あらすじ
大人気「化学探偵Mr.キュリー」シリーズの著者が描く科学捜査ミステリー!
科学警察研究所――通称「科警研」の本郷分室の三人の研修生たちは、
研修期間が延びたことで、「解決が困難な、不可解で難解な案件」
すなわち「面白そうな事件」を選定し、調査に取り組んでいた。
鋭い洞察力と推理の切れ味で、かつて警察関係者から「科警研のホームズ」
とまで称されていた室長の土屋は、相変わらず事件より
大学の研究に夢中な様子であったが、あるときそんな土屋に異変が……。
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3作目を先に読んで、後追いで1作目とこれを読んだが、ちゃんと3作目への繋がりが書かれてたんだ。研修生3人の話はこれで終わるんだけど、1作目よりチームワークが良くなって面白くなった。それぞれの話もなかなかテンポよくて面白かった
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シリーズ第2弾。前作に続き、謎のバリエーションが豊富で、3人のキャラクターと室長のバランスも良く、安定した良作だと思う。
特に印象的なエピソードはなかったものの、どの話も一定の完成度があり、“中の上”の満足感で最後まで楽しめた。
今回は外部の警察関係者が何人か登場したが、彼らを脇役として活躍させつつ、短編ではなく、一つの大きな事件に巻き込む展開が次作であっても面白そうだ。
また、前作ではやや目立っていた室長のわがままさが、本作では少し人間味を帯びてきており、その変化も好印象だった。
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探偵ガリレオに似た科学の力で事件を解決するシリーズ。
一作目より3人プラス1の協力関係が進化してまとまりが出てきた印象を受けました。
短編集だけに、一冊でいろいろなアイデアを読めるところも良い。
分室の形が発展的に変わるみたいなので、続きも読んでみよう。
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毒殺のシンフォニア/溶解したエビデンス/
致死のマテリアル/輪廻のストラテジー
研修生が成長すると室長も成長するんだ。でも 成長せざるを得ないというほうがあってるかも。
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シリーズ、第二弾。
研修期間も延長され、新たな謎に挑む北上、伊達、そして安岡(女性)の3人の研修生たち。
今回は、
『毒殺のシンフォニア』
『溶解したエビデンス』
『致死のマテリアル』
『輪廻のストラテジー』
の4篇。
いずれも、一見不可思議な謎ですが、3人の科学的アプローチに加え、土屋室長の鋭い指摘で、見事解明に至ります。
エンディングでは、本郷分室は一旦閉鎖となり、3人も元の職場に戻りますが、一年後、果たして、再会となるか?
続編が読みたいです。
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面白かった!
事件について、科学的な観点から捜査する部署なので、犯人の動機や人間関係などについては、それほど書かれていないが、3人の研修生たちが、それぞれの得意分野を生かして死因や凶器を明かしていくというお話。
4篇の短編すべてが殺人事件だが、さっぱりしていて、あとにイヤな気持ちが残らなくていい。
疲れた時や、落ち込んだ時に読んでも、いい気分転換になる本。
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科学警察研究所―通称「科警研」の本郷分室の三人の研修生たちは、研修期間が延びたことで、「解決が困難な、不可解で難解な案件」すなわち「面白そうな事件」を選定し、調査に取り組んでいた。鋭い洞察力と推理の切れ味で、かつて警察関係者から「科警研のホームズ」とまで称されていた室長の土屋は、相変わらず事件より大学の研究に夢中な様子であったが、あるときそんな彼に異変が…。
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水酸化ナトリウム水溶液で死体を溶かす話は面白かった。作中では別の切り口で真相に迫りますが、ここまで完全に骨だけになってしまうと、歯科治療の跡でもないと迷宮入りな感じになりますね。
このシリーズはまだ続きそうですが、次は少し雰囲気が変わるかもしれませんね。
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科警研シリーズ第二弾。
研修の延長が決まった三人は特殊な事件の捜査を引き続き行うことに。
前回よりも更に専門用語とか知識が無いと分からないトリックだなーって感じ。
その割になんだかサラッと終わる印象。
安岡さんがキャラ設定の都合上、若干空気読まずに室長にバチバチになってたな。
3人ともチームとして洗練されていってて良かった。
最後の話はなんとも言えない終わり。宇佐美のその事とか教団側の深掘りが全然無いから気になる。
最終的に分かってたけど科警研、再結成の未来がありそうで良かった。
室長が良くも悪くも人の事を意識して前に進んでいけてるから雨降って地固まる。
というか第三弾でてる?っぽいのでとりあえず読も〜〜。
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科警研のホームズ シリーズ第2弾。
こちらも短編4話。
研修生が3人で一生懸命探した手がかりが集まった所で
土屋がポーンと解決するという絶妙なコンビネーションが
面白かった!
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シリーズ2作目。
前作で科警研本郷分室での研修期間が半年延長になった北上、伊達、安岡の3名。
分室の設立に乗り気でなかった土屋も、前作のラストで少し乗り気になったかと思ったが、今作のスタートでは元通り。
懇談会での服毒死、山奥のドラム缶の中から見つかった白骨死体など、4編の中編から構成されているが、それぞれの科学的トリックがなかなか面白い。
特に2作目の「溶解したエビデンス」は、この間放送されたガリレオの新作ドラマのトリックに通じるものがあり、両方を比べながら見ると面白さが増す。
1作目ではそれほど目立たなかった3人の得意分野からの事件へのアプローチも明確化されており、もう少し、このシリーズを読みたいところだが、今作で3人の研修期間は終了。
土屋の科警研を去った理由も明らかにされ、一旦これで終わりかと思うが、3作目はすでに発売されているので、違う形で科警研の本郷分室が復活するのだろう。
一見、全て単独の作品のように書いているが、2作目の最終章は1作目の物語から続いているので、1作目から読むのがベター。
Posted by ブクログ
シリーズ物の二冊目から読んでしまった。
科学警察研究所の三人の研修生と科警研のホームズとまで言われた土屋が事件を解決していく話。
三人の研修生が成長していくところが楽しめるし、土屋の切れ味抜群の推理が面白くて、サクサク読めました。
シリーズ一冊目を探して読みたいと思います。
Posted by ブクログ
通称「科警研」の本郷分室の研修期間が半年延び、伊達、北上、愛美の3人は再び、土屋を調査にひっぱり出すため、解決が困難な、不可解で難解な案件を選定し、調査に取り組むことに。
シンポジウムの懇談会会場での服毒死
山奥のドラム缶から見つかった白骨
下町の自動車整備工場の呼吸不全の遺体
座禅修行直後に倒れた教祖
前作よりもさらに三人三様の得意分野での活躍が光る。それぞれの目標も地に足がついてより具体的になってきたよう。
彼らの活躍に、土屋の意識にも変化が?
彼らのこれからがパッと開けるようなラストが爽やか!
Posted by ブクログ
室長が科警研を去った真相がわかるのでスッキリ。
3人のチームワークも前作よりもよくなっていてよかった。
もう続編はないのかな。もう少し読みたい。
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シリーズ2作目。「毒殺のシンフォニア」「溶解したエビデンス」「致死のマテリアル」「輪廻のストラテジー」の4編。
次作はあるのか…?発売されたら読みたいな。
Posted by ブクログ
犯人の動機などは無関係に証拠を検証するので、事件関係者のドラマには重きを置いてない。行き詰まると上司の鶴の一声で視界が開けるというパターンの連作。
Posted by ブクログ
面白かった。個性もバラバラで読んでるこちらが混乱しない所もいい。土屋が完璧過ぎて、結局彼が出てくると解決しちゃうのであっさりしてるけど。もう少し、土屋が夢中になる難事件とか起こる展開があってもよかったなー。