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ようこそ、幻想と怪奇の水族館へ。人魚も、魚人も、“地獄の吸血イカ”も展示中です。諸星大二郎版博物誌・第2弾! 圧倒的イマジネーションで“魚”をモチーフに描く!! 深海に棲む若き人魚の冒険譚「深海人魚姫」とその後日談「深海に還る」。作者の十八番、中国伝奇ホラー「鮫人」。『私家版鳥類図譜』収録のSFファンタジー「鳥を売る人」の続編「魚が来た!」など、諸星大二郎の魅力が凝集した全7編のフルコース!
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Posted by ブクログ
諸星大二郎は絵が下手だ。こんなに絵が下手なのに、こんなにも不気味で、こんなにもグロテスクで、こんなにも幻想的だ。この寓話的な美しさは、どれだけ美麗な絵描きさんでもなかなか描けるものではない。漫画における美しさや幻想は、物語がその内実をつまびらかせてゆくなかで、闇と光のコントラストとともに結実するということを実感する。
ブログで書けなかった「鮫人」「魚の夢を見る男」について一言ずつ。前者は「鮫人」の造形的な不気味さと、その群れの前で笑顔で踊る娘たちという構図の不気味さが際立っている。が、おはなしとしてはあと一歩、かな。いや諸星さんの漫画は秀逸なのが多いので、こちらの期待も高くなってしまうのです。
「魚の夢を見る男」は、妻と間男のあたりなど、少しありきたりな設定と話の展開かな? とも思うが、やはり手堅い。夢とは完全に逆のプロセスをたどっていくというプロットが面白い。
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