喜多喜久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
10年ぶりに再読。
主人公は東京大学農学部院生の浅野奈海。ある日、同じゼミの想いを寄せる本田の死体を発見。その後、クロトと名乗る死神が出現。本田の死を回避する機会を与えてくれるという。タイムリープし、本田の死を回避する未来を手に入れる事ができるのか、タイムリープの回数は10回・・・という物語です。
タイムリープするけど、本田を救えず、救えたと思えば他の誰かが代わりに亡くなる。なぜ本田は死んだのか、その原因を探ると、様々な要因が複雑に絡まり合っていて、伏線が徐々に回収されていきます。久し振りに読んだけど、やっぱり面白かったです。恋愛要素も多く、最後の終わり方もよかったです。 -
ネタバレ 購入済み
オカルト
科学的に証明されていない現象興味を持つ大学生サークルがひょんなことから殺人事件に巻き込まれる話。異星人とミステリの融合は意外なクライマックスに拍車をかける感動的な化学反応でした。
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購入済み
呪いの藁人形、真夜中の住人、化学少年の奮闘、見えない毒の4つの話。舞衣ちゃんがソフトボール経験者でしかもピッチャーとは。。どの話も微妙に恋愛沙汰なんだけど、舞衣ちゃんの言った「私か持ち込んだ些細なきっかけが、沖野先生という触媒を介していくつもの反応をおこし、予想もしなかった結末を生み出す、、私達の関係ってなんだか化学みたいですね。」うーんホントだーと思いました。私個人的には氷上さんは嫌い。。なーんか自信たっぷりな感じが鼻につく。。
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購入済み
探偵モノ大好き
死香探偵って??と思いつつまずは試し読み。。あら、面白い!と思い早速購入して読み進めました。死臭が食べ物の匂いで食べ物がその逆って、相当不幸。。しかし風間先生に出会って桜庭くんはある意味有意義で刺激的な毎日を送る事に。ほぼ1話完結だから読みやすいです。シリーズ全部読みます。
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Posted by ブクログ
読書録「化学探偵Mr.キュリー6」5
著者 喜多喜久
出版 中央公論新社
p261より引用
“ 研究内容がマイナーで誰の役にも立たな
くても、実質的には誰かの下請けのような作
業をしていても、独自の理論が実証できずに
苦しんでいても、「自分は研究者なのだ」と
いう矜持を捨てない限り、存在意義を失うこ
とはない。”
目次より抜粋引用
“イントロダクション
Step 1
Step 2
Step 3
Step 4”
優秀な化学者と大学職員を主人公とした、
長編ミステリ。シリーズ初の長編作品。
大学に勤め始めて二度目の夏も終わりに近
づき、季節の移ろいを思う主人公・七瀬舞衣。
夏休 -
Posted by ブクログ
死香探偵、第二弾、4編。
死香(死者が放つ香り)を『食べ物』の匂いに変換する潤平と、香りの分析学のエキスパート・風間准教授。2人が嗅ぎ解く新たな謎は?
人気作家のサイン本に付いた甘いチョコレートの死香、そして、慰安旅行先の旅館で出会ったセロリの香り、などなど。
今回は、第3話で、謎の美女が登場。何故か風間准教授は、この事件から手を引くという、なぜ?
この美女は、まさかの...
そして、第4話では、潤平と同じ能力を持つ人物が登場。しかし、彼は、食材ではなく、花の香りを感じるという。その香りを嗅ぐために、なんと...
ますます面白くなりますね。