【感想・ネタバレ】諸星大二郎劇場 第3集 美少女を食べるのレビュー

あらすじ

奇奇怪怪な世界へと誘う、至高の短編集。

秘かに開催されている、『悪趣味クラブ』。
悪趣味の限りを語り合う禁断の会合で、
今宵俎上に上がったのは“とある美少女”。
世にもおぞましい悪食晩餐会が、今はじまる―――――

鬼才・諸星大二郎が描く、全てコミックス初収録の奇怪譚のオムニバス。
パンドラの箱を開けた時、あなたはきっと、まだ見ぬ不思議に遭遇する。

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Posted by ブクログ

諸星先生の作品は初めて読む。どれも悪趣味だなぁ笑
読者に結末を委ねるものもあり、いろんな想像ができてストーリーテリングは素晴らしいと思った。画風はあまり好みではない。

人形の話(『月童』、『星童』)は表情が怖くて夜読んだのを後悔した!

【収録作品】
鳥の宿
月童
星童
美少女を食べる
アームレス
タイム・マシンとぼく
俺が増える
全7編

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2024年07月17日

Posted by ブクログ

相変わらず面白いし、描けるものの幅が広い。SF的未来も昭和の日本も昔の中国も、どんな世界も描けてしまう懐の広さ。月童・星童の話がゾクゾクして良い。

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2021年02月27日

Posted by ブクログ

2019年〜20年にかけて「ビックコミック増刊号」に掲載された短編をまとめたもの。収録作はバラエティに飛んでるが、中でも「アームレス」には吃驚。まさか諸星大二郎がポストアポカリプスな世界を舞台にロストテクノロジーで作られた美人戦闘サイボーグが主人公のアクション物が読めるなんて!
あと、先日の「漫勉」で制作風景が放送された「俺が増える」も収録されている。

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2020年12月03日

Posted by ブクログ

諸星大二郎先生の新作.今回は,なかなかウイットに富んだ内容.またこれまでの2作に比べていい意味で悪趣味だと思う.

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2020年12月02日

Posted by ブクログ

蠱惑する風情「舌切り雀」をモチーフに 重い隠微(淫靡?)な空気 「手なし娘」という民話 ドッペルゲンガーの話

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2024年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

■鳥の宿
■月童(ユエトン)
■星童(シントン)
■美少女を食べる
■アームレス
■タイム・マシンとぼく
■俺が増える

「月童」「星童」について。
父が小姓に雇った少年。
自身とそっくりな人形を扱う人形師という点が風変りだろ、という売りで。
その息子が視点人物なのだが、魅入られていく……。
科挙時代の中国が舞台なのだが、いわゆる球体関節人形好きにブッ刺さりまくり!
少年愛、人形、ドッペルゲンガー、物体と生身、エロス……。
これは彼方の澁澤龍彦に読ませてあげなければ。

「タイム・マシンとぼく」は「オリオンラジオの夜」所収の「春男くんシリーズ」の続編。嬉しい。

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2023年02月07日

Posted by ブクログ

NHKのEテレ、浦沢直樹さんの漫勉で諸☆先生が「俺が増える」を作画している処を取材していた。大分遅くなったけど、やっと手にする。

悪趣味で不気味な作品軍。解決とか解釈を放棄したものが多い。

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2021年03月06日

Posted by ブクログ

諸星大二郎劇場の第3集。第2集買い損ねていますね、買わねば。

表題の「美少女を食べる」が背徳感というか、心のざわつきがひどい。結末を提示せず、こちらに選ばせているのが、余計にそうさせるのかな。
そんな心のざわつきを楽しむ会が、悪趣味クラブ。クラブ会員だからといって、安心安全を確保した上で、ざわつきを楽しむばかりでない、という綱渡り感も悪趣味なものです。

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2021年01月17日

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