喜多喜久のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ事件としてはそこまで大きな進展はないけれど、やはり少しずつ動いている第3巻。
色んなパターンがあって、まるで料理のように飽きさせない。
最終話で一気に加速。
嗅覚がないと食べ物って美味しくない…すごくわかる。そして今のコロナにとってもタイムリー。意外にすぐ解決したけれど、実はものすごく風間先生頑張ったんだろうな。
流れるような同棲生活へ。笑
少し引っかかるのは
やっぱり月森の女体k…整形?なのか?もはやなんなのか?
それから、風間先生がジワジワと怪しい。
もしかして。匂いを感じないのでは?
パンのくだり。直後の現場に堂々と入る。ちゃんと見返したわけではないからなんともだけど、臭い・匂い -
Posted by ブクログ
読書録「化学探偵Mr.キュリー4」4
著者 喜多喜久
出版 中央公論新社
p36より引用
“「店主のお爺さんはなんと?」
「効くも八卦、効かぬも八卦ーだそうです」
無責任というか、達観しているというか。
呵々大笑する老店主の姿が思い浮かぶようだっ
た。”
目次より抜粋引用
“化学探偵と猫騒動
化学探偵と互助組合の暗躍
「化学探偵」の殺人研究
沖野春彦と偽装の真意
七瀬舞衣と三月の幽霊”
優秀な化学者と大学職員を主人公とした、
短編連作ミステリ。
大学庶務課の仕事をいつも通りに勤めてい
る主人公・七瀬舞衣。陳情や苦情のメールを
読み進める中に、大学構内での猫の増加に対
する -
Posted by ブクログ
ネタバレ二作目は長編ということで、連続殺人の真相を追いかける話となっているが、一つ仮説を立てては外れ、また立てては外れを繰り返すので、なかなか真相が見えてこないというもどかしさを味わう羽目に。
しかも長らく行方不明になっていた静也の父親も絡んできて(しかも父もヴァンパイア因子持ち)話がよりややこしい状態に。
果たして父親は殺人事件に関与しているのかどうか。
この点でも随分やきもきした。
最終的には「ええ!?」となりましたが。
カエルの子はカエル。
いい意味で静也は父親似だったのだろう。
二人とも自分の研究に対して真摯な研究者だった……
父と決定的に違うのは、静也には運命の相手ながら彼のことを理解して -
Posted by ブクログ
読書録「化学探偵Mr.キュリー2」4
著者 喜多喜久
出版 中央公論新社
p76より引用
“ ペットボトルロケットの動力は水と空気
である。火薬を使わずにロケット打ち上げを
疑似体験できる優良教材であり、子供でも安
全に作成できることから、あちこちの自治体
でコンテストが行われるほどポピュラーになっ
ている。”
目次より抜粋引用
“化学探偵と炎の魔術師
化学探偵と盗まれた試薬の使途
化学探偵と疑惑の記憶
化学探偵と幻を見た者たち
化学探偵と人魂の正体”
優秀な化学者と大学職員を主人公とした、
短編連作ミステリ。
生まれた時期の差による体の発育の違いの
せいで、悔しい思いをす -
Posted by ブクログ
警視庁の、科警研「分室」の研修生たちが、
かつて「科警研のホームズ」と呼ばれた切れ者の力を借りつつ
難事件の謎を解いていく、というのがベースの話。
なのでミステリに分類したが、「お仕事小説」でもある。
切れ者は、当然(?)変人で(^ ^;
「ホームズ」呼ばわりされるだけのことはある。
が、こと捜査に関しては、鋭い切れ味を見せる(^ ^
このベースに、人事関係の思惑とか
研修生の個人的事情とかが色々絡んでくるのですが...
正直な読後感は「盛り上がりに欠ける」感じ(^ ^;
謎解きはなかなかひねりが効いていて面白い(^ ^
登場人物のキャラ設定も、ステレオタイプではあるが分かりやすい(^ -
Posted by ブクログ
読書録「科学探偵Mr.キュリー」4
著者 喜多喜久
出版 中央公論新社
p90より引用
“「菓子として売っているならともかく、治
療効果を謳っている以上は、詐欺と断ぜざる
を得ない。効くわけがないんだからな。ただ、
信奉者は世界中に存在する。日本より、欧米
の方が人気が高い。向こうでは信じる人間が
あまりに多すぎて、ホメオパシーを排除でき
ないところまで来ているらしい」”
目次より抜粋引用
“化学探偵と埋蔵金の暗号
化学探偵と奇跡の治療法
化学探偵と人体発火の秘密
化学探偵と悩める恋人たち
化学探偵と冤罪の顛末”
優秀な科学者と大学職員を主人公とした、
短編連作ミステリ。