喜多喜久のレビュー一覧

  • リケジョ探偵の謎解きラボ

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     事件や事故、病気など様々な形で支払われる保険金。死んでしまったからすぐに保険金が支払われるわけではなく、そこに不審な点はないかなどを調査した上で保険会社が支払うことになる。その調査業務を代行するのが保険調査員である。一見何もないようなケースでも、主人公の調査員・江崎は気になって仕方がない。そんな時に頼りになるのは意中の女性研究者・友永久理子である。何よりも研究優先のリケジョが持てる限りの知識を駆使して、研究の合間に事件解決に乗り出す。
     二人の恋の行方も気になる4編収録の連作短編集。事件解決への流れはあまりなく急転直下という印象がかなり強い。鮮やかではあるが、そのあたりの押したり引いたりする

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    2020年10月28日
  • 動機探偵

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    【収録作品】第一話 鈴代若葉は、なぜ名村詩朗の助手になったのか?/第二話 町田慎平は、なぜ山に登ったのか?/第三話 西脇由加里は、なぜ婚約を破棄したのか?/第四話 藤森紀雄は、なぜ息子に罪をなすりつけようとしたのか?

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    2020年10月17日
  • 2030年の旅

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    AIがめちゃ発展してる系の話が多かったけど、10年でそこまで発達はしないのでは?という感想。
    ただ、教育を学ぶ身としては、創造的な力を高めることがこれからの社会を生きるためには必要と言われる意味が理解できたし、学校教育のなかで取り組むべきことだなと感じた。

    2030年 32歳。

    結婚して子どもがいたらベストだよなあと思ったり、外国に住んでたら面白そうだなと思ったり、先生辞めてる可能性もあるよなとか思ったりしながら読んでたからあんま内容入ってこなかった。

    里帰りはUFOで
    五十歳
    はおもしろかった

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    2020年10月16日
  • 死香探偵 哀しき死たちは儚く香る

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    シリーズ第3弾。

    特別な嗅覚を持つ青年と匂いに関する研究をする研究者の2人が事件を解決していくお話。

    特別な嗅覚を持つ青年に忍び寄る謎の組織登場。
    (本編にて謎の組織は明かされます)
    今後、謎の組織との対決が楽しみ。

    特別な嗅覚に苦しむ青年は、その嗅覚の存在を持ち続けたいのか、なくしたいのかと自身が悩むお話が含まれており、より風間氏への想い(恋愛とかではなく)が強まった様子。

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    2020年10月04日
  • 化学探偵Mr.キュリー3

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    1.2を読んだ時はガリレオをサイズダウンした感じで面白く読めましたが 正直何か軽すぎて 期待してたほど 面白く感じなかった

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    2020年10月01日
  • 科警研のホームズ 毒殺のシンフォニア

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    ネタバレ

    通称「科警研」の本郷分室の研修期間が半年延び、伊達、北上、愛美の3人は再び、土屋を調査にひっぱり出すため、解決が困難な、不可解で難解な案件を選定し、調査に取り組むことに。

    シンポジウムの懇談会会場での服毒死
    山奥のドラム缶から見つかった白骨
    下町の自動車整備工場の呼吸不全の遺体
    座禅修行直後に倒れた教祖

    前作よりもさらに三人三様の得意分野での活躍が光る。それぞれの目標も地に足がついてより具体的になってきたよう。
    彼らの活躍に、土屋の意識にも変化が?
    彼らのこれからがパッと開けるようなラストが爽やか!

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    2020年09月27日
  • リケジョ探偵の謎解きラボ 彼女の推理と決断

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    第二弾なのを知らずに惹かれて購入。
    ちょうどドラマ「トレース」がやっていたときだったかな?
    久里子さんもトレースだ…と思いながら読んでいた。
    前作も読みたい。

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    2020年09月20日
  • 科警研のホームズ 毒殺のシンフォニア

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    室長が科警研を去った真相がわかるのでスッキリ。
    3人のチームワークも前作よりもよくなっていてよかった。
    もう続編はないのかな。もう少し読みたい。

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    2020年09月20日
  • 科警研のホームズ

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    キャラも全然違うし、それぞれの専門分野も違う3人のキャラクターがいい味を出していたように思う。
    室長にはこのままのゆるい感じでいてほしいな。

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    2020年09月20日
  • 科警研のホームズ 毒殺のシンフォニア

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    シリーズ2作目。「毒殺のシンフォニア」「溶解したエビデンス」「致死のマテリアル」「輪廻のストラテジー」の4編。
    次作はあるのか…?発売されたら読みたいな。

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    2020年09月20日
  • 死香探偵 連なる死たちは狂おしく香る

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    シリーズ第2弾。

    特殊清掃(人が亡くなった部屋等を清掃する)のアルバイトをする青年と大学分析科学研究室の准教授が死者の放つ香り(死香)を基に事件を解決していく短編集。

    今回も意地悪な人物等は登場せず新たなキャラも登場し今後の展開が楽しみなシリーズ。

    風間氏と主人公の桜庭氏の仲も恋愛とは違う次元で深まりつつありそんな部分もなかなか良いです。
    おススメ。

    ややうっとうしいライバルが登場したので★一つ減。
    個人的に本作にこういうのは必要なしと思う。

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    2020年09月19日
  • 動機探偵

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    不可解な行動をおこした人間の動機を探るミステリー短編集。
    理解できない行動の動機を探るのが人工知能の研究のためという設定が絶妙。本格ミステリーでいうホワイダニット(なぜ犯行に及んだのか)にあたる。だが、探偵役らしき准教授は推理を披露するわけではなく、推論を主人公に述べて調査してもらう形式がほとんど。ミステリーなんだけどミステリーっぽくない。
    でもそれなりに面白かったし、名村准教授と若葉の関係もどうなっていくのか楽しみではある。続編も追っていくつもり。

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    2020年09月15日
  • 動機探偵

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    ネタバレ

    結論は分かっているけれど、そうなるに至った想いを解明するミステリというのは発想が面白かった。
    想いだから正解かどうかは分からないこともある。
    特に相手が亡くなっている場合は。
    それでも、正解でなかったとしても、何かしらの答えを導き出せたのなら、残された人にとっては救いになるかもしれない。
    まあこの話の場合は正解するパターンなんですけど。
    しかも、明らかにしてはいけない事実も発覚する場合もあるんですけど。
    そこはフィクションとはいえ容赦はない。

    AIの研究のためとしながらも、実際は喜怒哀楽の感情を持てない准教授自身のための調査だったような気がする。
    彼こそAIのように様々なパターンから察して、

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    2020年09月13日
  • 化学探偵Mr.キュリー

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    大学関連の様々な事件を、沖野春彦准教授と庶務課の七瀬舞衣のコンビが解決していく話。

    人体発火の秘密が、個人的には好き。

    どんどん話数を重ねていくにつれて、面白くなっていった。

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    2020年09月08日
  • 化学探偵Mr.キュリー9

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    四宮大学で舞衣がMr.キュリーこと沖野と出会って三年。今年も「思い通りの夢」が見られる薬など奇妙な相談が寄せられる。また舞衣の知り合いで人気俳優の美間坂剣也が主演をつとめる「化学ドラマ」第二弾の放映も決定した。脚本は沖野が監修するが、この「化 学トリック」が、ある事件を巻き起こす!?

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    2020年08月30日
  • 創薬探偵から祝福を(新潮文庫nex)

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    ネタバレ


    1人の難病患者のために、病の原因を突き止め命をつなぐ創薬探偵。患者や状況等の調査担当薬師寺千佳と、構造を見ただけで全合成ルートが分かる合成者遠藤宗史の2人体勢。URT超希少疾患特別治療なる架空の制度のもと、創薬に挑む。(ウルトラ)オーファンドラッグ制度もあるが、面白い設定。病気の原因を犯人・創薬するのを探偵と呼び、ビトロ試験から人体へあたりの人体実験感が気になってしまうからか、会話の感動感が薄い。iPS細胞も出てきて創薬の進め方が出てくるあたりは面白い。姉の婚約者である遠藤に対する千佳の想いの行方も気になる所。

    URTについて、実質的な人体実験ではないかという批判。費用は全て患者負担で高

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    2020年08月23日
  • リケジョ探偵の謎解きラボ 彼女の推理と決断

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    留学帰りのリケジョ・友永久里子と保険調査員の江崎誠彦。結婚に向けて着々と準備を進める2人。
    しかし、様々な問題が...

    毎回、彼女の『トレース』が楽しみですね。
    今回の調査は4件。
    しかし、どの事件も、エンディングにややスッキリ感が足りないような...

    最後の事件では、久里子さん自身が身をもって、渦中の中に...さすが行動力がありますね。

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    2020年08月23日
  • 二重螺旋の誘拐

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    それなりに手の込んだ設定(構成)、の割に、人間関係描写がだいぶ限定的だったり、ちょっとアレげなキャラ設定(幼い頃に妹を過失で亡くした高坂の、妹への思慕ともロリコンとも表現しにくい行動諸々とか)に読者がどこまで心惹かれながら読み続けられるか?みたいなところだったり、そういうモノが後半に行くにつれてズシンと突きつけられてお、おう…的な気持ちになるのにキャラクター達は変なところでポジティブな台詞をポンポン繰り出して〆に向かって来るという。
    ミステリとしての構造を理解できても読後感のスッキリさは(作者が意図的にポジティブでハートフルな空気を出そうとしてるのが空回りして)うーん?だった。

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    2020年08月17日
  • 死香探偵 哀しき死たちは儚く香る

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    死香を嗅ぎ分ける人間なんていないだろうけど、風間が万難を排して取り組んでいる死香なんて本当にあるんだろうか。桜庭潤平の純粋な思いと風間の研究者馬鹿の様相がこのシリーズの肝だ。特に、風間の「愚問だな」の文句がいい。風間の人物造形の成功がこのシリーズを支えていると言っていい。今回も潤平を保護するために(自分の研究のため)自分のマンションに連れてきてしまうところなど、誤解を恐れぬ研究馬鹿さを大発揮。

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    2020年08月12日
  • 化学探偵Mr.キュリー

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    化学好きからミステリ好きまで大満足!

    そんな謳い文句に釣られて読んでみましたが、話が進むたびにハマります!
    ツンなくせに面倒見がよいMr.キュリーこと沖野春彦准教授と、新卒庶務課仕事に張り切る猪突猛進型女子の七瀬舞衣の迷コンビ爆誕!という感じ。

    この沖野センセイのめっちゃツンだけど、最終的に面倒見の良い。そこがとても良いのです!元気いっぱいな舞衣ちゃんももちろん可愛い

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    2020年07月28日