諸星大二郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりに買った諸星大二郎。
やっぱすごいわぁ。
こんな世界を作り出せるって、いったいどんな頭をしてるんだろう。
日々どんなことを考えてるんだろう。
他のマンガではケチュア語とかボルヘスのことも出てくるから、ものすごく教養が深いんだろうな。
手塚治虫のマンガもそうだけど、諸星大二郎を読むと、マンガが出来ることの可能性の広さに驚くばかり。
表現の可能性かな。こんなこともできるんだ!って。元気出る。
憧れる!!
生態系が壊れてしまった未来の地球。
遺伝子が混ざり合って、人間の顔をしたトリや、人間の姿をした植物や、オオカミの姿をした人間がいる世界。
また過去の「バイオ戦争」によってすべての人に別の -
Posted by ブクログ
再会は何年ぶりかしら?そう、ここ何年か新刊だと喜んで手に取ると、いつも編集本だったり再販本だったり文庫化だったり小説本だったりで裏切られていました。もうマンガ創作はやめたのかも、と、この本もてっきりアンソロジーだとばかり思って未購入でした。一昨日、書店でビニールカバーが破れていたので中を覗いてみたらなんと新刊でした。3年あまり気づかずにいたなんて諸星大二郎フリーク失格ですね。久しぶりのモロ★は、これはこれで満足しましたが、小品のイメージは免れません。ただの読者でなくフリークともなれば強欲さを剥き出しにするもの。『暗黒神話』や『西遊妖猿伝』や『生物都市』『妖怪ハンター』『コンプレックス・シティ』
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Posted by ブクログ
これも息の長い妖怪ハンター新作です。
面白いのはこうなると当たり前で、それよりも、小説雑誌に掲載、ってパターンが気になります。夢幻紳士の新作なんかもそうなんですが、、関連あるのかな?伝奇漫画ってのはそれ自体が妖怪めいたところがあるってのが自説でして、とにかくスキマとか暗がりを渡りあるいては、細く、長く生き続ける。。どうも日の当たるとこはだめなようで、日のあたるとこに踊りでた宗像先生なんかは苦戦しとります。またどこかで読めることを期待しつつ。
:一時のアフタヌーンなんかどこ開いても妖怪ばかりで、これを仕掛けた編集者こそ妖怪なんじゃないかと思ったりもしました。いるんじゃないの、編集妖怪。