富野由悠季のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
フロンタルの真の狙いが明らかにされ、敵と味方が混じり合い、入れ替わり、混乱は深まっていく。
「箱」への道標は示されてしまった。その巨大な力は一体どのように疲れるのだろうか。
作品中、地球連邦の下で、統治の現状を受けて入れているジオン共和国が強く日本の現状を例えているようにも感じられる。
そしてその中で、「国粋」主義に酔う人々は、一体真に求めるべきは何かということを見失ってしまっている。
それは、日本国内でも同じ現象が起きているのだろうか。
そして、ますます深い闇に落ちていこうとしているリディ。
次の巻ではバナージとリディの対決が見られるのか。そしてフロンタルとの決着は? -
-
-
Posted by ブクログ
終盤の見どころが色々とカットされていてダイジェスト版のようになっていたのが残念。いつの間にかピースミリオンをぶつけることになっていたり、気づいたら5博士が破壊工作を始めていたりとTV版を知っていないと何が起きているのか分からない。むしろTV版を知っているからこその違和感かもしれない。13巻でのガンダムチーム出撃は大幅な構成変更をしつつも上手くつながっており、TV版の冗長さも緩和できていただけに本巻の展開は余計にぶつ切り感がひどい。連載終了を急ぐことになってしまい、話が変わらないギリギリまで削ったのだろうか?レーベルが終了となってしまい急遽完結させないといけなくなってしまった小説を以前読んだこ
-
Posted by ブクログ
決して、悪くはない。脚本っぽい感じ。富野由悠季はアニメーションというか絵コンテみたいなのをイメージしていて、それを書いているんだろうけど書いた文字からそれを想起できるかまでしっかり推敲できていないと感じるところがちらほらあった。アニメーションの原作者らしいといえばらしい。それに読む人は基本的にガンダム好きな人だろうから正式作品であるアニメーションも観てるだろうしって思っているのかもしれない。とはいえひとつの小説として観た場合は足りないかな。あとがきで、このモチーフ版から映画版へ製作委員会というパトロンサイドからの指摘を受けて変更したってエピソードが語られていて、作者が思ったことと多くの人に提供
-