喜多喜久のレビュー一覧

  • 死香探偵 生死の狭間で愛は香る

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     死香を食べ物の匂いに感じる潤平と、それに協力する風間。
     毎回思うのが、純粋にミステリーとしては面白いんですけど、ホントBL強調するのやめて欲しいです…しかも、回を追う毎に強くなってる気がします…

     風間一家も中々の曲者揃いで、味方になれば良いけど、敵に回すと厄介そうですね。

     またもラスト、月森の影が。
     決着はつくのか、次も楽しみです。

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    2021年03月10日
  • 死香探偵 生死の狭間で愛は香る

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    前作、直接的なやり取りがあったのでその続きかと思ったら、通常の死香分析からの謎解きと新しい登場人物とのやり取りでした。が、ラストが次作へ繋がる期待感有りの終わり方だったので楽しみです。

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    2021年03月08日
  • 化学探偵Mr.キュリー2

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    シリーズ第2弾。
    5話からなる短編集。

    大学化学准教授と庶務課事務員コンビが学生、またはその関係者が持ち込む謎を解明していく化学ミステリー。

    2作目ということで庶務課事務員のキャラクターがあんまりワチャワチャしているタイプだとちょっと嫌だな・・・と思っておりましたが、そんなに気にならず読みやすかったです。

    化学にまつわる事件もとても面白く、登場人物も悪人みたいなのはおりませんので、ストレスなしでおススメです。

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    2021年03月02日
  • 死香探偵 生死の狭間で愛は香る

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    死香探偵第四弾。

    今作も前作同様、風間と潤平のコンビが死香を駆使して警察の事件解決に協力する物語でした。

    今作は前作までの風間と潤平の関係性を匂わせる作風ではなく、風間の父親の登場などで、ますますBL寄りに近づけた作品になっていたので少し残念に感じました。

    最後に対立者である月森との抗争が始まりそうな終わり方であったので続編が楽しみです。

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    2021年03月01日
  • 死香探偵 哀しき死たちは儚く香る

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    ネタバレ

    事件としてはそこまで大きな進展はないけれど、やはり少しずつ動いている第3巻。
    色んなパターンがあって、まるで料理のように飽きさせない。

    最終話で一気に加速。
    嗅覚がないと食べ物って美味しくない…すごくわかる。そして今のコロナにとってもタイムリー。意外にすぐ解決したけれど、実はものすごく風間先生頑張ったんだろうな。

    流れるような同棲生活へ。笑

    少し引っかかるのは
    やっぱり月森の女体k…整形?なのか?もはやなんなのか?

    それから、風間先生がジワジワと怪しい。
    もしかして。匂いを感じないのでは?
    パンのくだり。直後の現場に堂々と入る。ちゃんと見返したわけではないからなんともだけど、臭い・匂い

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    2021年02月23日
  • 化学探偵Mr.キュリー4

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    読書録「化学探偵Mr.キュリー4」4

    著者 喜多喜久
    出版 中央公論新社

    p36より引用
    “「店主のお爺さんはなんと?」
    「効くも八卦、効かぬも八卦ーだそうです」
     無責任というか、達観しているというか。
    呵々大笑する老店主の姿が思い浮かぶようだっ
    た。”

    目次より抜粋引用
    “化学探偵と猫騒動
     化学探偵と互助組合の暗躍
     「化学探偵」の殺人研究
     沖野春彦と偽装の真意
     七瀬舞衣と三月の幽霊”

     優秀な化学者と大学職員を主人公とした、
    短編連作ミステリ。
     大学庶務課の仕事をいつも通りに勤めてい
    る主人公・七瀬舞衣。陳情や苦情のメールを
    読み進める中に、大学構内での猫の増加に対
    する

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    2021年02月19日
  • 死香探偵 連なる死たちは狂おしく香る

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    正直、こういう短編はマンネリ化して来て飽きるんじゃないか??
    と思っていた2巻。

    一つ一つの話に『危うさ』『新しさ』があって読み終わった時には3巻購入が決定した。

    新キャラも出てきて、今後の展開が楽しみでもあり、怖くもあり、ますます読めない。


    そしてとにかく風間さんが熱い。

    最終巻結婚しちゃうんじゃないのこれ。

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    2021年02月18日
  • 死香探偵 哀しき死たちは儚く香る

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    風間先生の研究も日に日に進んでいて、非現実的な設定を違和感なく楽しめます。
    潤平が美味しそうにご飯を食べる描写がとても嬉しいです。
    宿敵が絡んできて次作が楽しみな終わりかたでした。

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    2021年02月12日
  • 死香探偵 尊き死たちは気高く香る

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    男バディ探偵モノが好きなのと、特殊清掃やら死香という遺体が放つ匂いが食べ物の匂いに感じるという特殊体質という設定に惹かれて購入。

    ほのぼのと事件を解決していくのか、それともこの後ジワジワと主人公が苦しんでいくのか……まだ展開が読めず気になるところ。2巻を購入したいと思います。

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    2021年02月11日
  • 動機探偵

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    色々な謎に動機の観点から迫っていくミステリー。全ての行動に理由があるわけではないだろうけど、一見不可解に見える行動にも、その人の過去や考え方が潜んでいる。ミステリーはhowに行きがちで動機は二の次だったりするものが多いので、こういう視点も面白いです。

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    2021年02月07日
  • 動機探偵

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    人工知能にインプットするために、いろいろな人間の事件の謎を准教授の名村と特任助手の若葉が探っていく4編の短編集。人間らしい人工知能を作り上げていくために様々な人間の反応を収集するというところに目を付けたミステリーというのが面白い。謎の行動の裏には思わぬ訳があったというのだが、こういう特殊な例に対する対応の仕方までAIにインプットしようというのだから、考えてみると気が遠くなる。人間のようにその場で判断するというのが、いったいどういうメカニズムなのか改めて考えさせられた。

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    2021年02月01日
  • ヴァンパイア探偵2 戦慄の血塗られし狩人

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    ネタバレ

    二作目は長編ということで、連続殺人の真相を追いかける話となっているが、一つ仮説を立てては外れ、また立てては外れを繰り返すので、なかなか真相が見えてこないというもどかしさを味わう羽目に。
    しかも長らく行方不明になっていた静也の父親も絡んできて(しかも父もヴァンパイア因子持ち)話がよりややこしい状態に。
    果たして父親は殺人事件に関与しているのかどうか。
    この点でも随分やきもきした。
    最終的には「ええ!?」となりましたが。
    カエルの子はカエル。
    いい意味で静也は父親似だったのだろう。
    二人とも自分の研究に対して真摯な研究者だった……

    父と決定的に違うのは、静也には運命の相手ながら彼のことを理解して

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    2021年01月17日
  • 化学探偵Mr.キュリー2

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    読書録「化学探偵Mr.キュリー2」4

    著者 喜多喜久
    出版 中央公論新社

    p76より引用
    “ ペットボトルロケットの動力は水と空気
    である。火薬を使わずにロケット打ち上げを
    疑似体験できる優良教材であり、子供でも安
    全に作成できることから、あちこちの自治体
    でコンテストが行われるほどポピュラーになっ
    ている。”

    目次より抜粋引用
    “化学探偵と炎の魔術師
     化学探偵と盗まれた試薬の使途
     化学探偵と疑惑の記憶
     化学探偵と幻を見た者たち
     化学探偵と人魂の正体”

     優秀な化学者と大学職員を主人公とした、
    短編連作ミステリ。
     生まれた時期の差による体の発育の違いの
    せいで、悔しい思いをす

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    2021年01月12日
  • 科警研のホームズ

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    警視庁の、科警研「分室」の研修生たちが、
    かつて「科警研のホームズ」と呼ばれた切れ者の力を借りつつ
    難事件の謎を解いていく、というのがベースの話。
    なのでミステリに分類したが、「お仕事小説」でもある。

    切れ者は、当然(?)変人で(^ ^;
    「ホームズ」呼ばわりされるだけのことはある。
    が、こと捜査に関しては、鋭い切れ味を見せる(^ ^

    このベースに、人事関係の思惑とか
    研修生の個人的事情とかが色々絡んでくるのですが...
    正直な読後感は「盛り上がりに欠ける」感じ(^ ^;

    謎解きはなかなかひねりが効いていて面白い(^ ^
    登場人物のキャラ設定も、ステレオタイプではあるが分かりやすい(^

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    2021年01月12日
  • 化学探偵Mr.キュリー9

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    何気に、前作とのつながりのある内容も多く続けて読んでよかった。が、ここにきてふと、気がついてしまったことが。なんとなく巻が進んできたら化学感が薄れて、庶務課何でも屋さん感が濃くなってきてるような・・・。

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    2020年12月29日
  • 化学探偵Mr.キュリー

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    読書録「科学探偵Mr.キュリー」4

    著者 喜多喜久
    出版 中央公論新社

    p90より引用
    “「菓子として売っているならともかく、治
    療効果を謳っている以上は、詐欺と断ぜざる
    を得ない。効くわけがないんだからな。ただ、
    信奉者は世界中に存在する。日本より、欧米
    の方が人気が高い。向こうでは信じる人間が
    あまりに多すぎて、ホメオパシーを排除でき
    ないところまで来ているらしい」”

    目次より抜粋引用
    “化学探偵と埋蔵金の暗号
     化学探偵と奇跡の治療法
     化学探偵と人体発火の秘密
     化学探偵と悩める恋人たち
     化学探偵と冤罪の顛末”

     優秀な科学者と大学職員を主人公とした、
    短編連作ミステリ。
     

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    2020年12月21日
  • 化学探偵Mr.キュリー

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    ネタバレ

    2020/10/26
    初めましての人。
    次も読もうと思える内容だったのでありがたい。
    次読むものができるからね。
    探偵役が常識人なのが逆に珍しい昨今だなと思った。
    でも変人が好きなんでもうちょい弾けていただいてもよくってよ。

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    2020年10月28日
  • 化学探偵Mr.キュリー9

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    もう9弾!といった感じです。身近なトラブル解決でした。
    剣也主演のドラマは放送してほしいくらいです。ガリレオみたくなっちゃうかしら。

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    2020年10月27日
  • 化学探偵Mr.キュリー2

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    第1話は、テルミット反応で橋を崩落させようとたくらむ「魔法使い」の老人と小学生の交流について。
    第2話は、学内ミスコンと、沖野先生の研究室から盗まれた試薬を使って肌を白くさせようとするたくらみ。
    第3話は、女子学生が幼い時に亡くした祖母と、未承認の治療薬と、青酸カリの香り。
    第4話は、生分解性プラスチックと麹菌による発酵が生み出す幻覚性物質について。
    第5話は、人魂の正体について。

    犯罪的な行為が行われつつ、それをもみ消しちゃうような話がちょいちょい出てきてちょっと気になるなあ~

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    2020年10月11日
  • 科警研のホームズ 毒殺のシンフォニア

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    シリーズ、第二弾。
    研修期間も延長され、新たな謎に挑む北上、伊達、そして安岡(女性)の3人の研修生たち。

    今回は、
    『毒殺のシンフォニア』
    『溶解したエビデンス』
    『致死のマテリアル』
    『輪廻のストラテジー』
    の4篇。

    いずれも、一見不可思議な謎ですが、3人の科学的アプローチに加え、土屋室長の鋭い指摘で、見事解明に至ります。

    エンディングでは、本郷分室は一旦閉鎖となり、3人も元の職場に戻りますが、一年後、果たして、再会となるか?
    続編が読みたいです。

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    2020年10月09日