喜多喜久のレビュー一覧
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読書録「死香探偵 尊き死たちは
気高く香る」4
著者 喜多喜久
出版 中央公論新社
p257より引用
“製造業の現場では、初心者やベテランでは
なく、入社三〜五年目程度の中堅社員が一番
事故を起こしやすいという。当初の緊張感が
緩み、自分の腕を過信しすぎて失敗をするの
だそうだ。”
目次より抜粋引用
“交わり合う死は、高貴な和の香り
君に捧げる死は、甘いお菓子の香り
毒に冒された死は、黙して香らず
裁きがもたらす死は、芳ばしき香り”
得意体質を手にしてしまった特殊清掃員と
分析化学に情熱を燃やす准教授を主人公とし
た、SFサスペンス短編連作小説。
八月の暑さの中、密閉 -
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死の香りと書いて「しこう」と読む。
死臭がいい香りなら、こう呼ぶべきだと言われた。
世界には様々な臭いがある。
世間一般的に臭いと言われるもの。くさや、シュールストレミング、納豆、チーズ、魚、ドリアン、パクチーetc...
臭いと言われているのに、それらが完全に消える事はない。なぜなら、それらを好んで食べる者がいるからだ。
初めて食べた時は臭いと感じていたのに、食べ続けることによって、その人にとって「臭いがいい匂い」に変化する。
主人公である潤平もそんな人達と同じく、ある臭いがいい匂いに感じてしまう体質になってしまった。
そう、死臭だ。
特殊清掃というアルバイトを初めてからその体質になってし -
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四宮大学の庶務課に就職した、七瀬舞衣が在校生の悩みに乗ったり、
事件に巻き込まれたりして、理学部科学科の准教授の沖野晴彦、通称Mr.キュリーと
解決していく連作短編集の第5巻。
化学サークルによる「甘い物質」合成対決。
サ行がおかしくなった七瀬舞衣の学生時代の同級生の秘密。
数年前にパソコンで流行ったフラッシュゲームの脱出ゲーム的な展開。
など5編となっている。
数年ぶりに会った同級生の異変を察知して解決しようとする話と
名門高校に通う学生の突然の不登校に対して助けを求められる話は、
個人的にジーンとしてしまった。
脱出ゲーム的話は、面白おかしく読めした(笑)。
劇的な今後に関わるかもな展開 -
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第3弾!
いつのまにか、分室から、大学の講座になってる。
で、学生募集して、事件解決!まぁ、自由参加という事になってるけど、そんなの出来るのかな?
全ては、科警研のホームズこと土屋准教授を科警研に戻す為に…
科警研の所長の荒技発動やな。
事件は4つ(短編4つ)。
しかし、解決方法が、土屋さんオリジナルというか、なんというか…
証拠とか、分析結果が、揃った瞬間に長考状態に入って、速攻解決!
多分、解決までの道筋が見えるねんな!
でも、学生2人は、凄い!っと感心はするやろうけど、この人のやり方が勉強になるんかな?
なんか、天才にしか出来ん技みたいな気がして…
まぁ、それがええんやけどね。
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期待以上に面白かった。扱う個々の事件がありきたりなようで、新しい感じがして没入できたように思える(例えば、第二話の動物×ドラック。最終話の連続殺人事件でも思想のないシリアルキラーは珍しい)。
ホームズを囲う3人のワトソンのキャラも良い。特に伊達が好き。出世欲の塊で、出世のためなら周りを蹴落とすと言いつつ本当の抜け駆けはしない兄貴肌が気持ち良い。北上の成長物語も本編を邪魔せず見事に昇華させていると思う。
強いて言えば、土屋の性格が中途半端。独立自尊の人でありながら、後半のように、人の心を理解し気を遣えるという設定はしっかりくる。であれば、前半の顔や名前を覚えない件は不要だったと思う。そこま -
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大学を卒業して就職した大学・庶務課に務める「七瀬舞衣」が、
化学的事件を化学科・准教授の「沖野春彦」に無理くり協力
してもらって、解決していくという物語の第4弾。
・第2話 化学探偵と互助組合の暗躍
大学で暗躍する「互助連合」の謎。
・第3話「科学探偵」の殺人研究
GWに放送予定のミステリードラマの主役である「美間坂剣也」は、高校の
同級生が務める大学で知り合った准教授の沖野に殺人トリックの協力を仰ぐ。
・他3編 合計5編の短編集。
第3話がわかりやすいけど面白かった。
ドラマの制作に協力する形で始まるが、そこで事件が起こってしまい、
ドラマはどうなってしまうのか!?
何となくありそうな展