【感想・ネタバレ】猫色ケミストリーのレビュー

あらすじ

第9回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作家が描く、人気有機化学ミステリー・シリーズ第2弾がついに文庫化です! 計算科学専攻の大学院生・明斗は、落雷により、野良猫と同級生の女子院生スバルらとともに意識を失う。気がつくと明斗の魂はスバルに、スバルの魂は野良猫に入れ替わっていた! 元にもどるため奔走する二人は、猫の餌から、研究室で違法な薬物の合成事件が起きていることに気づく。餌に違法薬物を混入した犯人の目的は? 果たして二人は元の体にもどれるのか!?

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Posted by ブクログ

○喜多喜久氏の2作目。
○前作に引き続き、東大農学部を舞台にした”ケミステリー”作品。
○話しの設定そのものは、割とベタ(男と女が入れ替わる)なものであるが、そこにネコの要素を盛り込んだことがポイント。むしろ、安易な設定だからこそ、内容面・科学面での部分が際だった印象。
○最後は、ホッとする内容で、後味もさわやか。

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2014年12月15日

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落雷によって入れ違いが起こってしまった2人と一匹の化学ミステリーなお話し。
入れ違いによって、内気だった明斗がだんだん人に打ち解けてくるところは良かったです(^^)
おもしろかったけど、化学とか薬品の名前はさっぱり理解できませんでした(^^;笑 

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2024年02月17日

Posted by ブクログ

一度読んだことがあるのに、時間が空いたせいか内容をあまり覚えてなく、初見で読む楽しさがありました。

舞台は東京大学農学部。
雷に打たれて魂が入れ替わった、大学院生の男と女と猫。男が女に、女が猫に。
共同して元に戻る方法を画策していると、女が所属している研究室で誰かが違法薬物を合成している事が判明。
元に戻る方法、違法薬物の合成者の謎を追うことに・・・

「ラブ・ケミストリー」「ラブ・リプライ」と同様に、ミステリー、化学、恋愛が絡み合い面白かったです。
喜多さんの本は読みやすくて好きです。

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2023年10月08日

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入れ替わり、という使い古された設定なのに、人が苦手なくせに内心のボケ・ツッコミが饒舌な主人公に好感が持て、楽しく読めた。

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2021年01月01日

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ラブコメ×ミステリーの第二弾。猫と女性と男性が雷で入れ替わるという話。前作に引き続き化学関連のことはよくわからないけど、話としては好きです。猫になったら猫の習性が残るっていうのが面白かったです。

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2016年02月11日

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『猫色ケミストリー』というタイトルから謎だったけどなかなか面白かった。
男と女と猫が雷で入れ替わるというベタな内容だけど、入れ替わりを治すために奔走するのかと思いきや修論のために研究という(笑)
専門用語ばかりで化学系の専門家かなぁと思ったら案の定。。。難しい用語も多いけど、そこはとばしても内容はわかる。
ベタで不思議な内容だったけど読み応えはあって満足な内容でした。

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2015年08月01日

Posted by ブクログ

ラブケミストリーでこのミス大賞を取った、
喜多喜久さんの第2作です。

前作もかなりの理系色でしたが、
この作品も変わらず東大をモデルにしているようで、
その理系学部学生の悲哀を描きつつ、
SFが展開されます。

いわゆる入れ替わりもの、の一種ですね。
作品の中でも、転校生や四日間の奇跡などに
触れられています。

ただちょっと捻ってあるのが、
そこに猫も入ってくる入れ替わりだという点です。
これがあるが故に謎解きができたりするという、
話全体の仕掛けにも影響のある要素になっています。

とてもテンポ良く読める作品で、
あっという間に読み終わりました。

ただ、主人公の性格のひね具合が余り非現実的なことと、
最後の入れ替わりが戻ったときの理論構成に説明がない点で
減点一つ、というところですかね。

とはいえ面白い作品ではありました。
次にラブリプレイという作品があるらしいので、
文庫化を楽しみに待つとします。

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2014年02月14日

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入れ替わり。設定自体は陳腐感があるものの、デビュー作より文章がかなりウマくなりスイスイ読めるようになってきた。
珍しい化学者ものの作家として、今後に期待です。

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2014年01月11日

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入れ替わり物。前作より断然面白かった! 菊池くんは性根のいいこです。辻森さんは社会人、菊池くんは院生と遠くなるけど、このまま友達でいてほしいなー。もちろんカレカノでもいいけど。

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2013年09月18日

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ネタバレ

猫になった辻森さんがかわいいと思ってしまう.

ついつい平和な解決を考えてしまって,実は勘違いなんてのを予測してましたが,がっちり事件があり,解決します.

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2013年09月04日

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喜田喜久の有機化学ミステリー第2弾。面白かった!第1弾のラブ・ケミストリーよりこちらの作品の方が好きです!菊池君と辻森さん、どうかお幸せに。
心に残った一文。
「俺は、君が俺以上に太っても愛せる自信がある。」


第3弾早く文庫化しないかなあ。

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2013年07月16日

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入れ替わりものだけど面白かった!
猫スバルさん可愛いし!
前作の、ラブ・ケミストリーよりはミステリー色濃いめだったかな。
犯人があの人かぁ。何となくそーなの?ってなったけど、案外わかんなかった。
そしてそこに、菊地くんの過去が繋がったのにはビックリ。
とりあえずスバルさんと菊地くんのやりとりはなかなか良かった。あと菊地くん、まさかそういう選択しちゃうなんて。
人間嫌いは治ったのかな?
とりあえずエピローグにニヤニヤしちゃったのは私だけではないと信じたい!

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2013年06月17日

Posted by ブクログ

前作「ラブ・ケミストリー」が面白かったので購入。今回もテンポ良く読みやすかった。
人が苦手な男子学生とちょっと強引なところがある女子学生、それに学内の野良猫も加わった精神入れ替わりのお話。
入れ替わりの解決方法やそれに関する問題の出方が唐突だけど、まぁそこはラノベらしいか。
最後の方、淡い春の予感の描かれ方も爽やかでよかった。

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2013年06月14日

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猫を「頭脳」として機能させるためには
このような設定も「あり」だと思う。
さらっと読み通すと,意外なまでに心地よい。

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2013年06月02日

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猫好きとしては、もう少し猫色強め希望。
入れ替わりモノとしても、ミステリーとしてもなかなか面白かった。

喜多喜久さんはMr.キュリーシリーズも何冊か読んだけれど、どれもラノベっぽく感じてしまうのが残念…

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2023年02月10日

Posted by ブクログ

前作を読んだときはハマらなかったので、恐る恐る読んでみたら…いやーおもしろい!
魂の入れ替わりモノは作中にも出てきた、転校生を始め色々あるけれど、まさかの猫と男女の三角入れ替わり!男の子は女の子に、女の子は猫に、猫は男の子に…と入れ替わり、男の子どうなる!?と思ったら意識不明かf^_^;やりますな☆
人嫌いになったきっかけ…わかるわかる。こういうのは仕掛けた方はソッコー忘れる。
猫になった女の子がめちゃ可愛い♡マウスをいじる猫なんて想像しただけで可愛い♡

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2021年09月02日

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前に読んだ作品よりも、話の出だしの「この文章もうちょっと読んでみたいな」と引き込む力が上手くなった感があるなと思った(若干ラノベっぽいものの

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2020年03月21日

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ネタバレ

大学生の主人公は人と関わることを極端に苦手にしている。
その日も知り合いを避けるため、別ルートを通り、校内で唯一の友(野良猫)と戯れていたところ、別の女性が現れる。
そんなときに雷が発生し、主人公の意識はその場にいた女性の体に移ってしまっていた。そして女性、すばるはなんと野良猫に。

どうにかしてもとに戻る方法を模索していたところ、学内でなにやら覚醒剤に似た物質の合成が行われている事を知る。
犯人は誰か?そして主人公達は元に戻れるのか?という話。

化学というバリバリの理系の話なのにいれかわりやテレパシーといったファンタジー要素が入っているので、読みやすい。
ミステリ要素は低め。

主人公がなぜ人と関わるのを避けるようになったのか、聞いてみると、ある出来事が原因。さらっと書いていて、主人公も何でもないように話しているけど、そんなことされたら、とても傷つくと思う。
鈍感でいる方が難しく、幸せなこともあると述べる主人公が、スバルとして生活するうちにだんだん話すことに抵抗を感じなくなっていくのにホッというか嬉しくなった。

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2016年04月29日

Posted by ブクログ

入れ替わりもの。

男女が入れ替わる話はあるけれど
そこに猫が加わってくるところがおもしろい。
軽くサクッと読めて、ミステリというよりはラブコメっぽい。

個人的には実験風景が懐かしかった。

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2014年03月27日

Posted by ブクログ

雷が落ちた瞬間、男の子と女の子の魂が入れ替わって。。。
と聞いたら、「え、まるっきり大林監督の名作、『転校生』じゃん!」
なんて思ってしまいますが
男の子と女の子の間に猫をいっぴき割り込ませるだけで、
事態はさらに複雑かつキュートに♪

人とのコミュニケーションを可能な限り断ち、
もはや「ひとりぼっち愛好家」の称号を与えたいような大学院生、明斗。
友人を作らない明斗が、大学構内で唯一、
自主的にコミュニケーションをとる野良猫。(名前はまだ無い)
近づかないでオーラをまんべんなく照射している明斗にすら
気さくに声をかける元気ハツラツ女子、スバル。

落雷をきっかけに、明斗の魂はスバルの身体に、スバルの魂は猫の身体に。
え? じゃあ猫の魂が入り込んだ明斗は、振る舞いが猫化して大変なことに?!
と思ったら、明斗の身体は病院のベッドで昏々と眠り続けていて
ほっとするような、心配なような。
舞台が理系大学院の難しそうな実験室ということで
猫(中身はスバル)のキャットフードに怪しげなクスリを混入させる輩が現れて
物語は思いもよらない方向へと進みます。

手前勝手な理由で、一歩間違えば命に係わるようなクスリを猫に食べさせる犯人には
「これから一生、いちばん安いカリカリを朝昼晩三食食べて反省しなさい!」
と言ってやりたくなるけれど
猫になったスバルが、ふくふくの肉球でスマホをスクロールする姿が
あまりに可愛らしいのに免じて、赦しちゃおう。

ちなみに、ほんとうに肉球でスマホが操作できるのか
うちの猫でこっそり試してみたら。。。あらまあ、意外にスムーズ!
うれしくて本人(本猫?)の写真を次々にスクロールさせて
一緒に覗きこんでしまいました♪

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2013年07月13日

Posted by ブクログ

男子大学生と女子院生と猫の魂が入れ替わる話です。
話の中に有機化学?とかの専門用語が出てくるので化学と猫に興味のある人は楽しく読めると思います‼けど、ミステリ色は薄いですね

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2013年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

猫がスマホで謎とき!?

という帯に惹かれて、購入しました。
想像するだけで、わくわくするじゃないですか。

実際は、ミステリーというよりも、他の方が書かれている通り、ラブコメの要素が強いかと思います。

男子院生と女子院生と猫の入れ替わり。
どうすれば戻るのか?
そもそも、どうしてこうなったのか?

猫になった女子院生と、女子院生の身体にはいってしまった男子院生の戸惑いがとても可愛らしい。
そして、最後はちょっと(?)だけ「それでええの?」というツッコミたい気分もありますが、読み終わった後に明るい気分になれます。

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2013年06月01日

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