ヘルマン・ヘッセのレビュー一覧

  • 荒野のおおかみ

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    何回か読み返して、ほかの方の解釈も見てやっと理解が追いつける作品。
    主人公のイニシャルや、ヘルミーネの名前から、この作品は作者自身の体験をモデルにしたものだと思われる。主人公が、市井で暮らす「人間」と周りの文明に馴染めない「おおかみ」としての二面性をもちながら生活する、どこか息苦しさを感じる部分に共感できた。

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    2025年05月29日
  • 車輪の下

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    中学生のころに読んだはずであるが、いまいち内容を覚えておらずあらためて読むことにした。

    著者のヘルマン・ヘッセは1946年のノーベル文学賞受賞者で、車輪の下は1905年の発表作品だ。

    ヘッセの自伝的な作品とされるが、内容は結構ぐさりとくるものであった。

    神学校入学からのその後の寮生活は暗澹たるシーンが続き、生々しい心理描写が綴られていいく。

    自分は一気に読めず、数日に分けてこのあたりを読み進めた。

    主人公の少年の置かれた環境は、逃げ場がなく、空気があるのに窒息してしまうようなものであったと思う。

    そして、周囲の大人たちこそが、この作品のもう一つのキーになってくる。

    架空の主人公な

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    2025年05月24日
  • 車輪の下で

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    ネタバレ

    高校の時に、「俺本読むわ、でも何から始めていいかわからんし」って言った時に母が買ってきてくれた本がこれ。積み本にしてそのまま捨てて、買ってくれた母は今は亡き。
    思い出して大いに猛省し、再度読む機会を得た。
    これはヘルマンヘッセの自伝でもあるという事だったけど、ええ!?主人公最後....オイ
    これは今でいう鬱になっちゃった時期があったんだろうか、神学校から戻ってきてからの話がぶっとぎ過ぎて学生時代こんなむつかしい本理解できんやろうって思いながらも、でもやっぱりこれは学生時代に読んでおきたかったなぁとつくづく思った。
    タイトルの車輪の下って意味が文中に登場し、ああ、そういうことなんだぁって納得した

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    2025年05月15日
  • クヌルプ

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    主人公のクヌルプは、とても魅力的な青年に感じました。

    作中に出てくる登場人物たちも、彼を慕っていて、彼が来ると食事やお酒を与え、寝床まで提供します。

    しかし、彼はどこにも定住しません。人生に悩んでいるのです。

    なぜ、彼にこんなに魅力を感じるのかは、理屈ではなかなか説明できませんが、最後の神様との対話で、その理由が少しわかった気がします。

    それは彼が自分の生き様に対して、本気で悩む人だったからです。

    最初の頃は、どちらかというと、物事を斜めから見るような印象が強いクヌルプですが、それは彼なりの物事に対する「真摯な態度」の表れだったのかもしれません。

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    2025年05月11日
  • シッダールタ

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    ネタバレ

    前提として、この本の主人公「シッダールタ」は、仏陀とは違う。
    主人公が、親友やのちに恋人となる女性、その女性との間に生まれた子、船の渡し守たちとの出会いを通して、悟りに到達する話。
    時間をかけて、集中して読みたいと思いました。

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    2025年04月27日
  • 車輪の下で

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    そうなのよ
    なんで『車輪の下で』ってタイトルにしたの?って気になるよね

    はい、ヘルマン・ヘッセの代表作『車輪の下で』です
    みなさんご存知の通り、これまでの翻訳本のタイトルは圧倒的に『車輪の下』なのよ
    なんで「で」をくっつけたのか?って気になるよね

    ならいない?いや、わいはなるの!

    でね、そもそも『車輪の下』ってなんなのよ?って話ですよ

    「車輪」って言われるとさ、なんかものすごいでかいのが思い浮かぶのはわいだけ?馬車に付いてるやつ
    馬車にひかれてんのよ
    しかも「下」にいるってことはひかれた状態キープですからね
    腹の上に馬車乗った状態で小一時間です
    でもって馬車にひかれたってことはその前に

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    2025年04月19日
  • デミアン

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    時代背景や国は違うものの、青少年が自己について葛藤する姿には、エネルギーや焦燥感のようなものが混じった何とも言えない気分にさせられる。

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    2025年04月08日
  • 車輪の下

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    中盤までは優秀な人間が落ちぶれて行くまでの話かと思って読んでいたけど、これは少年の危うさ(特に知能が高くて繊細な)と大人の罪がテーマだったんだろうな。ラストはちょっと意表をつかれた。

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    2025年04月01日
  • デミアン

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    宗教的、哲学的でだいぶ難しかった。でも所謂哲学書を読むよりは、小説なのでトライしやすいかもしれない。私は主人公みたいに色々深く考えるタイプではないんだなと思った笑

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    2025年02月21日
  • 車輪の下で

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    ネタバレ

    タイトルから内容が想像できない本だったが、
    読み進めてみるのと読後の解説と合わせて意味を考えてみると
    神学校という神(天)に近しい存在へ向かう場所から様々なズレによりエスケープせざるを得なくなり、
    最後は死という車輪の下敷きにたどり着いてしまった、という解釈なのかな

    ちょっとしたイベントの積み重ねで人生は動いていくという事は、自分の年齢になると身に沁みて感じる

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    2024年12月17日
  • デミアン

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    難しい作品だった。
    もう少し私の内側が成熟した時に読んだら、
    また見方が変わるかもしれないな、とおもった作品

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    2024年11月06日
  • 車輪の下

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    あとがきの″主人公が、決して非凡な英雄ではなく、単にやや秀才肌の、かよわい少年″と言い切る文句がさらに悲壮感を際立たせてくれた

    何をするにしてもやはりガッツは必要…

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    2024年10月02日
  • 車輪の下

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    心がぐにゃあって、なんか重くて、真っ暗い何かに包み込まれてるような気がして、暗くて深いどこかに滑落してるような気がして、

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    2024年09月30日
  • デミアン

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    ネタバレ

    感想と言われると難しい、宗教というか、信仰というか自分の信じるものに傾倒する主人公の心情をつぶさに描いている。

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    2024年09月03日
  • 車輪の下

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     繊細な少年の幼少から青春を描いたヘルマン・ヘッセの代表作です。

     傷付きやすく、繊細で、多感な少年時代。心理描写や自然描写の詩的な美しさに、豊かな感性を持った少年の心の内を思わされます。親や周囲からの期待に応えようと自分を追い込み、努力をし、必死で掴んだ神学校への切符も、学友との関係の中で色々なことが変化していく。どうにもならない車輪の下で必死にもがく姿に、なんとも苦しい心地になります。
     決して、読後が爽やかな話ではありません。
     でも、読めてよかったと思う一冊です。
     じわじわと身体の中に落ちてくるような、やりきれなさと日々の中にある輝きを見る物語でした。

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    2024年07月28日
  • シッダールタ

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    シッダールタが悟りを開くまでのお話。
    やはり人間だから彼にも一般人と同じように、様々な欲があり、それらが手に入る身分にある。だけれども、そこに留まらず、自分の道を拓いていく。
    彼の師がなんとも素晴らしい人格者である。
    目指す道が違うからと、一度は別れた友と再会するシーンが良かった。
    仏教を開祖したお釈迦様の話かと思ったら別人の話だった。

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    2024年07月13日
  • クヌルプ

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    気ままに生きる人間でちょっと理解しがたい所もあった。
    周りを見下している節もあったが、最後に自分の生き方を肯定してもらって死んでいく。普通の生き方を嫌がってたが、それでも迷いはあったのだろう。
    やっぱり理解が難しい人間だった…。感想が難しい。何を読んだかよく分からなかった。

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    2024年05月08日
  • 青春は美わし

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    青春は美わし の方はあまり刺さらず。
    街に帰ってきて出ていくまでを描いた作品だけどあまり目立った事は起こらなかったように思う。

    ラテン語学校生はとても良かった!テンポもよく、流れもスッキリしていて読みやすい。
    他のヘッセ作品と似たような境遇の主人公だが、珍しく主人公が思いを寄せる女性からの視点からも描かれていた。彼女が主人公を裏切って(あまり裏切りという感じはしなかったが結果的に)しまった際に彼女からの謝罪があったのが印象的。クヌルプではこのフォローがなかったから彼は放浪の旅に出ることになってしまったわけだし。

    主人公が成長していく過程とその成長した結果がとても好きな作品です。
    生き物を飼

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    2024年05月10日
  • 春の嵐

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    人間の無力さ、強さ。人生における孤独。青年時代と老年時代。テーマは刺さったが物語としては退屈だった。
    青年時代は利己主義、老年時代とは他人のための生活・・これには思うところがあり納得。
    そこまで大人な人間がどれだけいるのだろう。現代は、まさに利己主義が拡大している。いわば子供のままの大人が沢山いる状態だなと思う。

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    2023年10月20日
  • 郷愁

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    大阪の古本屋で出会った本。

    雲を眺めるのが何よりも好きだった。
    田舎から都会に出て多くのことを経験し、
    きっとこう言った出会いや葛藤が個人としての等身大の経験な気がして、親近感が湧く。
    田舎の世間の狭さや、都会の寂しさ。
    人生そのものがネタとなる詩人という職業は永遠の憧れ。

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    2023年06月02日