諸星大二郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「死」を学際的に検討する過程で、よりよい「生」とは何かについて考えされさせられた。死とは生物学的な個体の絶命という意味を超えた観念であると感じた。死者を弔うのは他者であるが、その死者の存命中はもちろん、死後に至っても相互作用の中で誰かの自己と社会が形成されていく。そのような「分人」的観点で捉えると、「死」は自己完結するものではない。また、「弔う」ことの本質は儀式という表層的なものではなく、生成変化を伴う生者と死者の社会的な共生だと思った。
一方で、テクノロジーによって新たに生じる死者の権利、死後労働の観点は非常に悩ましい。生命はその有限性によってこそ輝くが、死後も残り続ける SNS 上の情報や -
Posted by ブクログ
既読の諸星大二郎劇場で、現状一番好きなシリーズ。
舞台設定がいいし、主人公の二人の関係性もいい。二人に巻き起こる事件も、おどろおどろしかったり、失笑苦笑ものだったり、とジャンルが多様で毎回楽しい。
あと、ミセス・アーバンが好き。
ああいう不可抗力的に依頼となる事件を起こしてくれる存在って、憎めなくて好きです。「まったく、あの叔母さまには困ったものね」というやれやれ感がいいですねぇ。
「眼球泥棒」「首を探す幽霊」「紅玉の首飾りの女」のホラーが好みでした。
気持ち悪さと恐怖が絶妙。読み進みたくなる魅力の方が気持ち悪さや恐怖に勝つのだけど、主張はしっかりされているのが、いいです。
「椅子になった -
購入済み
前情報なしで読んだが面白い!
伊藤潤二先生が好きで関連としてこの本が出てきたので別のサイトで一話無料で読みました。
ホラーだと思っていたら以外と日常系でびっくりしました。キャラクターが淡々としていてなんだか引き込まれてしまって結果本を購入!
一話完結だから読みやすいしどの話も面白かったです。
作者さんが有名なのは知ってましたがこうゆう作風だったんですね
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購入済み
鬼の司書くんがかわいい!
諸星ファン、かつ活字中毒者にとっては、実に楽しいシリーズ。家の整理方々生首事件から読み返して、最終巻を買いそびれたままだったのに気付き、電子本で購入。すっとぼけたキャラたちの面白さと奇妙奇天烈な本が次々登場する楽しさは相変わらず、初お目見えの鬼の司書君もかわいかったです。もっともっと続きが読みたい…。