富野由悠季のレビュー一覧

  • 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還(23)

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    各勢力が多すぎて、どの人物・MSがどこなのかさっぱりわからない。ほどほどMS戦があったのは良かった。

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    2022年04月08日
  • 機動戦士クロスボーン・ガンダム(4)

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    カラスによって木星帝国に奪還されてしまったベルナデット。彼女を取り戻そうとするトビアも返り討ちにあい、彼も囚われてしまいます。
    トビアの処遇は公開処刑。その方法はグラディエーターなのですが、相手はなんとX-2。MSと人間の決闘とは、悪趣味にも程がある。
    この20年後のザンスカール帝国では、ギロチン刑が復活することになるけども、なぜにそんな部分を過去に学ぶのか。

    絶対絶命のMSとの決闘に挑んだトビア。相手パイロットがX-2に習熟していないという点を差し引いても、強奪に成功するのは予想外規格外。隙をついてコックピットを開けさせパイロット急襲、という戦術で勝利したのですが、トビア自身がカラスにやら

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    2022年02月14日
  • 機動戦士クロスボーン・ガンダム(3)

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    クロスボーン・ガンダム3巻。

    木星帝国本拠地へ侵入。総統クラッスス・ドゥガチの罠。ベルナデットの正体。ザビーネの野心。「死の旋風」隊の脅威。

    少女のために奮闘するトビア。ガロードとティファの関係性を思い出す。ことの大義よりも、女の子のために一生懸命というのは、冒険活劇の王道です。バナージとミネバもそうだったか。トビアとガロードが似ていると思うのは、ストレートなんだよな、感情の表れが。

    本拠地にしたドゥガチはコピー。ドゥガチを含む木星帝国軍は、地球へ侵攻を開始まんまと囮に引っ掛かってしまったクロスボーン・バンガード。
    乾坤一擲だった本拠地突撃が空振りに終わってしまったといえど、ドゥガチを止

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    2022年02月02日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(中)

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    物語中盤、人間関係中心。
    ガンダムってロボット戦争ものだけど、現実世界の政治や文化へのメタファーもあり、中年になっても楽しめる。
    結末は知っているが、やはり次が気になる。富野氏は小説も面白い。

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    2022年01月23日
  • 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還(2)

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    「ジョニー・ライデン」をめぐって水面下で繰り広げられているあれこれ。1年戦争時にキシリアが創設したエース・パイロット部隊「キマイラ隊」。彼らが設立された目的が連邦との戦争のためでなく、何かを秘匿するためにだとしたら?という疑問。その秘匿されている何かの鍵となるであろう「ジョニー・ライデン」。彼をめぐる騒動は、そういうことらしいです。「ミナレット」というコードネームの何かをめぐっての物語か。

    登場人物が多い。
    元キマイラ隊のスナイパーで、民間警備会社所属のジャコビアス。青いゲルググを駆る、元キマイラ隊パイロットのユーマ。政治家のオクスナー。そしてそして、まさかのゴップ。
    ジャブローの奥で紅茶飲

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    2021年11月09日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下)

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    わかってるよ!だから、世界に人の心の光を見せなけりゃならないんだろ!

    12年前にその光を確かに見たはずの人類は変わる気配を見せず、マフティー・ナビーユ・エリンが地球保全を理由に全人類の宇宙移民を求め、その政策を実施しない地球連邦政府の要人を暗殺し始める。

    腐敗した政治、ひいては人類に見切りをつけたテロ行為は、手段としては直接的過ぎるし、「マフティーのやり方、正しくないよ」なんだけど、それだけ地球に残された猶予がないってことなのか。

    瞬間的に明るくきらめく光。
    そこから枯れることのない水が流れ始め、それが枯れることがないと思えるほどに、救いがない。

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    2021年10月11日
  • 機動戦士クロスボーン・ガンダム(2)

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    クロスボーン・ガンダム2巻。

    本拠地の情報を得るために潜入していた基地で、帝国のパイロットのバーンズと接触したトビア。戦いをやめるように訴えるトビアに対し、反論するバーンズのセリフが、どこまで行っても地球圏の争いの本質は変わらないのか、と思ってしまう。
    根深い。

    木星帝国の本拠地のある衛星イオに突入するクロスボーン・バンガード。敵の防衛戦を突破するための衛星上での戦闘が続きます。
    木星帝国のMSやMAの異形さが、Vガンダムを思い起こさせますね。時代的には、こちらの方が先ですが。MAとの戦闘で、ビットの攻撃を掻い潜るという神技をみせるトビア。クロスボーンが誇る2大エースのキンケドゥとザビーネ

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    2021年09月27日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下)

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    初恋と敗北感に悩める少年じゃないんだなハサウェイは。
    青年であって。目的がよくわからない。
    MSはほとんど出てこないし
    ブライトがひたすら気の毒。
    ギギもいらないし。
    泥臭いわけでもなく少ない戦闘シーンで疾走感とパイロット欲を出したのはよかった。
    映画の繋ぎ方が気に入らない。

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    2021年08月05日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)

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    ネタバレ

    中学生のときにどハマりして読み漁った富野さんの小説を久しぶりに手に取った。
    ガンダム史上、一番悲劇的なラストを迎えると話題の本作。
    でもガンダムって結構悲劇的なラストが多いので、その中でも一番の悲劇ってどのなものか気になるところ。
    上、中、下、の3部構成になっており、2021年の6月に公開された映画は丁度本作、上に相当する部分である。

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    2021年08月01日
  • 機動戦士ガンダム00I 2314

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    別視点のELS戦

    映画で描かれなかった、過去にソレスタルビーイングに関係した人々のお話です。外伝作品の主人公二人が、出てこないのが残念なところです。

    #感動する #切ない

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    2021年05月20日
  • 機動戦士Zガンダム 第二部 アムロ・レイ

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     物語はエゥーゴの視点で進んで行く。クワトロ・バジーナを中心にした一行は地球に降下してジャブローを攻撃する。またこの巻でアムロ・レイが登場して、エゥーゴに加わるべく監視の目を抜け出す。新たなモビルスーツもどんどんと登場してしまい、前作の機動戦士ガンダムを比べると、アニメを無理に小説に書き起こしているような印象も受けてしまう。

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    2021年05月18日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下)

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    予習その3完結編。これは映画館で観るよりOVAとして配信で観るもんじゃないだろうか。面白くないわけじゃないけど、これを映画館で観せる、しかも3本分のお金をファンに使わせるのは、傲慢としか。。。映画用のシナリオ、ストーリーになっていることを祈る。。

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    2021年05月15日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)

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    2021年、もうすぐ公開される機動戦士ガンダムの新作映画、「閃光のハサウェイ」の原作本3部作の一本め。富野由悠季御大の筆によるものだけど、初版はなんと平成元年だから、すでに33年前の作品であり、それを令和の今上映するっていうのは、なんとも遠大と言うか、あらためて驚くべきというか、ガンダムの成せる業というべきか。
    正直映画の予習にと読み始めたわけだけど、読んでる途中で映画も3部作と知って、そこまでして描く内容とも思えず(面白くないわけじゃなく)、せめて前編後編の2作で映画なら事足りるのではと思わさせられた(まだ1/3しか読んでないわけだけど)。
    何より、Zガンダム以降、富野ガンダムに出てくる“ウ

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    2021年10月20日
  • 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還(1)

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    連邦軍は、一年戦争の混乱で散逸した同時代の資料を収集検討し、編纂と保存を決定。兵器類に関するデータ収集・分析もその一環。連邦軍から任務を託されたFSS。
    調査を進める中、シュミレーション中に突然呼びかけられた「ジョニー・ライデン」というメッセージ。
    一年戦争時のジオン公国のエースパイロットの1人ジョニー・ライデン。
    彼の情報を探ることで、歴史に埋もれた真実を掘り起こしてゆく、のかな?

    おそらく、ジョニー・ライデンという名前は個人名でなくて、称号なんでしょうね。
    なので、検査すると多くの候補の画像が出てきてしまう、と。
    コードネーム「ジョニー・ライデン」の任務を解明してゆくのでしょう。
    舞台は

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    2021年05月05日
  • 機動戦士Vガンダム3 マリア・リーディング

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    前半はジブラルタルでのエピソード
    マヘリアさんやケイトさんのエピソードは省略

    後半はやっと宇宙 宇宙での生活の描写に「ん?」と思うところもあるけど(重力がないから食べたものが胃袋に落ちない?とか)、想像を掻き立てる描写も多く楽しめる

    宇宙引越公社、太陽電池公社という企業(多分第三セクター)を非政治組織と位置付けているが、非政府組織のこと? これも著者が作った造語なのかもしれない

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    2021年04月18日
  • ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079(1)

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    登場人物の名前などはゲームのそれっぽいが、内容は「お肌のふれあい会話」などガンダム独特の言い回しなどが出てこなくて意外としっかりと書かれてる。

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    2021年03月06日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)

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    上中下まとめてのレビュー

    閃光のハサウェイがアニメ化するというので、30年くらいぶりに読んだ。
    初めて読んだのは小学生の時で、当時は語彙力もいまほどは無かったので、そんなにちゃんとストーリーは追えてなかったのだろう。全く記憶に残っていなかった。
    なので再読といいつつほぼ初見だった。

    あらすじはネタバレになりそうだから置いておくとして。
    上中下通しての感想は「面白いと言えなくもない」だった。

    この物語の世界で扱われているのは、逆襲のシャア以降の世界なわけで、その時点ではアニメ化されていなかった。ということは、ほぼ富野オリジナルと言っていい(その辺の事情は詳しい人がいるだろうからそちらを参照していただきた

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    2020年12月07日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)

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    おそろしく悪文。ベルトーチカ・チルドレンよりはいくらか読みやすくなってはいるが、御大自身が自分は作家向きじゃないとおっしゃるのがよくわかる。
    他のガンダム作品とちがい、戦略的な流れを追わないぶんハサウェイの心境の変化は読みやすいし、小説らしい雰囲気が出て、他のガンダム作品では味わえない感覚がある。
    もうすこし、舞台裏での争いをほのめかす描写があるとよりいいのだが‥

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    2020年11月14日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下)

    購入済み

    MS同士の戦闘シーンが良かった

    アデレードでの決戦。
    それぞれの思惑や戦略、そしてMSによる白兵戦と、息を飲むシーンが続きます。
    結末はとても悲しいですが、UCの最終決戦のような時空を越えて…みたいな感じではなく、物理的なMSや兵器による戦闘シーンは個人的には良かったです。

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    2020年08月12日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(中)

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    ネタバレ

    テロリズムと移民の話だった上巻とは打って変わって、中巻は恋愛がテーマに。正規軍のケネス大佐との三角関係なのかと思いきや、妖艶な女性ギギ・アンダルシアに完全に主導権を握られてしまうテロリストの頭目マフティー・ナビーユ・エリンことハサウェイ・ノアの物語。なんとなく付き合ってる恋人とギギの間でどっちつかずながらもギギに主導権を握られてしまう辺り、まるで大瀧詠一の『A LONG VACATION』の主人公のようなうだつの上がらなさを感じる。

    「おれたちは、閣僚の粛正で分るとおり、ターゲット以外にはなにもしない」(本書66頁より引用)というテロリスト仁義が語られるが、上巻で見た通り、ハサウェイは自らの

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    2020年06月24日