喜多喜久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ沖野先生にとっても舞衣にとっても試練となった10巻。
試練というか、今後の展望を考えざるをえない展開となったというか。
急に大きな選択肢を目の前に用意されてしまった二人。
沖野先生は今の大学に留まるか、海外の研究員となるか。
舞衣はプロポーズを受け入れるか、入れないか。
どちらも、架空の外国の話が絡むので、想定よりグローバルな選択なのがまた。
そんな中でも、トラブルは舞い込むもので。
ただ今回は単発のトラブルが複数でという話ではなく、ある大きなトラブルとそれに関わる枝葉の話になるので、長編の作りとなっている。
何しろ今回のゲストキャラが前述の外国の王子なので、細々したトラブル解決をしている場 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「モニター募集+お金がもらえる」で、インストール。そこから地獄が始まる。
脳、視覚、聴覚、心は騙されやすい。
現実でも、絶対ないとは言えない世界観。
こういったものを読むと、説明書とか規約とか、誰がつくってどんな会社なのかなど、ちゃんと知らなきゃなと思う。
昔でいうところの、点滅を繰り返して視聴者に頭痛と吐き気の症状が出たアニメ、映像と映像の間にメッセージをいれたもの、コマ割の多すぎるドラマ。提供されるものは、本当に安全なのか??、怖くなる。
人の好奇心もまた、止められない。誰かに進められたもの、話題になっているもの、手にとりたくなる心理。
この小説を読んで、今のコロナの現状に似ているなとも -
Posted by ブクログ
ネタバレ死香探偵4巻。
ホームレスの話は泣いてしまった。
潤平と風間の相手に対する感情のベクトルのすれ違いが明確になったように思う。
潤平は風間に対して「対等に肩を並べてパートナーになりたい。いつまでも庇護されるばかりでは申し訳ない」と思っているのに対して、風間は「死香を感知出来る体質よりも潤平の安全を選択して、自らが愛を知ったと思う程の代わりのきかない相手」で完全に相手に対して自分がどうありたいかが相違している気がする。
潤平は風間が身の安全を選んだことを知らないし、毎日夜中に穏やかに眠ってる潤平を見て安心してるのに。
倫花が言うように向き合って、胸の内を話し合ったらいいのになあ。
そして今後きっと