あらすじ
【ページ数が多いビッグボリューム版!】ひさかたの天より降りきたるは、幸神か? 邪神か!? 甦る超古代の神々。日本神話に隠された不死の秘法。禁じられた童歌。暗黒の祭祀。碩学・稗田礼二郎、生命の木の謎を追う!! 伝奇コミック浪漫「妖怪ハンター」第二弾!! 天空より、古の忌まわしき神々…降臨!!
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樹木崇拝をモチーフにした伝奇というのは、個人的には目新しい。
1990年代後半頃か、菊理姫があちこちで創作に登場していたことを思い出す。
『天孫降臨』
この作品に、本シリーズにおいてかつてないサイキックバトル、超伝奇バトルが描かれている。なにか思うところがあったのだろうか。
コマにさりげないアクション描写が配されているのは、宮崎駿の漫画を思い出させる。今の漫画作法なら、そのアクションのためにコマを割くだろう。漫画がやたらと細部に拘るようになったのはいつからだろう。細部へのこだわりはかつては喜びだったが、今は過剰だと感じることが多くなってしまった。
『天神さま』
目をかっぴらいて無表情で飛行する童女こわい。
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薫と美加の兄妹が出てくる生命の木シリーズ。
「花咲爺論序説」「幻の木」「川上より来たりて」「天孫降臨、第1章大樹伝説、第2章樹海にて、第3章若日子復活」「黄泉からの声、第1章井戸のまわりで、第2章読みからの声」「天神さま」
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地の巻・天の巻・水の巻一気読み。何度読んだか覚えていないけどやっぱりおもしろい。なかでも「生命の木」が傑作中の傑作なのは周知の通り。創世記から福音書までをわずか数十ページで描き上げてしまうのは諸星大二郎以外にはいない。
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何度目かの読み直しにつき記事編集。
妖怪ハンターこと、考古学者・稗田礼二郎シリーズを纏めた文庫
――といっても、まだ完結したわけではなさそうだけど。
単行本『海竜祭の夜』と『天孫降臨』を、
引っ越しの際、誤って処分してしまい、後から購入した全3巻のパート2。
ちなみに、読むべき順序は《地の巻》→《天の巻》→《水の巻》。
で、この《天の巻》ですが。
天木薫・美加兄妹が登場する「天孫降臨」と、それを補完するエピソード集。
単行本『黄泉からの声』の「黄泉からの声」第一章,第二章を同時収録。
そんなワケで、美加ちゃんの成長記録(チビッ子から女子高生に!)として
読むこともできるのが楽しい。
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花咲爺さん、瓜子姫とアマノジャク、などの日本昔話をベースとした民俗学的ロマン奇談。昔話がただの御伽噺ではなくなってしまう。近くの神社が気になってしょうがなくなる漫画。
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<目次>
花咲爺論序説
幻の木
川上より来たりて
天孫降臨
黄泉からの声
天神さま
<内容>
妖怪ハンターシリーズで、高木神と溶岩樹形、日航ジャンボの事故を巧みに組み合わせた「花咲爺論序説」「幻の木」が秀逸。その「花咲爺論序説」は、のちの「魔障ヶ岳」につながる。「黄泉からの声」は、皿屋敷伝説をうまく使っている。カッパ伝説の「川上から来たりて」、通りゃんせからの「天神さま」も面白いし、「花咲爺序説」からの連作の「天孫降臨」は,力作といっていいだろう。