喜多喜久のレビュー一覧

  • 化学探偵Mr.キュリー9

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    読書録「化学探偵Mr.キュリー9」4

    著者 喜多喜久
    出版 中央公論新社

    p42より引用
    “「近年はタバコに対する規制が厳しくなっ
    ているが、将来的には酒も同じ道をたどるか
    もしれない。エチルアルコールには無毒性量
    は存在しないと言われている。どんなに少量
    であっても、肝臓にダメージを与えてしまう。
    社会的な影響が大きいので撤廃は難しいが、
    コンビニや自販機で気軽に買うことは難しく
    なるだろう。”

    目次より抜粋引用
    “化学探偵と赦されざる善意
     化学探偵と金縛りの恐怖
     化学探偵とフィクションの罠
     化学探偵と後悔と選択
     化学探偵と夢見る彼女”

     優秀な化学者と大学職員を主人公とした、
    短編連作ミステリ。
     ほんの二時間程度の間に、客が割ってしまっ
    た皿やグラスを三界も片付けることになった
    居酒屋のアルバイト店員。酒による醜態を目
    の当たりにするバイトの中でも、上司との会
    話で少し気が軽くなることを感じていた…。
    (化学探偵と赦されざる善意)

     上記の引用は、酒のトラブルに関する会話
    の流れで出た主人公・沖野の台詞。
    体に悪い物ほど、口に美味しかったり、その
    時だけでも気分が良くなったりするので、全
    く無くしてしまうのは難しいかもしれません。
    実際に酒を禁じた場合の政治的・社会的な失
    敗は、禁酒法時代という実例もありますしね。
    しかし、毒で気が狂っていなければ前に進ま
    ない世の中というのも、文字にすると何とも
    言えないおかしさです。
     沖野と七瀬の腐れ縁も二年以上たっている
    そうで、どこまでも良いコンビという二人の
    まま進むようです。ラブコメ感を期待するファ
    ンには物足りないかもしれませんが。

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    2021年10月08日
  • 化学探偵Mr.キュリー8

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    読書録「化学探偵Mr.キュリー8」4

    著者 喜多喜久
    出版 中央公論新社

    p78より引用
    “ 自分たちが何をやっているのかを、何も
    知らない人間に正しく伝える。それは科学者
    に要求されている役割の一つであり、見学会
    は啓蒙の技術を磨くいいトレーニングになる
    に違いないーこのイベントの発案者である猫
    柳のその考えを、教員側も理解しているよう
    だ。きっと彼らにとっても、理系の分野の裾
    野を広げることは重要なミッションなのだろ
    う。”

    目次より抜粋引用
    “化学探偵と棄てられた覚醒剤
     化学探偵と禁断の果実
     化学探偵と爆発動画の怪
     化学探偵と心の枷
     池のほとりに立つ彼女ー2003年のMr.キュリーー”

     優秀な化学者と大学職員を主人公とした、
    短編連作ミステリ。
     世の中が浮いた雰囲気で満たされるクリス
    マスイブに、一人研究に向き合う大学院生・
    諸寄。来月に提出する論文が切ない内容になっ
    てしまわないように、出にくいやる気を絞り
    出す…。(化学探偵と棄てられた覚醒剤)

     上記の引用は、近所の小学生に向けた見学
    会についての一節。
    他の人に理解できるように伝えようとするこ
    とで、より自分のしていることに対する理解
    も深まるのかもしれません。未来の学問の徒
    を育てるためには、大学教授といえど研究ば
    かりしているわけにはいかないのでしょう。
    大学の数が増え、子供の数が減り、全入時代
    になって暫らく経ちますが、学生勧誘のため
    にこういうイベントも増えているのでしょう
    か?
     キャラの立った脇役やもどかしい主人公二
    人の関係性、巻を重ねるほどに面白くなるシ
    リーズではないでしょうか。本編4話にスピン
    オフ1話が収録、スピンオフは声優による朗読
    もされているそうです。

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    2021年10月08日
  • 青矢先輩と私の探偵部活動

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    探偵と言っても中学生と高校生のお話なので危険が迫るような出来事が起きるわけではないが、一つ一つの事件を一生懸命解決しようと奮闘する主人公が微笑ましい。青矢先輩も魅力的でとてもいい。続編も出てほしいな。

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    2021年09月30日
  • 化学探偵Mr.キュリー10

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    二人の関係性はあまり進展しないようで、国島さんのヤキモキした感じが読者を代弁しているかのようです。

    お互いがお互いを大事に思っているのとは別に、大切なことは自分でとことん考える似た者同士だなぁと思います。いい意味で麻衣に影響を受け、沖野先生がどんどん魅力的になってきています。

    化学ミステリーとしては少し物足りなさがありますが、視野の狭い「学生」&「王子の護衛」に真摯に向き合う様子はとてもよかったです。

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    2021年09月23日
  • 科警研のホームズ 絞殺のサイコロジー

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    シリーズ三作目。今回は土屋が勤める大学で「科学警察研究講座」を開設。二人の学生が講座の受研生として参加。
    科搜研から元分室の北上がオブザーバーで参加。未解決事件の謎解きが展開して行く

    0
    2021年09月16日
  • 動機探偵

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    令王大学の名村准教授は、人工知能の研究者。
    人工知能に、人の心の『なぜ?』を教えるために、様々な不可解な行動のなぜを解き明かす。

    ・鈴代若葉は、なぜ名村詩朗の助手になったのか?
    ・町田慎平は、なぜ山に登ったのか?
    ・西脇由加里は、なぜ婚約を破棄したのか?
    ・藤森紀雄は、なぜ息子に罪をなすりつけようとしたのか?

    人々の不思議な行動の裏にある『動機』とは?
    そこには、人に言えない悲しい真実があるんですね...
    ぜひ、続編を。

    0
    2021年08月29日
  • プリンセス刑事 弱き者たちの反逆と姫の決意

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    テレビで見た軽いどこかのお嬢様刑事とは違い、真剣なプリンセス刑事だった。
    専門的なこともよく調べている。
    次回があれば読みたいな。

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    2021年08月27日
  • プリンセス刑事 弱き者たちの反逆と姫の決意

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    新型ウィルス、外国人排斥、脱法ドラッグ。様々な要素を絡めつつ、姫の決意を描いた第3巻です。
    このシリーズはドラマ化できそうな気もするけど、民放だと色物扱いにされちゃうかな。

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    2021年08月10日
  • 化学探偵Mr.キュリー10

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    麻衣も沖野センセも、お互いを大事に思いつつ、優先順位は全く見失わない。でも二人を見てるとそういう関係もいいなぁと思うのです。
    入江くんはきっと立派な大人になるよ。

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    2021年08月08日
  • 青矢先輩と私の探偵部活動

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    行動的な中学生女子と暇を持て余した天才高校生の探偵活動小説。事件を探してくるのは中学生女子なのでさほど大それた事件は発生しません。
    いろいろ縛り設定の多い小説ですが、シリーズ化しそうな感じですね。

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    2021年08月01日
  • 死香探偵 哀しき死たちは儚く香る

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    シリーズ、第三弾。
    死者の匂いを食べ物の香り『死香』として感じることが出来る桜庭 潤平。
    そして、潤平の能力を興味を抱く分析学のエキスパート・風間。

    さまざまな事件を解決して来た2人だが、今回は、謎の人物に、ある液体をかけられ、死香を感じる力が失われることに...

    一体誰が、なんの目的で、こんなことを。
    果たして、彼の能力は、復活するのか?

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    2021年07月25日
  • 化学探偵Mr.キュリー10

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    ネタバレ

     毎回沖野と舞衣の微妙な関係がヤキモキですが、どんどん舞衣の成長が著しく、誇りを持って庶務課の仕事をこなしているのは良い傾向ですね。

     そして、沖野にビッグチャンスが訪れるも、沖野らしき断りの仕方が格好良いです。舞衣の事も気にはなるんだろうけど、そこら辺そろそろ距離を縮めて欲しい所です。

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    2021年07月14日
  • 化学探偵Mr.キュリー

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    とりあえず1冊買ってみた。わりかし有名な化学ネタをちょっとギャグっぽく、ちょっと恋愛ものっぽく書いた感じ。化学好きならまぁ楽しいんじゃないかと思う。

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    2021年07月12日
  • 化学探偵Mr.キュリー7

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    読書録「化学探偵Mr.キュリー7」4

    著者 喜多喜久
    出版 中央公論新社

    p233より引用
    “「何らかの効果を謳うのであれば、個別の
    商品についてそれぞれ臨床試験を行い、効き
    目があることを証明すべきだ。それが『科学
    的』であるということだと俺は思う。しかし、
    実際にそこまでやっている商品はほとんどな
    いんじゃないか。”

    目次より抜粋引用
    “みゅーたんと赤色の疑惑
     国島聖也と橙色の謀略
     仁川慎司と黄色の邪霊
     猫柳課長と緑色の連鎖
     美間坂剣也と水色の消失”

     優秀な化学者と大学職員を主人公とした人
    気ミステリ小説シリーズの、個性豊かな脇を
    固める登場人物のエピソードを描いた短編集。
     主人公・沖野の学生時代から沖野に想いを
    寄せる人気芸能人の受けた仕事の話まで、シ
    リーズを彩った人々の魅力あふれる話が描か
    れています。

     上記の引用は、健康に良いといって売り出
    されている商品についての、主人公・沖野の
    意見。
    本当に効果が出るかどうかは、個人差がある
    でしょうから、科学的証明を健康食品でする
    のは難しそうですね。自分の体に良いものは、
    自分の体で試して探しているしかないのかも
    しれませんが、意味のないものに大金をはた
    くような事にはなりたくないものです。
     読みやすい短編集で、シリーズの奥行きを
    より深める脇役の逸話を楽しめます。人死に
    が出ないミステリなので、比較的穏やかな気
    持ちで楽しめるのではないでしょうか。

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    2021年07月08日
  • ラブ・ケミストリー

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    ネタバレ

    どんでん返しがあると言うことで読んでみたが、みずみずしい恋愛ストーリーと背後にあるミステリー小説が上手く絡み合っていてとても面白かった。
    カロンと「私」とのモノローグの部分では正体を分からないようにしつつも、女性である事を強調するところが既にミスリードであるところがうまいなぁと、思いつつも”彼女”と彼の関係が最後には友情からそれ以上のものに変化していくところが素敵な関係性が出来ていてグッときました。続編があるならこれからの物語も読んでみたいと思いました。非常に心地よい小説!だなぁ。

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    2021年07月03日
  • 化学探偵Mr.キュリー

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    推理小説の謎のネタがしっかりとした化学だった。筆者が化学を専門家であることが文章の隅々から伝わってきた。私自身も化学で飯を食う身であることもあり、次の小ネタはどれを?と楽しみに読むことができた。

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    2021年07月03日
  • 科警研のホームズ 絞殺のサイコロジー

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    前作の分室から大学の研究室に舞台が移っていますが、依頼を受けて分析、土屋のひらめきで事件解決という流れは同じです。しかし、ここまで動かない探偵役というのも珍しいですね。

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    2021年06月20日
  • 科警研のホームズ 絞殺のサイコロジー

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    もうちょっとカノジョの話を掘り下げて、話を盛り上げてくれてもよかったんじゃないだろうか。良くも悪くもクールな感じが氏の持ち味かな。

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    2021年06月19日
  • 科警研のホームズ 絞殺のサイコロジー

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    大学の『科学警察研究講座』で研究する松山君はのんびりしてるようで中々鋭いところもある。共に学ぶ藤生さんの秘密めいた感じと対照的で面白い。担当教授の変人ぷりも面白く、研究員の北上さんの普通の大人らしさが光ってる気がする。

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    2021年06月17日
  • 化学探偵Mr.キュリー10

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    シリーズ物の10? まあいいかと読んでみる
    沖野センセイはまだよくわからない人だけど、七瀬さんのはっきりしてる所が好きです。仕事の意義について構えすぎてる感じは少しあるけどね。

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    2021年06月12日