喜多喜久のレビュー一覧

  • 真夏の異邦人 超常現象研究会のフィールドワーク

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    動物の不審死の噂を聞きつけ、超常現象研究会の合宿名目で故郷の村へやって来た星原俊平たち。謎の物体を追いかけた先で不思議な少女に出会いー。

    裏表紙には「SF青春ミステリ」と書かれてたけど、SF、オカルト(キャトルミューティレーションがメイン)、ミステリー、ひと夏のボーイミーツガール要素等がある。
    展開が平坦だった印象。
    一番残ったのはボーイミーツガール要素かなぁ…?
    ミステリーは読者が推理するタイプのものではないしね。
    表紙、あのシーンをイラストにしてくれたら良かったのに~

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    2023年06月06日
  • 科警研のホームズ 絞殺のサイコロジー

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    ネタバレ

    今度はそうきたか!
    科警研分室の3人のその後が語られるかと思ったら、今度は東啓大学に新たに開設された「科学警察研究講座」の大学生2人のお話。
    土屋准教授は相変わらずのマイペースぶりで、なんと、北上さんが学生の指導を。
    北上さん、成長したねーなんて気持ちになりつつ。

    代金を箪笥預金していた老人宅の強盗の行方
    「悲劇を招くアヴォケイション」
    2度の転落事故で夫を失った女性、事故なのか事件なのか「転落のケミストリー」
    金貸の老人は何処でどうやってヒ素を取り込んだのか「隠匿されたデッドリー・ポイズン」
    公園で絞殺死体で発見された少年を殺した犯人とは「絞殺のサイコロジー」

    海外ドラマの影響で何となく

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    2023年04月25日
  • 死香探偵 尊き死たちは気高く香る

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    イケメン准教授と特殊嗅覚を持つカワイイ系男子助手のコンビが、死者の匂い「死香」から事件を解決していく短編集。
    ある種の女子にウケそうなコンビだなあ。連続テレビドラマチックとかにしやすそうな設定。
    カジュアルでスッキリした展開でサクサク読めます。
    自殺者は、死の間際にアドレナリンが分泌するので、血液分析で自殺かどうか高精度で判断できるという件に、へぇと思った。今後のシリーズが楽しみ。

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    2023年04月13日
  • ラブ・ケミストリー

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    恋愛×化学、1冊目

    モテないけど優秀な理系男子が主人公。
    知らない世界のあれこれが面白い、予想通りの展開だなぁと思っていたら…完全に騙されました。

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    2023年03月08日
  • 恋する創薬研究室 片思い、ウイルス、ときどき密室

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    創薬科学に関連するワードがたくさん出てきて、関わったことのある人にとってはめちゃくちゃ面白いと思います。ジャンルとしてはライトなミステリで物語中にいくつか散りばめられていますが、わたしにとってはそれを解くことは主題ではありませんでした。構造式をみて合成ルートを考えるのはパズル的な面白さがあり、自分が開発者となったつもりでそのワクワク感、苦悩を想像しながら読みました。高校で有機化学が好きだった人は、おすすめだと思います。

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    2023年02月14日
  • 猫色ケミストリー

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    猫好きとしては、もう少し猫色強め希望。
    入れ替わりモノとしても、ミステリーとしてもなかなか面白かった。

    喜多喜久さんはMr.キュリーシリーズも何冊か読んだけれど、どれもラノベっぽく感じてしまうのが残念…

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    2023年02月10日
  • リケジョ探偵の謎解きラボ 彼女の推理と決断

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    ネタバレ

    キャラクターへの没入がちょっとむずかしい。数年前に読んだ1作目のときどう思ってたんだっけなぁ。

    最初から犯人がわかっている状況だから、何をきっかけに犯人を追い詰めることになるのかという構成になるわけだけども、当然ながらツッコまないといけないのは科学。必然的に科学に強いスーパーマン的な解決者が探偵役になるが、そこに自分を投影はしないし、かといって、ワトソン役の彼はちょっとモブ感が強い。凸凹コンビという感じにならないのはこの2人の関係に妙な従属性があるからだろう。

    分析屋の女性かな、もしその世界に入り込むとしたら。

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    2023年01月31日
  • 死香探偵 尊き死たちは気高く香る

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    人からのお勧めで読んでみました。
    香りについて研究する大学准教授と特殊清掃アルバイトをきっかけに死臭が食べ物の匂いに感じるようになってしまった青年のバディもの。
    匂いを頼りに事件を解決していくという手法が面白かったです。
    短編集なのでサクサクっと気楽に読めました。

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    2023年01月31日
  • 化学探偵Mr.キュリー

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    大学の准教授と庶務員が化学の力で様々な事件を解決する話。
    短編集になっていたので読みやすかった。
    化学に関連したミステリーを読んだことがなかったので、面白いなと思った。

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    2023年01月18日
  • 化学探偵Mr.キュリー8

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    ネタバレ

    さくさく読める。以前の長編にはやはり難しさを感じたけども、短編ならばちょうどよい。原点回帰をしたのかもしれない。

    ただ、ドラマ性は各話でばらつきがあるかなぁ。それはもしかしたら登場人物の描き方や過去の登場の仕方といったところとの関連かもしれない。短編では、新規の登場人物のキャラが固まる前に話が終わっちゃうこともあるわけで、そうなるとまぁ、印象が薄くなっちゃうのかもしれない。

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    2023年01月05日
  • 化学探偵Mr.キュリー3

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    まずまず面白いんだが、どうしてもガリレオと比較していまう。最後まで先が読めない位の話の深さがない所が少し残念。まだまだシリーズとしては続いている様ですが、読むかどうか微妙かなぁ(^_^;)

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    2022年12月30日
  • 化学探偵Mr.キュリー7

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    ネタバレ

    過去を総ざらいするのかっていうくらいの短編集。1つ前か2つ前には長編で過去の登場人物がわんさかでてきたから、これは最終回かもしれないと思ったものだけども、今回もまた別の形ででてくる出てくる。最終回感はあまりないけども。

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    2022年12月27日
  • リケジョ探偵の謎解きラボ

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    保険調査員の仕事にからんだ連作短編集。
    さらっと読めて、江崎の仕事に対するブレない姿勢には共感が持てる。
    でも、恋の話は、どこで久理子さんは江崎のことが好きになったのだろう。ちょっと唐突なかんじがした。

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    2022年12月17日
  • 科警研のホームズ

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    今野敏先生ならば組織の設定にひと捻り
    あっただろうな(真の目的はコレ❗️とか)
    鑑識の凄みを説明するでなく、科捜研と
    の違いを説明するでない中途半端な印象
    デビュー作の様なので次回作に期待☺️

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    2022年12月14日
  • 化学探偵Mr.キュリー3

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    より一層、学園ラブコメっぽくなってきた。七瀬さんのソフトボール、沖野さんの過去など、主要キャラの味付けも。
    長編も読んでみたいな。

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    2022年12月05日
  • ラブ・ケミストリー

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     有機化合物の構造式を見るだけで合成ルートが閃くというユニークスキルを有する大学院生の桂一郎さん、秘書さんにヒトメボレしたらスキルが発動しなくなった⁉︎
     別次元から突如現れたカロンさん、1つの世界の歪みが全体のバランスをおかしくするとのことで、謎の依頼人の望みである桂一郎さんのスキル復活させるために恋を成就させるお手伝いをするお話。

    ほのぼのな展開で、理系男子の恋のお悩みが、ちと歯痒くも微笑ましく読めました。

    謎の人物、アタシには最後のほーまで誰だか分からず...

    大変、夢のあるお話でした。

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    2022年11月29日
  • 動機探偵 : 2 名村詩朗の洞察

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    正確に書くと星3.3。
    前巻を読んでいたが、私は今回の方が面白いと思った。
    主人公が事件に積極的で良かった。
    ただ、1番最後の話の終わり方がそれはないわと言いたくなった。ちょっとマイナス。
    次巻が出たら読んでみようかな。

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    2022年11月06日
  • 死香探偵 真心は捧げられた死と香る

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    シリーズ第5弾。

    今まで匂わせていたBL感が一層強くなってしまった。
    死香の更なる研究か、潤平の副作用軽減のためへの治験のどちらを優先させるかという悩みは必然に感じるが、あえてBLにする必要を感じない。

    単に研究と捜査両面においての二人のバディとしての成長の方が読んでみたいのだが、少し残念。

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    2022年11月06日
  • 科警研のホームズ 絞殺のサイコロジー

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    シリーズ3作目。
    前作から1年。土屋の勤務する東啓大に「科学警察研究講座」と言う寄附講座が新たに開設される。
    在籍するのは、大学4年生の学生二人。
    オブザーバとして、北上が引き続き登場し、学生と土屋の橋渡しをする。
    前作までは研修中の3人がそれぞれの得意分野を活かし、謎を解いていき、ラストだけ土屋投入と言う形を使っていたが、今作からは学生がメインなので、がっつり謎解きと言うより、「事件を実験台に研究をしてます」と言う感じが前面に出ており、事件のトリックを調べているのか、研究の内容を描いているのか、もともと専門用語の多い作品なだけに、線引きが曖昧でトリックに挑んでいるって言う感じが、これまでより

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    2022年10月24日
  • ラブ・ケミストリー

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    動物と違う、万物の霊長たるホモサピエンスの恋はやはり精神と精神のふれあいから生まれるべきだと、自分は思っているんだなあということを改めて感じさせられた。見かけだけで恋に落ち、相手と話すべき深淵な会話もないのでは、なんだかなあと思っている。
    森見さんや万城目さんのダメ大学生たちの話とつい比較してしまう。

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    2022年09月28日