喜多喜久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ死香探偵4巻。
ホームレスの話は泣いてしまった。
潤平と風間の相手に対する感情のベクトルのすれ違いが明確になったように思う。
潤平は風間に対して「対等に肩を並べてパートナーになりたい。いつまでも庇護されるばかりでは申し訳ない」と思っているのに対して、風間は「死香を感知出来る体質よりも潤平の安全を選択して、自らが愛を知ったと思う程の代わりのきかない相手」で完全に相手に対して自分がどうありたいかが相違している気がする。
潤平は風間が身の安全を選んだことを知らないし、毎日夜中に穏やかに眠ってる潤平を見て安心してるのに。
倫花が言うように向き合って、胸の内を話し合ったらいいのになあ。
そして今後きっとすれ違いが起こる予感を章の終わりごとに突きつけられるのがとてもつらい…。
月森・イアン周辺では「日本にいる協力者」という存在が明白になり、今後大きく関わってきそう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【メモ】
表紙イラスト目的で購入ですが、感想は中見について。
濃い読書が好きな人には物足りないかもですが、
軽くサクサクと読めました。
何も身構えなくて読めるのは、個人的に助かります。作者さんも、もしかしたら『そう言う目的』で書いてくださってるかもしれません。
内容は殺人事件を、現場に残された血液分析によって、もしくは手がかりにして解決すると言うもの。
刑事の桃田と、血液の研究をしている天羽静也が登場します。
1巻目は短編シリーズになりますので、だらだらはしてません。
『血液を愛する』とありますが、そこまでマッドサイエンティストではありませんので、
グロや、痛い描写は殆どありません。ちょっぴり。
天羽家には呪しい性質があり、それを解決するために静也はもくもくと研究をつづけています。
解決しないと、幼なじみの桃田を傷つけてしまうからです。
最初に書いたように、読みやすかったのは嬉しいです。
2巻目も購入済み。
そちらは長編みたいですね。
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Posted by ブクログ
読書録「桐島教授の研究報告書」4
著者 喜多喜久
出版 中央公論新社
p210より引用
“「……大したことではない。新しく物質を
作り出すのではなく、市販医薬品やら、実験
用試薬やら、手に入るものを片っ端から評価
していっただけだ。”
科学者に憧れて入学した男子学生と憧れの
対象となった教授を主人公とした、長編ミス
テリ。同社刊行作「美少女教授・桐島統子の
事件研究録」改題文庫版。
小学生の時に開かれた科学教室をきっかけ
に、理系ルートから国立大学へ無事合格する
ことが出来た主人公・芝村拓也。これからの
大学生活を想像しつつ、入学式・オリエンテー
ションを受け終わりキャンパス内を歩いてい
ると、おかしなポスターを見かけた…。
上記の引用は、劇中のウイルスの治療薬を
発見するために用いた手法についての、もう
一人の主人公・桐島統子教授の台詞。
何かに対して有効な手段や物は、気付けない
だけで身近にあったりするものかもしれませ
んね。作中では割と希少な物質のようですが、
ある場所と手に入れられる算段が付けば、何
とでもなるのでしょう。
ジャンル的には科学ミステリ物なのでしょ
う、しかしそこに美少女BBA属性やラブコメ要
素も盛られていて、とても濃い味付けな作品
ではないでしょうか。
味付けの話はまあいいとして、作品中の終
盤p296,297で語られる事件の真相に対する推
理と、現実で2019年末から起こって2021年10
月現在進行形の病気の流行とその対策を照ら
し合わせると、世の中に流言が溢れるのはど
うしようもないことなのかもしれないなとお
もってしまいます。誰の言葉か忘れましたが、
「人が想像することは、現実に起こりうるこ
とである」だそうです。しかし、こんな時こ
そ冷静に日々を過ごしたいものです。
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