諸星大二郎のレビュー一覧

  • 妖怪ハンター 3 水の巻

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    大島と渚のでてくる海関係シリーズ
    「産女の来る夜」「淵の女」「うつぼの舟の女」「海より来るもの」「鏡島」「六福神」「帰還」

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    2017年05月07日
  • 妖怪ハンター 1 地の巻

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    異端の考古学者、稗田礼二郎が謎を解く、禁忌の日本史。「黒い探求者」「赤い唇」「生命の木」「海竜祭の夜」「ヒトニグサ」「闇の客人」「蟻地獄」「闇の中の仮面の顔」「死人帰り」

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    2017年05月07日
  • BOX~箱の中に何かいる~(1)

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    ネタバレ

    諸星さんのホラーということで結構覚悟をして読んだのですが、謎解きが中心という感じですね。読んだことのない方は「袋の中」とか「不安の立像」をお勧め、最高にこわいですから(^^♪

    小説の「キョウコのキョウは恐怖の恐」が好きな私としては、この作品での彼女の復活はうれしいな。(あとがきで触れていますが、小説版の『秘仏』はお勧めです。なんちゃって作家の書くホラーなんて足元に及ばないくらい怖いですから)

    ものがたりはパニックホラーということになるんでしょうが、続きが出るのは来年だそうで(な、長いorz)

    こちらが終わったら西遊妖猿伝を書くんですよね、ね! ね!!!

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    2016年11月23日
  • 西遊妖猿伝 西域篇(1)

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    ついに沙悟浄が現れてメンバーそろい踏みになるわけだれど、悟空が人間というのも驚いたが、この沙悟浄の造形も話の持っていき方も凄い。
    流砂や恐竜の骨の扱いなどの想像力にも驚嘆。
    毎度のことながら、諸星先生よくこういうことを考えられると思う。

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    2016年10月05日
  • あもくん

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    相変わらずの諸星大二郎の世界観が好き。あもくんがメインで活躍すると思いきや、お父さんの語りで物語は進む。けど、あもくんもしっかりメインのお父さんを支えている。一話終わるごとに入る「ゆびさき怪談」と巻末に載っている「ベッドサイドストーリー」諸星大二郎が自分の子どもに聴かせていたという創作怪談。大人でも怖いぐらいだが、なんとなく優しさが感じられる子どものためのお話とのこと。でも怪談好きの私でも、子どもの頃に聴いたら夜中に思い出して眠れなくなりそう。続刊期待しています!

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    2016年02月16日
  • あもくん

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    怪談噺がたくさん。ツボを心得ているから、とてもおもしろい。ちょっとずつ読んで楽しむのが一番いいかも。

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    2015年06月13日
  • 西遊妖猿伝 西域篇(6)

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    まぁ、番外編に出てくる大人になった一升金ちゃんが素敵!!
    諸さんは西遊妖猿伝から(元々すてきな女性を描かれる方だったけど)妖艶な美女を描かれるようになったよなぁ!

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    2015年05月01日
  • あもくん

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    精妙なだまし絵を見たような不思議な感覚。これといったオチも無い「なんだったんだろう」という話が特に好き。葬式で古い家に親戚が集まった時の空気感がすごくリアルだった。

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    2015年04月02日
  • 西遊妖猿伝 西域篇(5)

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    買い忘れたというか、4巻を買っていないという勘違いをしていたせいか。今頃になって購入。

    おお、悟浄ってなんて使えるんだろうと感動!
    アクションシーンが満載で、諸さんはなにを書いても凄い!
     
    で、次の巻はいつごろなんでしょうか?

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    2015年02月19日
  • 妖怪ハンター 稗田の生徒たち 1 夢見村にて

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    久しぶりの稗田さん登場と云うか、お弟子の出番でしたね(^^♪
    美加ちゃんも渚ちゃんも美人になって、気分はおかん♪
    タイトル通りで今回は先生の出番はほとんどありませんでしたが、薫君、先生の胸に触るのはセクハラだから^^;

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    2014年07月17日
  • 西遊妖猿伝 西域篇(5)

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    ようやく出た5巻。
    5巻が出るまでに今までの展開をすっかり忘れていたので、ソグド人、鄯善人、突厥、キルク族…と多種の民族が入り乱れる構図に頭がやや混乱。イリクって誰だっけ?となり、結局花果山の章から全部読み返した。
    最初の単行本が出てから25年分の蓄積を一気読みすると、壮大な構想、諸星の想像力に圧倒される。何年かかっても構わないから、何とか完結までこぎつけてほしいものだ。
    サソリ女のキャラクターは実にユニークだけど、謎が多い。今後も登場して謎が明らかになるのだろうか。

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    2014年05月20日
  • 栞と紙魚子と夜の魚

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    最近諸星作品が続いております。 カラーの表紙がいつもすばらしい! このシリーズは出てくる変なものの可愛さがたまらん。

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    2013年11月19日
  • スノウホワイト

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    諸星大二郎が描く世界観のすごさは、あたしが今ことさらに取り上げるべきことでもない。とほうもなくすごいのは誰もが認めるところ。

    そうしてグリム童話のダークさ、不条理さの平坦なリズムがそこにオーケストレーションして、ものすごく重厚に、腹の奥にずんずん響く。


    スゴ本、それ以外になんと言える?


    でも、この人のことあたし、何も知らないんだよなって気づく。デビューの経緯とか作風とか、wikiでようやっと調べてもあんまりでてこない。せいぜいわかるのはその作品から、だけ。



    最初に読んだとき、その絵柄から、結構昔の物語なのかな?なんて思っていて、の割りに時々新しいテーマも混じってきておやおやって

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    2012年12月06日
  • 妖怪ハンター 2 天の巻

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    地の巻・天の巻・水の巻一気読み。何度読んだか覚えていないけどやっぱりおもしろい。なかでも「生命の木」が傑作中の傑作なのは周知の通り。創世記から福音書までをわずか数十ページで描き上げてしまうのは諸星大二郎以外にはいない。

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    2012年11月05日
  • 西遊妖猿伝 西域篇(4)

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    待ちに待った4巻がついに出た!
    作者自身もお気に入りのキャラだと言うサソリ女の斬新すぎるアクションが面白い。御年63歳の諸星先生だけれど、まだまだ情熱の泉は枯れていない。
    続編も気長に待ちます…。

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    2012年09月23日
  • 私家版鳥類図譜

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    深く甘く怖く面白い。
    不思議な、それでいて壮大なオムニバス。
    私家版、と名付けられたのも分かる、
    これは分類不可能だ、実際私も、
    このレビューを記録するに当たってカテゴリすらどうするか決められなかった。

    「鳥」という存在をキーワードに、
    自由に、それこそ作者が鳥のようにあちこち飛び回って、
    思いつきやイメージやちょっとした物語の種なんかを、
    のびのびとそのまま描ききったような。
    だからこそ、こんなに凄まじい印象になるのだと思う。

    どこか、ミヒャエル・エンデの短編とか、
    宮沢賢治の世界を彷彿とさせる。

    生命と、神と、ヒトと、不可思議と。
    創世記じみた話が多いのも諸星ファンとしては「キター!

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    2012年08月11日
  • 妖怪ハンター 1 地の巻

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    諸星大二郎の代表作『妖怪ハンター』ではないよね、というのは差し引いても傑作。

    日本の歴史風土とクトゥルフ神話(クトゥルフ的な訳の分からない超越的な存在のホラー)を結びつける試みは、小説などでも試みられてきたけれど、この作品がエポックメイキングになって、方法論が確立したのだと思う。絵の上手いとも言えないけれども、語り口の匠さと不安定な雰囲気で物語に没入できる。

    「ぱらいそさいくだ」はネタになってしまったけれども、こういう訳の分からないものを内包できる広さが日本にはあるよ、ということが分かる作品。

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    2012年05月17日
  • 孔子暗黒伝

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    暗黒神話よりこっちの方が楽しめました。絵柄に慣れたせいかも。
    孔子や仏陀の生きた時代に科学的要素(地磁気とか機械語とか)が出てくるところは興奮します。
    "それは永遠であるがゆえに対立者-すなわち永遠でないものを欲した"

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    2012年05月03日
  • スノウホワイト

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    グリム童話を諸星大二郎が妖しく不気味に
    見事に視覚化したこの作品。
    原作のグリム童話にある不可解な不気味さに
    諸星大二郎の味が加わると
    分かりやすく、
    でも、素材の持ち味を活かしてくれる。

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    2011年12月27日
  • 妖怪ハンター 2 天の巻

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    何度目かの読み直しにつき記事編集。
    妖怪ハンターこと、考古学者・稗田礼二郎シリーズを纏めた文庫
    ――といっても、まだ完結したわけではなさそうだけど。
    単行本『海竜祭の夜』と『天孫降臨』を、
    引っ越しの際、誤って処分してしまい、後から購入した全3巻のパート2。
    ちなみに、読むべき順序は《地の巻》→《天の巻》→《水の巻》。
    で、この《天の巻》ですが。
    天木薫・美加兄妹が登場する「天孫降臨」と、それを補完するエピソード集。
    単行本『黄泉からの声』の「黄泉からの声」第一章,第二章を同時収録。
    そんなワケで、美加ちゃんの成長記録(チビッ子から女子高生に!)として
    読むこともできるのが楽しい。

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    2013年09月19日