子と健次郎のやり取りも楽しい。そして、ちょっとやきもちを妬く慧。

    「山滴る」謎の大学生・春野が持ち込んだ謎が、思いもよらぬ出会いを呼ぶ。田村先生の正体は、まだここではにおわせるだけ

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    2017年12月31日
  • 契約結婚はじめました。2 ~椿屋敷の偽夫婦~

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    シリーズ2巻も面白かったです。
    偽装結婚の柊一さんと香澄さんですが、端から見たら両思い確実なのに、ふたりとも自覚はしていないようでじれったいです。でも、ゆっくり進むふたりの関係を穏やかに見守りたいと思います。
    なんだかんだで、周りから大事にされているふたりだと、安心します。
    今回は絢さんの正体?がわかったりしました。
    家の語りで進むお話もほっとしますね。
    続きも楽しみです。

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    2017年12月28日