あらすじ
奇奇怪怪な世界へと誘う、至高の短編集。
秘かに開催されている、『悪趣味クラブ』。
悪趣味の限りを語り合う禁断の会合で、
今宵俎上に上がったのは“とある美少女”。
世にもおぞましい悪食晩餐会が、今はじまる―――――
鬼才・諸星大二郎が描く、全てコミックス初収録の奇怪譚のオムニバス。
パンドラの箱を開けた時、あなたはきっと、まだ見ぬ不思議に遭遇する。
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Posted by ブクログ
■鳥の宿
■月童(ユエトン)
■星童(シントン)
■美少女を食べる
■アームレス
■タイム・マシンとぼく
■俺が増える
「月童」「星童」について。
父が小姓に雇った少年。
自身とそっくりな人形を扱う人形師という点が風変りだろ、という売りで。
その息子が視点人物なのだが、魅入られていく……。
科挙時代の中国が舞台なのだが、いわゆる球体関節人形好きにブッ刺さりまくり!
少年愛、人形、ドッペルゲンガー、物体と生身、エロス……。
これは彼方の澁澤龍彦に読ませてあげなければ。
「タイム・マシンとぼく」は「オリオンラジオの夜」所収の「春男くんシリーズ」の続編。嬉しい。