ヘルマン・ヘッセのレビュー一覧

  • 車輪の下で

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    そうなのよ
    なんで『車輪の下で』ってタイトルにしたの?って気になるよね

    はい、ヘルマン・ヘッセの代表作『車輪の下で』です
    みなさんご存知の通り、これまでの翻訳本のタイトルは圧倒的に『車輪の下』なのよ
    なんで「で」をくっつけたのか?って気になるよね

    ならいない?いや、わいはなるの!

    でね、そもそも『車輪の下』ってなんなのよ?って話ですよ

    「車輪」って言われるとさ、なんかものすごいでかいのが思い浮かぶのはわいだけ?馬車に付いてるやつ
    馬車にひかれてんのよ
    しかも「下」にいるってことはひかれた状態キープですからね
    腹の上に馬車乗った状態で小一時間です
    でもって馬車にひかれたってことはその前に

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    2025年04月19日
  • デミアン

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    時代背景や国は違うものの、青少年が自己について葛藤する姿には、エネルギーや焦燥感のようなものが混じった何とも言えない気分にさせられる。

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    2025年04月08日
  • 車輪の下

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    中盤までは優秀な人間が落ちぶれて行くまでの話かと思って読んでいたけど、これは少年の危うさ(特に知能が高くて繊細な)と大人の罪がテーマだったんだろうな。ラストはちょっと意表をつかれた。

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    2025年04月01日
  • デミアン

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    宗教的、哲学的でだいぶ難しかった。でも所謂哲学書を読むよりは、小説なのでトライしやすいかもしれない。私は主人公みたいに色々深く考えるタイプではないんだなと思った笑

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    2025年02月21日
  • 車輪の下で

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    ネタバレ

    タイトルから内容が想像できない本だったが、
    読み進めてみるのと読後の解説と合わせて意味を考えてみると
    神学校という神(天)に近しい存在へ向かう場所から様々なズレによりエスケープせざるを得なくなり、
    最後は死という車輪の下敷きにたどり着いてしまった、という解釈なのかな

    ちょっとしたイベントの積み重ねで人生は動いていくという事は、自分の年齢になると身に沁みて感じる

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    2024年12月17日
  • デミアン

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    難しい作品だった。
    もう少し私の内側が成熟した時に読んだら、
    また見方が変わるかもしれないな、とおもった作品

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    2024年11月06日
  • 車輪の下

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    あとがきの″主人公が、決して非凡な英雄ではなく、単にやや秀才肌の、かよわい少年″と言い切る文句がさらに悲壮感を際立たせてくれた

    何をするにしてもやはりガッツは必要…

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    2024年10月02日
  • 車輪の下

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    心がぐにゃあって、なんか重くて、真っ暗い何かに包み込まれてるような気がして、暗くて深いどこかに滑落してるような気がして、

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    2024年09月30日
  • デミアン

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    ネタバレ

    感想と言われると難しい、宗教というか、信仰というか自分の信じるものに傾倒する主人公の心情をつぶさに描いている。

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    2024年09月03日
  • 車輪の下

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    平凡な家に生まれた秀才のハンス。学ぶことが好きであったハンスは、周囲の期待を受け、言われるがままに神学校への進学に挑戦する。以降、自然の中で魚釣りをすることが好きな少年は勉強中心の生活に。その後、苦労の甲斐あり神学校に入学するも、閉鎖された環境のなかハンスは更に不安定になっていく。

    勉強のプレッシャーを描いた作品として有名。読んでみて、学校時代やそれ以降の生活のほうがメインであったことを知った。挫折を味わった若者の苦悩が丁寧に描かれている。

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    2024年08月31日
  • 車輪の下

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     繊細な少年の幼少から青春を描いたヘルマン・ヘッセの代表作です。

     傷付きやすく、繊細で、多感な少年時代。心理描写や自然描写の詩的な美しさに、豊かな感性を持った少年の心の内を思わされます。親や周囲からの期待に応えようと自分を追い込み、努力をし、必死で掴んだ神学校への切符も、学友との関係の中で色々なことが変化していく。どうにもならない車輪の下で必死にもがく姿に、なんとも苦しい心地になります。
     決して、読後が爽やかな話ではありません。
     でも、読めてよかったと思う一冊です。
     じわじわと身体の中に落ちてくるような、やりきれなさと日々の中にある輝きを見る物語でした。

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    2024年07月28日
  • シッダールタ

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    シッダールタが悟りを開くまでのお話。
    やはり人間だから彼にも一般人と同じように、様々な欲があり、それらが手に入る身分にある。だけれども、そこに留まらず、自分の道を拓いていく。
    彼の師がなんとも素晴らしい人格者である。
    目指す道が違うからと、一度は別れた友と再会するシーンが良かった。
    仏教を開祖したお釈迦様の話かと思ったら別人の話だった。

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    2024年07月13日
  • クヌルプ

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    気ままに生きる人間でちょっと理解しがたい所もあった。
    周りを見下している節もあったが、最後に自分の生き方を肯定してもらって死んでいく。普通の生き方を嫌がってたが、それでも迷いはあったのだろう。
    やっぱり理解が難しい人間だった…。感想が難しい。何を読んだかよく分からなかった。

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    2024年05月08日
  • 青春は美わし

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    青春は美わし の方はあまり刺さらず。
    街に帰ってきて出ていくまでを描いた作品だけどあまり目立った事は起こらなかったように思う。

    ラテン語学校生はとても良かった!テンポもよく、流れもスッキリしていて読みやすい。
    他のヘッセ作品と似たような境遇の主人公だが、珍しく主人公が思いを寄せる女性からの視点からも描かれていた。彼女が主人公を裏切って(あまり裏切りという感じはしなかったが結果的に)しまった際に彼女からの謝罪があったのが印象的。クヌルプではこのフォローがなかったから彼は放浪の旅に出ることになってしまったわけだし。

    主人公が成長していく過程とその成長した結果がとても好きな作品です。
    生き物を飼

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    2024年05月10日
  • 春の嵐

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    人間の無力さ、強さ。人生における孤独。青年時代と老年時代。テーマは刺さったが物語としては退屈だった。
    青年時代は利己主義、老年時代とは他人のための生活・・これには思うところがあり納得。
    そこまで大人な人間がどれだけいるのだろう。現代は、まさに利己主義が拡大している。いわば子供のままの大人が沢山いる状態だなと思う。

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    2023年10月20日
  • 郷愁

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    大阪の古本屋で出会った本。

    雲を眺めるのが何よりも好きだった。
    田舎から都会に出て多くのことを経験し、
    きっとこう言った出会いや葛藤が個人としての等身大の経験な気がして、親近感が湧く。
    田舎の世間の狭さや、都会の寂しさ。
    人生そのものがネタとなる詩人という職業は永遠の憧れ。

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    2023年06月02日
  • 超訳 ヘッセの言葉

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    装飾というか、色綺麗!

    と思って手に取って、ヘッセってあれやん。

    ヘルマン・ヘッセやん。

    あれや、車輪の下や。

    という軽い知識しかないけれど、綺麗なので買ってみた。

    なかなかに、良い言葉が載っていてお気に入り。

    悩んでいるね。悲しいことが多いね。 胸が痛いこともしばしばだね。
    でも、喜びなさい。でも喜びは、誰かが突然どこからか嬉しいことを持ってくるときに湧いてくるものじゃないよ。
    喜びは、今の自分を否定せず、今の自分をそのまま素直に認めることから生まれてくるのだよ。だから、悩んでいても、悲しんでいても、そのことに自分が同意すれば自然に湧いてくるものなのだよ。

    なんか、優しい言葉で

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    2022年12月26日
  • クヌルプ

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    「早春」「クヌルプの思い出」「最期」の3編から成る。

     年上の初恋の娘に裏切られた時から、クヌルプの漂泊の人生が始まる。旅人となり放浪する彼は、自然と人生の美しさを見いだす生活の芸術家となり、行く先々で人々の生活に灯りをともす。肺を病んで雪の中で倒れ、人生を後悔する彼に、神は彼らしく生きたと語りかける。

    「早春」「クヌルプの思い出」と読み進めていて、この話の何が名作なんだろうかと、正直疑問に思った。クヌルプは、私には、わがままで厚かましく、自己中心的が過ぎるような気がした。誰もが彼を好いて、きれいな子供が屈託なく生き進んでいるかのように評し、放浪している彼に喜んで手を差し伸べている。それが

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    2022年09月30日
  • 車輪の下で

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    おとなは、子どもに過度の期待をすることでつぶしてしまうこともある。
    教育とはかならずしも人間を幸せにはしない、という感じの小説。
    名作と呼ばれるだけあって、説得力がある。

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    2022年08月30日
  • 車輪の下で

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    有名な本なので読んでみた

    事前に他の方のレビューを見ないで良かった
    (読んでいたら、多分最後までたどり着けなかった)

    秀才タイプならではの悩み?
    教える側(教育体制)への問題提起でしょうか

    文章としては主人公の悩みをひたすら追いかけていくので
    読んでる方がノイローゼになりそう
    ただドイツ?の地方風景の描写が素晴らしいので、
    なにげない釣りや収穫したリンゴをジュースにするシーンは目に浮かぶよう

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    2022年07月13日