諸星大二郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
あもくんシリーズ第二弾。ということですが、第一弾読んでいないや。そちらはいずれ購入することにします。
日常と非日常の境がとにかく曖昧な、あもくんとお父さんに降りかかった怪異の数々。「こっちでもへび女はじめました」が駄洒落オチになっているけど、あれよくよく考えるととんでもない怖さだ。踊り食いに感じる嫌悪感を集約したら、あんな感じになるのだろうな。目が合うのはきつい。
追いかけられる「給水塔」「しつこい夢」の安定の気持ち悪さ。自分が怪異・怪談で強く感じる恐怖は、向こうがこちらを認識しているというのもなので、この二つはいやな話です。給水塔は、普段認識していないけどそこにあるもので、その中には水が入 -
-
Posted by ブクログ
オリオンラジオから聞こえて来る知らない音楽。
なぜか惹かれるものがあるその曲。それに魅せられてゆく人の不思議な体験を描く連作でしたが、その形式だと物語を考えることが難しくなってしまったと言ってますね。
自分では理由はわからないのだけど、なぜか惹かれるものがあるというのは、すごくわくわくします。と同時にぞくぞくもすごい。知ってはいけないものかもしれない、でも誘惑に抗えない。制御できない二つの感情。
冒険の始まり。
現と虚の狭間に彷徨いこんでしまった物語の、気持ち悪さ恐ろしさ。夢の中にいるような感覚になるんだよなぁ、映画館が舞台の2作品は、それです。
あの出来事なんだったんだろう、といつまでも -
Posted by ブクログ
ネタバレ「産女の来る夜」
マジモンのウブメは「AKIRA」だった。
「淵の女」
自分と同じ顔の河童、というミステリーもあり。
泉鏡花「高野聖」も連想。
「うつぼの舟の女」
以下5編では憑依体質の少女渚と彼女を助ける少年大島が動き回る。
本作では稗田は解説役に。4作では登場すらしない。
スナックのマスターが借金取りからの隠れ蓑として、妻の実家である神社で神主をしているという設定が目新しいが、
その妻が実は……というのも面白い。
海の向こうの異形といえばクトゥルフだが、実にスムーズに日本の土着信仰とも接続される。
「海より来るもの」
諸星先生の手にかかれば乙姫もこれだよ。
「鏡島」
ドザエモンはエ