喜多喜久のレビュー一覧

  • 化学探偵Mr.キュリー10

    Posted by ブクログ

    四宮を訪れた小国の王子が、良くも悪くも舞依や沖野のかき回すお話。王子はとても好感の持てるキャラですが、王族なりの強引さというか、目的に真っすぐなところがあり、その影響力もあって周囲を巻き込みますね。
    最終的に雨降って地固まるという感じ。

    0
    2023年06月14日
  • ラブ・ケミストリー

    Posted by ブクログ

    恋愛苦手アルアルから始まって藤村君を取り巻く人々の環境だったり立ち位置だったり、そして彼への気持ちだったり、専門言葉が飛び交う研究シーンも豊富だけど全部スルーして天使とも悪魔とも言えるカロンを交えた人間関係が進んで行く、最後になって2つの展開に裏切られたような、そうきたかの様なエンディングでした。

    0
    2023年06月12日
  • 化学探偵Mr.キュリー3

    Posted by ブクログ

    四宮大学庶務課に勤務する女性職員、七瀬舞衣が学生の悩みや問題を
    理学部科学科の准教授の沖野春彦を巻き込んで科学の知識で、
    解決へと導く連作短編の第3弾。

    今回は、呪いの藁人形、により苦しむ学生。
    真夜中に実験を行う学生。
    犬の病気を助けたいがために奮闘する小学生。
    とあるサークルで起きた問題と七瀬と沖野の間での出来事。
    この4話で構成されていて、3話と4話は展開が熱かったかな。
    特に、4話の七瀬と沖野の関係が・・・ってな展開は、
    5巻以降にどう影響するのかなって言うちょっとしたハラハラドキドキ感を
    与える感じもあったりなかったり。

    0
    2023年06月08日
  • 科警研のホームズ

    Posted by ブクログ

    キャラがしっかりしていて映像化しやすそう!特に「科警研のホームズ」と称されてた土屋は一癖あり!
    喜多喜久さんの作品久しぶりだったけど、やっぱ面白い!科学に関しては一ミリもわからんけど 笑

    0
    2023年05月22日
  • 死香探偵 生死の狭間で愛は香る

    Posted by ブクログ

    死香のサンプル数が増えてきたお陰で類型化が可能になりつつあるので、ストーリーの幅が広がって面白くなってきた。
    ただ、BL的な雰囲気を匂わせるところは全く不要なので、本当にやめて欲しい。

    0
    2023年04月07日
  • 化学探偵Mr.キュリー10

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このシリーズ、短編の中に時々長編が現れてくるんだけども、化学を重視すればするほど、化学の説明が長くなってしまい、どうもミステリー感が薄れる感覚があったんだけども、今回はそうした違和感はなく、プロットがうまくハマったって感じ。

    ミステリー部分でドンデン返しらしいドンデン返しはなかったけども、氷室氏がちょっと周りに対する理解を深めたりとキャラの成長?変化は順調に進んでいるし、ここらの紆余曲折はどうなるだろうか。

    0
    2023年03月26日
  • 動機探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    氏の作品は動機の部分で強弱が比較的はっきり分かれる印象があり、好みの分かれるところだと思っていたんだけども、今回の作品はもろ「動機」がメインだから、人間の機微を掘り下げるという、ミステリーの重要な部分を堪能できたと思う。心理トリック、みたいなもんだろうかね。

    ただ、特任助手が体のいいバイトみたいな感じで描かれてるけど、そんなわけはなく(笑)。もちろん雇う側にそういう意識をもった人がいないわけではないとも思うけど、そこはツッコんでもしょうがない。

    全体としてまとまりのいい作品だったなと思う。

    0
    2023年03月23日
  • リプレイ2.14

    Posted by ブクログ

    シリーズの中では1番面白く、好みだった。

    バレンタインデーをやり直す、上手くいきそうでいかない…焦れつつも応援してしまう。謎が謎を呼び、解決したはずの問題が再び持ち上がったり。

    ぐるぐる回って、迎えた結末にホッとした。

    0
    2023年03月08日
  • 化学探偵Mr.キュリー9

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    王道の化学探偵に戻ってきたかなという感じ。短編だからさくっと読めるんだけど、今回は動機やトリックに無理はなく、妙な違和感はなかった。

    ここにきて、Mr.キュリーがちょっと七瀬を認め始めて、今後の展開らしい展開があるかもしれないというちょっとした期待感がある。

    ただ庶務課ってあんなのか?と思わずにはいられない。

    0
    2023年02月20日
  • 創薬探偵から祝福を(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    最近、医療系のが続く。

    創薬は大きく分けて5つのプロセスから成り立っている。①基礎研究、②非臨床試験、③臨床試験、④承認申請と審査、そして⑤認可と発売みたい。

    創薬探偵と探偵って名前ついてるけど、犯人を探すとかより、薬を探すというか、作るというか…
    ここでは、①と②ぐらいして、いきなり人に使うという感じ。まぁ、もう効くものないし、これに賭ける!やな。

    さらに、オーダーメイドの薬作りか…
    凄いお金かかりそう…
    実際にこの話でも、高額請求してるし…
    確かに、原因不明の病気を解明するこはお金かかりそう。
    製薬会社も凄いお金掛けて、薬作ってるしな。

    とは言え、最終目的は、お姉ちゃんを治す事!

    0
    2023年02月06日
  • 化学探偵Mr.キュリー2

    Posted by ブクログ

    炎の魔術師、爆弾、青酸カリ、人魂など、今作もいろんな身近な現象を化学で解明。サクサク読めます。
    グロくなく、ちょっとした豆知識が楽しい。

    0
    2022年12月03日
  • 化学探偵Mr.キュリー

    Posted by ブクログ

    化学の准教授と庶務課のお姉さんが、身の回りの事件を解決していく短編集。
    化学といっても、硫酸ドロドロみたいなグロいのではないので安心です。マニアックすぎず、文章がカジュアルで読みやすいので話がスンナリ入ってくる。ボリュームもちょうどいい。
    埋蔵金の話と人体発火の話が特におもしろかった。続編も読みたい。

    0
    2022年11月30日
  • 動機探偵 : 2 名村詩朗の洞察

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    令王大学の准教授・名村と助手の若葉はAIに人間の感情を覚えさせる為に「不可解な謎」を集めていた。
    少しずつ謎を集めつつあるが、中々謎の依頼が来なくて…

    AIのミライと若葉の会話が、少しずつ様になってきた様に思えます。
    そして、名村の同級生・尾藤が喜怒哀楽の無い名村をどうにか感情を持たせようと若葉をせっついていますが、当初に比べて随分距離も近くなったと思います。
    今後どうなっていくか楽しみです。

    0
    2022年11月10日
  • 動機探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「あなたの不可解な謎を解き明かします。」

    令王大学の准教授・名村詩朗は、人の行動の背景にある動機を解き明かし、心の動きをAIに学習させる事で進化させようとしていた。

    勤めていた弁護士事務所が弁護士が高齢化に伴い閉鎖されてしまった鈴代若葉は、求人があった名村の元へ向かうが、何気ない動作が名村の興味を引き、助手として採用される…

    喜怒哀楽が解らない名村と、好奇心旺盛の若葉のコンビが上手くマッチしていて良いコンビだと思います。

    依頼された謎も、ささいな事から謎の真相へと導く名村の推理力と若葉の地道な捜査で解き明かすのがワクワクしました。
    まだ始まったばかりのコンビなので、今後も期待しています

    0
    2022年11月10日
  • 科警研のホームズ 絞殺のサイコロジー

    Posted by ブクログ

    登場人物が大学生ということもあり、臨場感や感情移入しやすかった。
    最後の章は衝撃の結末であり、引き込まれた。
    同シリーズの作品も読んでみたいと思った。

    0
    2022年10月25日
  • 死香探偵 真心は捧げられた死と香る

    Posted by ブクログ

    死香探偵第5弾。

    風間と桜庭潤平のコンビが死香を手掛かりに事件を解決していくシリーズ。今作は二人の間に緊張感がある中で、それぞれの立ち位置をはっきりさせるようなお話でした。結果的に中途半端な形が解決された形でよかったのかなと思いました。今後の展開が楽しみです。

    0
    2022年10月25日
  • 化学探偵Mr.キュリー

    Posted by ブクログ

    短編になっていて読みやすくてナイス。中でも同棲の話が良かった。シリーズになっているようなので、今後の2人の関係が楽しみです。まだ、最終話読んでないけどね。
    最終話読んだ。なかなかほのぼのしていて良い結末。面白い。

    0
    2022年10月20日
  • 化学探偵Mr.キュリー2

    Posted by ブクログ

    大学理学部科学科の准教授の沖野が庶務課の七瀬と一緒に
    科学的な謎を解いていく、科学ミステリーのシリーズ第2弾。

    科学知識が盛り込まれてるので、そういうのが好きな人にオススメかな。
    ライト文芸であり、殺人事件の起きないミステリーなので、
    中高生にも安心して読ませられる作品。

    今作は5作の連作短編の中で、4作目の話に出てくる、
    大学がメーカーと共同開発して、大学生協で試験的に販売している
    超能力水という飲料を見て、力水ってキリンの炭酸飲料を思い出してしまったのは、
    自分だけだろうか(笑)。

    0
    2022年10月19日
  • 化学探偵Mr.キュリー2

    Posted by ブクログ

    シリーズの2時間ドラマを見るような感覚、メインキャストは変わらずゲストが事件を持ち込んで来る。
    少な目のページで解決するのが読みやすいです。

    0
    2022年10月18日
  • ヴァンパイア探偵 --禁断の運命の血--

    Posted by ブクログ

    喜多喜久さんの作品。
    幼なじみの桃田刑事が最も頼りにする天羽静也。
    実は、最も血液に詳しいヴァンパイア探偵。

    ・DNAの罠
    ・愛の果てに
    ・生命の源
    ・跋扈するヴァンパイア
    の4篇。
    それぞれ血液が絡む謎の数々。

    最後、天羽博士が遠いところへ行ってしまうのか、と思いきや、この地(紅森市)に留まることに。
    続編に期待です。

    0
    2022年10月16日