喜多喜久のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ただ少女を──十五年前に天国に旅立った妹を──見つめていた。 「茉那……」マナ
「やっぱり、香坂啓介お兄ちゃんだ!」そこにいたのは、僕の亡き妹ではなかった。佐倉真奈佳ちゃん。僕の、大学時代の先輩の娘さんだ。再就職目指して居酒屋でアルバイト中、父佐倉雅幸、母貴子さん、和菓子屋と内職
僕と同じ研究室に所属する、谷藤康志だった。
佐倉雅幸は、激しいセミの鳴き声と共に目を覚ました
加古川男児誘拐事件──人為的なミスで、誘拐された子供を死なせて……いや、殺してしまった事件だ。
犯人は真奈佳を連れ去り、どこかに閉じ込めている。そして、ボイスチェンジャーを使って、誘拐の事実を自分たちに告げた。
アデニン、チミン、グアニン、シトシン……四種類の塩基を構成成分とする二重螺旋から成る、ヒトの設計図──DNA。そこに刻まれた無数の情報が、自分の行動を規定しているのだろうか。
-----|-|----||------------|-------|-3|------|
誘拐は連鎖する!? 『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作『ラブ・ケミストリー』(累計12万部突破)で人気を集めた著者による、緻密にして大胆な誘拐ミステリー! 大学に勤務する香坂啓介は、先輩・佐倉雅幸の一人娘・五歳の真奈佳に、妹の面影を重ねて可愛がっていた。ある日、帰らない真奈佳を心配する雅幸と妻・貴子の元に、誘拐を知らせる電話が……。啓介と雅幸の物語は、螺旋のように絡み合っていく――。巧緻なプロットと周到な伏線が、ド派手などんでん返しを演出します。