諸星大二郎のレビュー一覧

  • 妖怪ハンター 1 地の巻

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    何度目かの読み直しにつき記事編集。
    妖怪ハンターこと、考古学者・稗田礼二郎シリーズを纏めた文庫
    ――といっても、まだ完結したわけではなさそうだけど。
    単行本『海竜祭の夜』と『天孫降臨』を、
    引っ越しの際、誤って処分してしまい、後から購入した全3巻のパート1。
    ちなみに、読むべき順序は《地の巻》→《天の巻》→《水の巻》。
    で、この《地の巻》ですが。
    『海竜祭の夜』の一部を削って「蟻地獄」という新しめのエピソードと、
    凄く古い「死人(しびと)帰り」及び、これに対応する「プロローグ」を掲載して
    地(地中,地底)のイメージで纏めた一冊。
    執筆時期に隔たりがあるので絵柄がバラついているのがご愛嬌。
    人類

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    2013年09月19日
  • 私家版魚類図譜

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    『私家版鳥類図譜』と対を成す一冊。
    「魚」を巡る夢想の数々。
    「深海人魚姫」の後日談「深海に還る」が泣かせるぅぅ( ´ Д⊂

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    2013年09月19日
  • 西遊妖猿伝 大唐篇(1)

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    諸星作品群で、最初に出会った作品。

    大学の寮の勉強室に先輩の遺産としておいてあった。

    当時は途中で終わっていたような。。でも強烈な印象が残りました。

    あれから20年近く。

    再び読んでも、まったく色あせない作品です。

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    2011年05月10日
  • 私家版魚類図譜

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    ネタバレ

    諸星さんの円熟を感じさせるレベルの高い短編集。「深海人魚姫」「深海に還る」は、「ユニコーン狩り」以来の上質のメルヘン。捜神記のたった三行の人魚の話をみごとに膨らませた「鮫人」もいい。イポーくんのシリーズも次回作を期待したい。

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    2011年05月01日
  • 西遊妖猿伝 西域篇(1)

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    諸星大二郎先生は、やっぱり面白い。
    諸星先生の本はいろいろあっても、コレと妖怪ハンターはたまらなくワクワクする本です。

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    2011年02月07日
  • 栞と紙魚子の生首事件

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    怪異や物の怪が平然と跋扈する胃の頭町、そしてそれを平然と受け入れる女子高生二人組の物語。起こっていること自体はとてつもないホラーで主人公たちもいつ死んでもおかしくない(主人公に関係ない人はガンガン死んでる)のにも関わらず、ほのぼのしている。この雰囲気は諸星大二郎にしか出せないのではないか。

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    2011年02月02日
  • 闇の鶯

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    山姥ってその時代の人が違和感なく
    普通の人と安心して泊まるんだから、
    現代だとパソコンやワープロなど機器を使える人なんだなあ。
    現代に生きるいろいろな神話。

    海からやってくる「もっこ」も面白かったです。

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    2011年01月04日
  • 未来歳時記 バイオの黙示録

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    バイオ戦争後、遺伝子が狂い始めた。
    動物と野菜の掛け合わせ、人間と野菜、人間と動物・・・
    そして人間の支配から機械が逸脱しはじめる。

    諸星大二郎らしい作品で、とてもよかったです。

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    2010年11月24日
  • 妖怪ハンター 1 地の巻

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    だいすきすぎる1冊。

    諸星大二郎の作品には、不思議な魅力があります。
    それは水木しげる、手塚治とはまた違った魅力。
    民俗学、歴史学の影の部分。
    穴があったら覗いてみたくなる。
    きっとそれが、諸星大二郎の才能なんだろうな。

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    2010年09月22日
  • 妖怪ハンター 1 地の巻

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    「生命の木」と「闇の客人」がスバラシイ

    いやぁ、どうやってこんな話を思いつくのか…
    諸星大二郎は天才だと思う。
    古本屋で百円で手に入れたのが申し訳ない…

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    2010年08月28日
  • 西遊妖猿伝 西域篇(2)

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    周囲の登場人物の人種が少しずつ変化してきて、そーゆうところがまた妙にリアル。起こってる事件は相変わらずなんだけど。
    不思議な世界観が続いてるあの感じがたまらなく好き。
    物語の進みはおそいけど、これに関してはこのペースでいいと思うし。

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    2010年07月30日
  • 西遊妖猿伝 西域篇(2)

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    ソグド人の領域に入って世界の奇妙さが増し、飄々としたテイストも増した。全く絵空事の世界だが、同時に歴史文化について相当リサーチしているようにも思う。相変わらず底知れない作者先生だ。

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    2014年03月22日
  • スノウホワイト

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    3回殺されても3回ともよみがえる、
    しかも死体が朽ち果てないでいつまでも
    生きているときのような血のような赤い唇と
    赤い頬をした白雪姫の正体は・・・。

    どの話もとても面白かったです。

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    2010年03月29日
  • 未来歳時記 バイオの黙示録

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    バイオテロのせいで人間と動植物の遺伝子が交じり合ってしまった未来っていう設定にすでに脱帽。
    短編集に見せかけて、最後は一気に1つの話にまとまっていくのもびびった。
    人間鳥と人間植物が色っぽい。

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    2010年03月10日
  • 私家版魚類図譜

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    鳥類のほうを先に読みました。
    鳥のほうが好きだとは思うものの、やはり諸星大二郎の絵で描かれる生き物の生々しさに惹かれる。

    深海にすむ人魚の話、魚になっちゃう男の話が好き。

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    2010年01月16日
  • 私家版鳥類図譜

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    鳥に関する不気味な漫画集。
    出てくる鳥がやたらと怖いんだよー。諸星大二郎の漫画は中毒性が高い気がします。

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    2010年01月16日
  • グリムのような物語 トゥルーデおばさん

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    気持ちの悪い輪郭線で描かれた悪夢の童話。
    諸星大二郎の手にかかると、グリム童話もこんなに悪意的なものになるのか。

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    2009年12月13日
  • 西遊妖猿伝 西域篇(1)

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    日本のまんがはおもしろい。
    どうしてこんな作品が出てくるのだろう。
    中国の戦国時代の雰囲気と日本の戦国時代の匂いがバランス良く配合されている。
    このような作品が復活してくる日本も悪くない。

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    2009年10月04日
  • 西遊妖猿伝 西域篇(1)

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    いよいよ最後の一人が登場。語りも初期の活劇調に復帰して、いよいよ快調淀みなし。はてさて三蔵一行の運命や如何に。

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    2009年10月04日
  • 西遊妖猿伝 西域篇(1)

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    10数年?待ちに待った続きがついに読める!が、すでに前の話を忘れてる。坊さんが砂漠に踏み込むとこだっけか。
    これを機に大唐編も新版で揃えようかしら。
    追記:一気に読んで興奮してしまった。これは素晴らしいすべり出しである。沙悟浄の誕生に感動。

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    2009年10月07日