あらすじ
【ページ数が多いビッグボリューム版!】紀元前495年、赤気と共に生まれた二人の子供――赤とアスラ。中国とインドにそれぞれ生まれながらも、やがて運命のもとに出会い、仏陀の導きにより一人の人間として生まれ変わる…。彼こそが孔子の待ちわびた天子だった!
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Posted by ブクログ
『論語』はわからないのだが、陶淵明がレトリックで
「旅人で渡し場を問うものがいない」
といふの(孔子)を使ってゐたなぁとか、さう言へばティラノサウルスの田舎は支那なんだよなぁとか、どっかで山岸凉子先生がこの作品の個人的に好きなシーンを褒めてゐて感動しました、とか、いろいろで何回も読む。
Posted by ブクログ
暗黒神話よりこっちの方が楽しめました。絵柄に慣れたせいかも。
孔子や仏陀の生きた時代に科学的要素(地磁気とか機械語とか)が出てくるところは興奮します。
"それは永遠であるがゆえに対立者-すなわち永遠でないものを欲した"
Posted by ブクログ
多分、これが1番最初に読んだ諸星大二郎です。
しかし、よく考えると、なんであの時、この本を読もうと思ったのか……。だって、絵柄だって、全然好みじゃないというか、怪しいし。
でも、これでちょっと諸星大二郎の世界にふれて、「妖怪ハンター」シリーズにいったわけです。
この人の知識の広げ方は、すごくさりげないですねぇ。そこが、すごいと思います。
Posted by ブクログ
白川静の孔子研究をもとに、呪術師にして革命家、孔子を一応描く。
ただ老子は出る、釈迦もでる、白亜紀と物理的につながっていたという言い訳で「実際に恐竜を飼う一族だった」と言う御竜氏も出る、五行思想のパロディで書かれた東アジアが出る、挙句の果ては「199X年にあった宇宙ステーション」が恐るべき思想を吐き出す、という壮大な本。
Posted by ブクログ
何故か読みそびれていたことに気づいて購入。
大いなる智を求める孔子の思惑と、
思惑どおりにならない宇宙の意思。
『暗黒神話』とリンクするので、併読が吉。
但し、読むと強烈な眩暈に襲われます。
Posted by ブクログ
俳句の先輩お勧めの古代伝奇モノ。昔の絵に馴染むのに時間がかかったけどストーリーは薀蓄満載で楽しかった。
トウテツって中国の妖怪だったんだー、とか。