喜多喜久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ設定が面白そうだなと購入。
バレンタインまでに読み終わるように2月はじめに読み始めたのに、1ページ読んで栞を挟んで閉じてしまったりと意外にノッてこなくて3月を迎えてしまいました。
女性陣は端役までみんなキャラがわかりやすくてビジュアルまで脳内で浮かぶのに、男性は全員特徴が感じられずそのせいで入り込みづらかったです。
コンビニの男性目線の章は、後に起こることの説明を先に差し込んでおきましたということなのかなと思いましたが、なんとなくモヤモヤします。
彼の物語として回収されないのならば、彼目線の物語を始めてほしくなかったなというか。
もっとスマートな違う方法でフラグを立ててほしかったかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ潤平と風間さんの関係性と心情に重きを置いた巻。
前巻で潤平が風間さんに庇護的に扱われているのが苦しいと思っている印象だったので、やりたいことを考えた先に今後も風間さんの助手として役割を果たしたいと結論を出すと一気に前向きになったように感じた。
逆に風間さんは「潤平を一人の人間として尊重しているか」という問題に直面したが、前巻までの熱烈さを思って個人的にとても意外だった。
しかし読み進めていくうちに「主従的な立場に置いていた」という発言も出てきて、確かに読者でさえもその状態が当たり前になっていて違和感を持っていなかったことに気付く。
平等な立場にいなければならないという風間さんの発言はまだ固定概 -
Posted by ブクログ
データ処理の伊達、分子生物学の紅一点安岡愛美、化学分析の北上。各地の警察署から集められた彼らは、科警研本郷分室の研修生。この分室の真の目的はかつて科警研のホームズと言われた男を呼び戻すことだった。
なんていう走り出しで、科学ミステリーでもあり、お仕事小説でもある。
まだメインキャストたちの個性がはっきりしないのと、慣れないために愛着が湧かないのとで
いまいち楽しめず。続編もあるのてこの人たちにはチャレンジしようと思う。
事件の展開は最初に犯行を描写するタイプ。
科学的手法の方は、いまいち鮮やかさを感じられなかった。なんでだろう?
コメディ要素でもプラスされれば連ドラ候補に上がりそう。