喜多喜久のレビュー一覧

  • 化学探偵Mr.キュリー9

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    このシリーズももう9冊目。次で二桁ですね。
    今回はあまり化学、つまり沖野に頼らない話が多かった気がします。舞衣の成長に伴って、人として沖野と同列になってきたとうに感じます。ただこのシリーズはやはり化学がテーマなので、もう少し沖野に巻き込まれてほしいかな。

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    2020年05月05日
  • 死香探偵 哀しき死たちは儚く香る

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    死香探偵の3冊目。風間の過保護っぷりに拍車がかかっていますが、香りから犯人へとたどり着くシチュエーションがよく考えられていて変わらず面白いです。
    病院のエピソードが面白かったかな。病院は複数の死に関わる場所であり、1人の死に複数の人物が関わるところでもあります。こういった場所では香りだけでは真相に迫れない。面白い着眼でした。

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    2020年05月04日
  • 化学探偵Mr.キュリー9

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    ネタバレ

    相変わらず面白いなぁ。認知症役に明晰夢の副作用があるとは知らなかった。他にも、撥水スプレーを室内で使うとどんな問題が起こるのか…とか、そういえば吸い込むと危ないと知ってはいても具体的にどうなるのか知らなかったなー…。

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    2020年04月30日
  • 死香探偵 哀しき死たちは儚く香る

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    死香探偵第三弾。

    今作も前作同様、風間と潤平のコンビが死香を手掛かりに事件を解決していきます。

    死香に関する研究が進展し、徐々に食べ物の香りを再現出来つつあると同時に、研究のライバルの登場もあり、続編に期待させられる内容でした。

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    2020年04月30日
  • 創薬探偵から祝福を(新潮文庫nex)

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    難病の患者から大金を受け取って新薬を創り出すという創薬チームの遠藤宗史と薬師寺千佳。二人は眠ったままの遠藤の婚約者で千佳の姉の姫子を救うために、この仕事を請け負っていたのだ。次々と難病を救っていくのだが、いったいこんなに上手くいくものだろうか。遠藤が化学合成の天才というが、こんな人は実際にいる?ぜひともこのチームに新型コロナを治癒する新薬を創って欲しいものだ。
    人物の描き方も話の進め方も上手くて、ぐいぐい読まされるが、最後がちょっと無理やり感があるかな。

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    2020年04月27日
  • 死香探偵 連なる死たちは狂おしく香る

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    研究者だけあって、事件に深入りせず自分の仕事に集中するのが気持ち良い。集中の方向性がずれているのは天才ならでは。食べられるものがなくなっていくのが気の毒でならない。もっとそこのケアもしてあげて!

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    2020年04月26日
  • 死香探偵 哀しき死たちは儚く香る

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    正直、あまり話に大きな展開はなかった。
    ただ、世の中にはもしかしたら色々な特異体質を持つ人がいるのかもしれないと思うと強ち、こんな研究も突拍子もない話ではないのではないかな?と。

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    2020年04月25日
  • 化学探偵Mr.キュリー8

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    ネタバレ

    沖野先生と七瀬ちゃん進展しないねー!!氷上さんは相変わらず激しい。沖野先生が満更でもないのか嫌々なのか判別が難しくなってきたけど、多分半々くらいなのかな。覚醒剤の痕跡に品種改良中の果物の盗難、爆発事件になかなか会えない恋人達の悩み...庶務課ってやること多いなー

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    2020年04月21日
  • 科警研のホームズ 毒殺のシンフォニア

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    研修生同士の得意分野を生かしながらのチームワークはとてもよく、安定して読めました。室長が科警研から去った理由もはっきりしてよかったです。

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    2020年04月09日
  • 化学探偵Mr.キュリー6

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    クイーン・オブ・おせっかいの七瀬舞衣の面目躍如たるお話だ。アメリカから四宮大学に留学にやってきた16歳のエリーのお世話を全力で行う。当然、Mr.キュリーこと沖野は巻き込まれてしまう。指導教官でもあるのだが、それ以上の世話を焼いてしまう。舞衣の影響には違いない。このシリーズの視点の中心は舞衣だが、沖野の心境の変化の物語でもあるかもしれない。元製薬会社の研究員の著者らしい化学の研究の話だが、素人にも大枠は分かるように書かれている。例えがいろいろ出てくるが、ちょっと面白い。最後はお約束の展開かな。

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    2020年04月07日
  • ビギナーズ・ラボ

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    ふとしたきっかけで知る事になった女性の片想いをした製薬会社に事務として勤める主人公は、彼女が治療薬のない難病である事を知った。
    そこから始まる奇跡の物語。
    なんとか社内公募の新規創薬チームを立ち上げる事になったが、メンバーは一癖も二癖もあるやつらばかり。
    果たして、このプロジェクトの行方は?
    そして恋の行方は?

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    2020年03月18日
  • 死香探偵 尊き死たちは気高く香る

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    化学に強い喜多喜久さんらしい新しいタイプの探偵を考えたものだ。桜庭潤平は死臭に敏感に反応し、死人によって違う食べ物の香りに感じる。その代わりにその香りの食べ物が悪臭漂うようになり食べられなくなってしまう難儀な能力なのである。風間由人という化学の准教授とともに警察の殺人事件の捜査に協力している。この風間が大企業の御曹司でイケメンで、自分の研究第一で、殺人現場に行くと生き生きとするというなんともナイスな人物造形なのだ。勿論、潤平は風間にとってまたとない研究対象だ。この二人や警察の人間、潤平の仕事仲間の樹(死人の出た家や部屋を清掃するという仕事!)たちとの掛け合いが面白い。推理の方は潤平の能力ありき

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    2020年03月07日
  • 科警研のホームズ

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    期待してたより面白かった。
    ミステリというより頑張る若者たちの成長ものとして読んでたかもしれないけれど。

    折角の倒叙なので、魅力的な犯人(とそれに見合うストーリー)を創りあげてくれたらいっそう楽しめるに違いない、と期待値を今作よりあげて続編を手にしようかと・・・大丈夫かな?

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    2020年02月21日
  • 化学探偵Mr.キュリー5

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    題はMr.キュリー(化学科沖野春彦准教授)だが、主人公は庶務課の七瀬舞衣だろう。舞衣のおっせかい全開の性格のため、持ち込まれる相談事、問題にどんどん首を突っ込んでいき、沖野まで否応なしに巻き込んでしまう。でも、こんな二人が実際にいたらいいなと思うくらい、どちらも根本的に思いやりがあり、頼りがいがある。5編の事件が描かれているが、そのたびに舞衣の知り合いの輪は広がる一方だ。二人の関係もひょっとして進展があるかも。読んでいて楽しいミステリーだ。

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    2020年02月17日
  • 化学探偵Mr.キュリー4

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    地方都市の四宮大学等を舞台とした連作キャンパスミステリー。化学科の准教授沖野晴彦と庶務課の七瀬舞衣が主に探偵役となる。科学探偵だけに事件のトリックに化学的なことが関わっており、それを見破ることが事件解決の決め手となる。殺人のような残酷な事件は起こらないので、いわゆる日常ミステリーに属するかな。登場人物たちのやり取りがなかなか面白い。気楽に楽しめるミステリーだ。俳優の美間坂剣也が探偵役となる一編もちょとした工夫があっていい。

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    2020年02月16日
  • ヴァンパイア探偵 --禁断の運命の血--

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    ファンタジー要素もありますが、テンポが良く読みやすかったです。血液分析のくだりも、あまり専門用語が多くなくてよかったです。

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    2019年12月07日
  • 死香探偵 連なる死たちは狂おしく香る

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    死香探偵第二弾。

    前作同様、風間と潤平のコンビが死香を頼りに殺人事件を解決していく話が集まった短編集です。

    死香を花の香りに感じる敵が登場し、今後の展開を期待させる終わり方でありましたが、少しBL要素が強くなってきているのが残念でした。

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    2019年12月04日
  • 化学探偵Mr.キュリー4

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    3巻読んでから、だいぶ間が空いてしまった。
    この作品は以前に出てきた人物や、その関係者が出ること多いが、その点は今回も健在。 また今回はいつもと違う視点(沖野先生自ら動くとか)もあり、新鮮に感じた。次はあまり間隔開けず読みたい…

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    2019年11月29日
  • 科警研のホームズ 毒殺のシンフォニア

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    水酸化ナトリウム水溶液で死体を溶かす話は面白かった。作中では別の切り口で真相に迫りますが、ここまで完全に骨だけになってしまうと、歯科治療の跡でもないと迷宮入りな感じになりますね。
    このシリーズはまだ続きそうですが、次は少し雰囲気が変わるかもしれませんね。

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    2019年11月16日
  • 科警研のホームズ

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    最初に考えていたよりはだいぶ面白かったかな。あんまり科学捜査の専門知識を駆使した内容になってるわけではないから、読みやすいし。助手3人は本家ワトソンよりも働いてるね(笑)。楽園のナビゲーターの動機はちょっと無理があったかなぁ。

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    2019年11月06日