喜多喜久のレビュー一覧

  • 動機探偵

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    最初、人工知能のことを語る名村のところで脱落しかかったけど、2話から面白く読めた。やっぱりこの作者の本は化学絡みが面白い。

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    2021年03月12日
  • 化学探偵Mr.キュリー3

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    ネタバレ

    大学化学科准教授とその大学庶務課事務員コンビが謎を解決する短編集。

    恋のお悩み相談も増えつつ、将来有望な化学少年等も登場したりだいぶ楽しめる内容になっております。
    准教授の過去も少しずつ見えてきてシリーズの深みが増してきてます。

    庶務課事務員のガツガツした感じがそろそろうっとうしく思えてきたので、今後あまりひどいようだと脱落してしまうかもしれないな・・・・。

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    2021年03月10日
  • 創薬探偵から祝福を(新潮文庫nex)

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    治療の過程をミステリ化した作品は珍しくなくなったが、そこから一歩踏み込んで創薬まで描いたのが新機軸になるんだろうか。いろいろ架空の奇病が出てくる辺り、初期の怪奇コミックに分類されていた頃のブラック・ジャックを思わせて楽しい。

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    2021年03月07日
  • 科警研のホームズ 毒殺のシンフォニア

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    ネタバレ

    シリーズ物の二冊目から読んでしまった。

    科学警察研究所の三人の研修生と科警研のホームズとまで言われた土屋が事件を解決していく話。

    三人の研修生が成長していくところが楽しめるし、土屋の切れ味抜群の推理が面白くて、サクサク読めました。

    シリーズ一冊目を探して読みたいと思います。

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    2021年02月28日
  • 化学探偵Mr.キュリー5

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    読書録「化学探偵Mr.キュリー5」3

    著者 喜多喜久
    出版 中央公論新社

    p156より引用
    “「医療用の放射線源だろうな。廃棄された
    機器を誰かが横流しして、専門知識のない業
    者が適当に処理をしたんだ。たまにあるんだ
    こういう事故は。放射線は目には見えないか
    らな、誰かがどこかの段階で正しい検査をし
    ないと、見抜くことはできない。コストカッ
    トも結構だが、度を過ぎるとこうなる、とい
    うことだ」”

    目次より抜粋引用
    “化学探偵と無上の甘味
     化学探偵と痩躯の代償
     化学探偵と襲い来る者
     化学探偵と未来への対話
     化学探偵と冷暗の密室”

     優秀な化学者と大学職員を主人公とした、
    短編連作

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    2021年02月19日
  • 動機探偵

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    ネタバレ

    人工知能にインプットする為に、色々な不可解な動機を集め、解決していく物語。

    感情が理解できない名村が、同じく感情の理解できない由加里が発した問い『私のような異常者に、生きる権利はあるのでしょうか』にこう答えた。

    『二つ、誤解していますね。』『まず、あなたは異常者ではありません。人を好きになれないという体質を持っているだけです。』『それともう一つの誤解ですが、すべての人間に生きる権利があります。外見や内面がどうであれ、死刑に相当する罪を犯さない限り、寿命を全うして構わないんです。それが基本的なルールです。』

    あらゆる場面で自分の中にこのフィルターを持っておきたい。自分は人と違うと苦しんでい

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    2021年02月14日
  • 動機探偵

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    著者ならではの不思議な探偵でした。その成り立ちもスムーズに受け入れられるような物語の構成もよかったです。

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    2021年01月27日
  • マダラ 死を呼ぶ悪魔のアプリ

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    む〜ん...(^ ^;
    「どっかで見たことのあるネタの
     寄せ集め・切り貼り感」が(^ ^;

    巻末の解説には「単なる切り貼りではない」
    という主旨のことが書かれておりますが...(^ ^;
    私としては「あちこちちょっとずつ手を伸ばしてたら
    結果的にものすごく薄っぺらくなった」ような印象(^ ^;

    見ると人を殺したくなるアプリ、というのが
    一応のテーマな訳ですが...
    その成立過程も創作理由も、その終焉も
    薄っぺらいというか説得力がないと言うか(^ ^;

    「謎解き成分」もあるのですが、
    「なぜ」そんなポエムめいたセリフを残すのか、
    なぜ普通の言葉で記録を残さないのかがナゾ(^ ^;

    終盤

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    2021年01月25日
  • 青矢先輩と私の探偵部活動

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    親が探偵部で活動していたからと、同じ高校に入学したものの、メンバ不足で既に廃部だった。
    それにもめげずに自ら探偵活動を始めると、超高校級の優等生と知り合いになる。
    そんな彼と二人だけの探偵部がスタート。  

    主に日常系謎のお話だけど、今回はまぁあれだな。
    長く続いて欲しいのでシリーズ化されれば、某小市民的ミステリとか氷菓子系のミステリとかに化けるかも。

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    2021年01月23日
  • 化学探偵Mr.キュリー3

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    読書録「化学探偵Mr.キュリー3」3

    著者 喜多喜久
    出版 中央公論新社

    p204より引用
    “「意識してそうしたつもりはないが、研究
    を続けていれば、多少はコネらしきものがで
    きる。最善の結果を得るために、使えるもの
    を最大限に使う。……まあ、そういうことだ」


    目次より抜粋引用
    “化学探偵と呪いの藁人形
     化学探偵と真夜中の住人
     化学探偵と科学少年の奮闘
     化学探偵と見えない毒”

     優秀な化学者と大学職員を主人公とした、
    短編連作ミステリ。
     小学校の授業中、日付の数字遊びで問題の
    回答を指名された男の子。しかし彼はあがり
    症のようで…。

     上記の引用は、とある薬を手に入れた主

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    2021年01月12日
  • 化学探偵Mr.キュリー3

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    ネタバレ

    2020/12/28
    シリーズ3作目。
    子供に旦那の末期癌が治る薬を作らせないために連れをスタンガンで襲うってリスクとリターンのバランスが。
    とか、睡眠強姦事件は結構な大事件やけどその大学大丈夫?
    みたいな疑問は浮かぶけど流して読む。
    個人的な好みとしてはトリックの精度やすごさはよくわからないので、もうちょっと先生に萌えたいな、なんか中途半端やなと思います。

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    2020年12月28日
  • ヴァンパイア探偵2 戦慄の血塗られし狩人

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    静也の探偵としての出番が少なくて残念でした。事件自体は分かりやすくて、捜査上の何故?というところが最後は回収されています。
    次回はどのように展開していくのか楽しみです。

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    2020年12月27日
  • 化学探偵Mr.キュリー8

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    最後の「池のほとりに立つ彼女」だけは、なんとなくスッキリしないおわりかただった。
    そして、普段食べているものや愛でている植物の中にも体に害のあるものが結構あるもんだということにビックリ。

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    2020年12月26日
  • 動機探偵

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    可もなく不可もなく、といったところでしょうか。大学で人工知能の研究をおこなっている名村のもとに助手として勤務することになった鈴代が、人工知能向上のための研究材料として「そのように行動した人のなぜ=動機」を探る、という設定。

    読みやすい内容ではありましたが、キャラが際立っているわけではなく(感情というものを理解できない名村がちょっぴりキャラ立ちしているといえなくもないが)、すでに起きている出来事を探るという設定のためか、淡々を物語が進む印象。まぁ、ラストのお話しだけは事件性を含んだ事案だけに多少の盛り上がりを感じました。

    謎解きといえばそうなのですが、伏線やヒントがちりばめられていて、読者に

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    2020年12月21日
  • ヴァンパイア探偵2 戦慄の血塗られし狩人

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    長編として読めたのは良かった。
    ただ、内容としては薄かったかな。
    捜査の流れが地味だったのもあるけど、アップダウンが無くて単調だったのが残念。

    『運命の血』をめぐる話なのは分かったけど、あくまでも探偵ものメインで静也がサブ位置なのが納得いかないというか、遊馬がもう少し熱血具合を出してくれた方がアンバランスさにメリハリがついてよさそうな気がする。
    虎姫が落ち着いてしまったのも、全体的に大人しくなり過ぎちゃって、最初はウザかったけど(笑)、アクセントが薄れた感じ。

    思い描いてたスピード感だとか、こんなことが絡むのかとか驚きがほしい!
    これは、シリーズ化の流れでスローなのかな?
    様子見?
    隆也の

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    2020年12月09日
  • 動機探偵

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    人間は時として非合理的な行動をとるが、AIにはそれが理解できない。
    その不可思議な部分を解き明かせれば、AIはさらに進化できるのではないか。
    という理由から人間の行動にまつわる不可解な謎を調査するというもの。
    設定が面白く、軽やかに読めてしまう。
    ホワイダニット好きは楽しいはず。

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    2020年11月24日
  • 動機探偵

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    大学の准教授が人工知能(AI)を進化させるため、人の心の「なぜ」を解きあかそうと、特任助手とともに事件の不可解な謎に挑む連作。遺品の日本刀、登山中に事故死した青年、突然の婚約破棄…謎は次第に重くなり、最後の謎は殺人犯の「なぜ」だ。AIに感情を持たせることについての必要性はわかるが、そもそもこの准教授・名村自身が感情を理解できないのだ。そして必要があって隠されていたものを暴いた結果、当然苦いものも残る。 作成中のAI「ミライ」は可愛らしいが、感情を持ったAIは人間を超えそうで、想像のできない怖さも感じた。

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    2020年11月09日
  • ヴァンパイア探偵2 戦慄の血塗られし狩人

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    ちょっと物足りなかったな。主人公の活躍が少なすぎる。あるいは自作への布石としてそうせざるを得なかったか

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    2020年11月05日
  • 死香探偵 尊き死たちは気高く香る

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    人が亡くなった時に発する固有の死香を識別できる特異体質という設定は斬新。
    喜多氏の作品はレギュラーメンバーのキャラクターを無駄に強くし過ぎるところがいつも気になりますが、それさえ我慢すれば面白いシリーズになりそうです。

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    2020年11月01日
  • 化学探偵Mr.キュリー2

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    ネタバレ

    2020/10/28
    続けて読んだ。
    学生さんは恋しまくりで羨ましいです。
    そんな青春どこにあったのかしら。平行世界かしら。
    無難に面白いんだけどもうちょっとパンチが欲しい。

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    2020年10月28日