あらすじ
宇宙世紀0100年代。反地球連邦政府組織マフティー・ナビーユ・エリンを率いるハサウェイ・ノアは、スペースシャトルのハイジャック事件を通して、少女ギギ・アンダルシアと出会う。地球に降り、マフティーの本隊と合流したハサウェイは、最新鋭MSのΞ(クスィー)ガンダムを受け取るが、そこには対マフティー部隊のケネス大佐が迫りつつあった──。アニメ界の巨星・富野由悠季が織りなすオリジナル・ガンダム小説第二弾!
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Posted by ブクログ
ここは映画がまだやってるのでネタバレにしておきましょう。
また、まだ色々考えてるから、少しずつ書いていきます。
小説版では3部作の中では一番起伏がない、政治的な章だ。
ギギの決断と、それに対して迷いを深めるハサウェイが対比されているように見える。
そんな中、ケネスは淡々とマフティを追い詰めていく。しかし、ギギはケネスを離れる。
キルケーの魔女は、マフティに微笑むのか。
映画ではより一層、ハサウェイの病理は深く描かれる。
幻覚か、ニュータイプ故の感応か。
クエスの亡霊に加え、ギギまでチラつく。
恋人の咀嚼音に怯えて、突き放してしまう。
しかし、ビームバリアのテストのシーンでは、ハサウェイが海への恐れを断ち切るようにも見える。
水の下にいっちゃうんじゃないかな
ギギのこのセリフはかなり多くのメタファを含んでいるかもしれない。
ハサウェイの上記の解脱か、
マフティが地下に潜伏する同志との合流なのか、
それとも、ヴァリアント(マフティの輸送船)の撃沈か・・
それとも、モーリーのことか。
もしくは、ギギ本人が水の中にいるハサの元に潜るということかもしれない・・
そして、一部からのギギのセリフ。
「じゃぁ貴方が神になればいい」
ギギの語る理想。
絶対に間違えない支配者。
ジオニズムか。
かつてシャアは、ハヤトコバヤシに
「10年20年かかっても、地球圏の首相になるべきです」
と促された。
しかし、シャアは待てなかった。
ギギはそれをハサウェイに臨むのか。
しかし、ハサウェイはもう止まれないのだ。
そして、人はやはり神になどなれない。
ガンダム。
多くの人は子供向けのアニメだと思うだろう。
必殺技の名前を叫び、ポーズを決めて銃を撃ち、ロボットが剣を振るう。
しかし、違うのだ。
これは伝えたい。
あくまでも戦争を描いている。
ディストピアを描いている。
レーンの駆るアリュゼウスのファンネルがなぜ不発になったのか、説明もされない。
兵器であり、ヒーローでもない。
主人公機のファンネルが第3部時点でもう残らないことになる。ヒロイックなバトルではなく、消耗戦が描かれる。
そもそも、ファンネルなのか、ミサイルなのか、予備知識なしでわかるわけもない。
そもそもファンネルって何?
アリュゼウス?
なんでアムロ出てくんの?
ってなる。
・・・いや、もー!
そうだよね!
レーンはアムロのオマージュだもんね。
ただパイロットをやっていればいいお前とは違うよね。
ちょー激アツ!!
アリュゼウス線多すぎ!!
エヴァよりガチャガチャ!
どう見ても歴代最高のモビルスーツ戦!
ダメージ受けて武装パージとか、隠し腕とか!
かこいいよー!!笑
レーン可愛いお!
しかもパージしたらνガンダム出てきたし!
量産型生産されてた!!
しかもなんで左側のスラスターだけ残して!
フィンファンネルじゃん!
アムロとの闘いに置き換わり、νガンダムとΞガンダムの戦闘まで見せてくれる。
ファンはもうたまらない・・。
Ξは宇宙じゃ価値潰れるなんて言われるけど、ライフルの弾速も別格だから、ファンネルも落とせる。
私の見解では、ミノフスキーフライトは宇宙でも推進につながると思う。
無軌道飛行できるわけだし。
こうなると聞きたい。
「ゆけ!ファンネル!」
「最も大きな熱源・・そこだ!!」
もう、こうなったら、第3部では当然リガズィカスタムも出ちゃうだろうし。(チラ見えしてた)
もうハサウェイ、宇宙へ上がってHi-νガンダム乗ろう!
そして生存ルートでケネスとネオ・マフティ作ろうよ!!
そんで、ハイパーメガバズーカランチャー(ブライトの指揮するラーカイラム接続)で、連邦に粛清だ!!
ただし、私はハーラモーリーのビジュが確定した時点で運命を呪った。
なぜ死ぬキャラをこんなにも、最高に可愛くしちゃったのか・・
私はヨクサン長官を絶対に許さない。
絶対マンハンターのゼータプラスだろ。
もしくはリガズィカスタム。
いずれにしても連邦許すまじ。
必ず、この私の手によって粛清する。
Posted by ブクログ
映画観る前に再読。
ハサウェイの追い詰められるほどの
真っ直ぐさが切なくなる
このシーンは、このシーンは
映画ではどう描かれるのか?
ワクワクして読んだ。
できる限り小説に忠実に
映画も進んでいってほしいと思う。
読むたびに深く強く感じる。
Posted by ブクログ
読書備忘録930(中)。
★★★★★。
次!中巻行きます!
オエンベリへと向かうマフティー部隊。
オエンベリはキンバレー部隊の元指令キンバレー大佐がやらかした反政府組織に対する非人道的な虐殺のあとが・・・。
一方ギギは、引き続きケネスのもとにいる。
ギギの予知的能力を幸運の女神と揶揄するキルケー部隊。
アデレート会議襲撃に向けて着々と準備を整えるマフティー。
あるタイミングでマフティー側に寝返るギギ。ハサウェイに会いに。
(この辺りがこの冬公開予定映画でキルケーの魔女という副題になっているのか?)
中巻で重要な要素のひとつ。
退役を申し出て未だ実現していなかった、ロンデニオン(ロンド・ベル)独立第十三部隊旗艦ラー・カイラム艦長のブライト・ノアがキルケー部隊の支援に地球に降りることが決定する!
親子の激突になるのか?おいおい。
愛してやまない自分の息子と戦う?命を懸けて?
ブライトの中でハサウェイは、植物監視官として地球で仕事をしていることになっている。
実際に資格は持っているみたいだけど。
ということで、いよいよアデレート決戦の下巻に続く訳です!
ところで、1990年に書かれた小説ですから仕方ないですが、
ビデオテープ、固定電話、留守電、フロッピーとか・・・。
この辺りはアニメでは、現在の最新技術からの想像力でリメイクされています!
次!いきま~す!
Posted by ブクログ
失った悲しみを、得られなかったゆえの孤独を戦場という箱庭での遊戯に変えて誤魔化そうとする人々の物語。戦争なんてものも掘り下げていけばこんなものか?
大地母神マーファの包容を求めるもの達が、MSという服を着て、大人のふりして抱きついて行く。母の懐に飛び込んでいく勇ましく、そして爆散。
魂は、母のもとに帰れたか?
語り合いにて、共有されなかった悲しみ。その隙間は決して埋まることはないだろう。MSという衣を脱いで、語り合いに興じない限り。
「近代の危険は、利便性をささえるシステムそのものにあって、システムが稼働している限り、人は、危機にたいする想像力を低下させていったという事例には、こと欠かなかったのである。」
Posted by ブクログ
中巻は気づきが多くて面白かった!
方法が違う2人、でもなんかやってることが似てる。
キャスバル・レム・ダイクンだったシャア・アズナブル
ハサウェイ・ノアが、マフティー・ナビーユ・ビダン
シャアにとってのララァ・スン
ハサウェイにとってのクェス・パラヤ
過去の忘れられない女性を求めてしまう感じ、男性あるあるだわなぁと事例2つ見て実感してましたw
Posted by ブクログ
個人的にはかなり好きな部類の本なんですが、一般受けはしないだろうなという感じの内容です。
ちょっと話が重いので、好き嫌いが分かれてしまうと思います。
特にラストがかなりきついので、誰も救われずに終わるという話は読んでいても辛いものがあります。
こんな腐った組織はつぶれてしまえばいいという考え方もわからなくはないです。
でも、紆余曲折があったとはいえハサウェイがシャアと同じ結論に至るというのは皮肉なものがありますね。
Posted by ブクログ
この小説では、映画では細かく描写されていなかった、ギギがなぜハサウェイの元に向かったかの心情が描写されていて良かった。
そもそも、ギギは、ケネスとハサウェイ、2人の男性の間で心が揺れ動いている。
ケネスは、30歳程の年齢で、地球連邦軍の権力側の軍隊の指揮官。ギギのパトロンである保険会社の創始者の伯爵と重なる安定、父性の象徴。
一方で、ハサウェイは、反体制側の組織のリーダーで、まだ若い。ハッキリ言って,こっち側と付き合うメリットは合理的に考えたらあんまりない。安定とは正反対だ。そんなハサウェイと再会することが、彼女の今までの自分の殻を破る上で、新たな人生の幕開けのために大切な決断をしたのだとこの小説でわかった。
また、ブライトさんのその後も詳細にわかり、個人的にはかなりムネアツでした。あれだけの大きな戦争を経験した後、軍を退役し、政治家を志さずに、市井を理解するために小さなレストランをミライさんと一緒に経営しようとしていたなんて!そのためにクッキングスクールに通って免許まで取ろうとしていたなんて!!!
マイナスポイントは、戦闘シーンが文章だとちょっとよく分からなかったが、映画視聴済みのため、想像で補うことができました。
Posted by ブクログ
ハサウェイを取り巻く環境と期待される役割、それに対する感情面が描かれる3部作の中篇。
劇場版はドラマとして多くのオリジナル要素を入れていることに気づき、それにより人の距離感を上手く補っていることを感じた。
個人の心情は原作の表現があることで、劇場版で流し見していたシーンが補われている。
甘いお菓子としょっぱいお菓子のような関係。永遠に楽しめる。
巨大ロボットが戦争に使われるとこんな感じになるのかなと
なかなか面白かった。
モビルスーツでの空中戦は
なかなか不自由なものですね。
やはり地球上で使うのには向かない感じだが
人類の大部分が宇宙にいて
主戦場が宇宙になっている舞台設定には
うまくマッチしていると思いました。
Posted by ブクログ
最後の1行が二人のずれをそのまま表現していてよかった!
オーストラリア周辺の地理に明るくないので、地図片手に読めればよかっと後悔。
伯爵自身は出てこないが、どんな人物か想像が膨らんだ。
モビルスーツの手からギギがハサに飛び移るシーン、
映画化の場面が楽しみ。
キャラが増えてきたので、紹介のページがあればなぁと思った。次巻はググって読もう
以下ブライト一家
ブライト髭生えてたw
ハサに妹さんがいるとは・・・
飲食店をしようとする真意がらしいなぁと。
やっぱりヤシマさんカンは当たるんだろうな・・・
Posted by ブクログ
2021/08/25〜09/19
富野由悠季らしい台詞回しも気にならなくなる。
上巻が映像化されたことで頭の中でハサウェイが、ギギが、ケネスが、そしてレーンが実像を伴って動いてくれるので非常に読み応えがある。
シリーズファンの多くが本作を未読であっても主人公ハサウェイの行く末を知っているという珍しい作品。
終盤ではブライトも物語に登場し、最終巻である次巻がますます楽しみ。
Posted by ブクログ
連邦軍の所業に憤慨し、マフティーへの共感を深める…ティーンエージャーの頃に読んでいたならば、それくらい心が動いたかもしれない。
文章であっても躍動する描写はさすが富野御大。
Posted by ブクログ
あらま、びっくりするぐらい面白いじゃん
歴史は繰り返すってわけではなくて、富野さんの作風というか
ガンダムの作風なんだけど、男女の人間ドラマがとても心地よい
なんか、深いんだけど、普通じゃない、爽やかで、悲しげな関係
ほんと、ハサウェイは同じことを繰り返す
というか同じことを好むのが人間そのものの本質なのかな?
しかし、シャァがクエスとしたことをまんまやってたのには笑ったよ
でも、逆にそれが今読むととても心地よい、名作だなぁ〜
Posted by ブクログ
ギギが中心に展開しているように思うけど、個人的にあまりギギは好きではないな。
ふたりの男の間に位置するように立ち回り、本心を語らず、ふたりの結末を観ようとする。卑怯ともいえる。
最終的にはハサウェイの方へ移ったけど。
2巻ではあるけど、まだハサウェイがマフティーを演じるには無理があるようにみえる。
最後にハサウェイの父親ブライトが、ハサウェイ率いるマフティー討伐の掩護のために地球へ向かった。
マフティーが自分の息子であると知らずに、その討伐掩護に向かう。そんなブライトに複雑な想いになる。
Posted by ブクログ
上巻のレビューとは違ったことを書こうww
いや、ミノフスキークラフトいいねえ。
飛べないガンダムが飛んじゃったよって感じで。
ガノタの中でもニュータイプって何だろうってことをちょっとでもマジで考えたことのある人は読んで欲しいな、本作を。
ライトノベルなんてタグ付いてるけど、全然ライトじゃない。
Posted by ブクログ
暗いがリアリティのある傑作
・宇宙世紀を描いた初代ガンダムの流れを正当に汲んでおり、その後の
ZやZZから宇宙世紀の他作との矛盾もなく自然に読むことができます。
・逆襲のシャアのように不可思議のうちの終幕ではなく、リアリティのある悲劇で幕をとじています。
・それでも躍動する命や人と組織のあり方、人と地球、宇宙のつながりなど思慮に富んだ作品だと思われます。
Posted by ブクログ
物語中盤、人間関係中心。
ガンダムってロボット戦争ものだけど、現実世界の政治や文化へのメタファーもあり、中年になっても楽しめる。
結末は知っているが、やはり次が気になる。富野氏は小説も面白い。
Posted by ブクログ
テロリズムと移民の話だった上巻とは打って変わって、中巻は恋愛がテーマに。正規軍のケネス大佐との三角関係なのかと思いきや、妖艶な女性ギギ・アンダルシアに完全に主導権を握られてしまうテロリストの頭目マフティー・ナビーユ・エリンことハサウェイ・ノアの物語。なんとなく付き合ってる恋人とギギの間でどっちつかずながらもギギに主導権を握られてしまう辺り、まるで大瀧詠一の『A LONG VACATION』の主人公のようなうだつの上がらなさを感じる。
「おれたちは、閣僚の粛正で分るとおり、ターゲット以外にはなにもしない」(本書66頁より引用)というテロリスト仁義が語られるが、上巻で見た通り、ハサウェイは自らの組織が行うテロリズムによる民間人の犠牲者に心を痛める心性の持ち主である。上巻のあの描写と本書での恋愛のすれ違いを考えると、物語の行き先は、もうそうなるしかないのが悲しい。
Posted by ブクログ
前半は物語が動かないので、正直、退屈ではある。
しかし、富野由悠季監督が『宇宙世紀』をとてもよく考えて設定しているのが分かる。
後半になってやっと面白みが出てくる。