あらすじ
時間を巻き戻せるチャンスは10回。繰り返す死の運命から逃れられるのか!? 東大農学部院生の奈海は、バレンタインデーの朝、想いを寄せる同じゼミの本田の死体を発見してしまう。しかし、茫然自失する彼女の前に突如現れた青年が、「時間を巻き戻し、愛する者を救う機会を与える」と言い出して……。奈海は本田の命を救うため、時間を遡ることを決意。だが、本田が密かに開発していた惚れ薬も絡み、事態は思わぬ方向へ。果たしてふたりの運命やいかに? 『このミステリーがすごい! 』大賞優秀賞受賞作家が贈る、青春タイムリープ×ミステリー。
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Posted by ブクログ
10年ぶりに再読。
主人公は東京大学農学部院生の浅野奈海。ある日、同じゼミの想いを寄せる本田の死体を発見。その後、クロトと名乗る死神が出現。本田の死を回避する機会を与えてくれるという。タイムリープし、本田の死を回避する未来を手に入れる事ができるのか、タイムリープの回数は10回・・・という物語です。
タイムリープするけど、本田を救えず、救えたと思えば他の誰かが代わりに亡くなる。なぜ本田は死んだのか、その原因を探ると、様々な要因が複雑に絡まり合っていて、伏線が徐々に回収されていきます。久し振りに読んだけど、やっぱり面白かったです。恋愛要素も多く、最後の終わり方もよかったです。
Posted by ブクログ
何度も何度も時間を繰り返して満足いく未来をつかむ為に頑張る女の子のお話。
このミス大賞を取っただけあって二転三転とする話は読んでいて面白くて先が気になって一気に読み上げてしまいました。
結末には好き嫌いが分かれるかもしれませんが私はとてもスッキリした気持ちで読み終える事が出来ました。
この後の二人がどうなったのか想像するだけで楽しくなりそうです。
Posted by ブクログ
シリーズの中では1番面白く、好みだった。
バレンタインデーをやり直す、上手くいきそうでいかない…焦れつつも応援してしまう。謎が謎を呼び、解決したはずの問題が再び持ち上がったり。
ぐるぐる回って、迎えた結末にホッとした。
Posted by ブクログ
本当に人を愛するという事
浅野奈海は同じゼミにいる本田宗輔に想いを寄せている。
今度のバレンタインデーに手作りのチョコを渡して告白しようとしているが本田は死んでしまった。
驚愕の事実に立ちすくんでいると目の前に白衣を着た男が現れる。男はクロトと言い今起こった出来事をやり直せると言う。しかしやり直せるのは10回だけ。すぐにやり直して本田は死なずに済んだが別の仲間が死んでしまう。
そこからやり直す度に別の仲間が次々と死んでいく。9回目をやり直すと誰も死なず自分の理想通りになった。しかし……誰も死ななくて済んだが自分が死ぬ事になる。クロトからの約束で最後にどの周で確定するのか決めなくてはならない。奈海は誰も死ななくていいのなら……と自分が死ぬ運命を選択する。
ちょっと背中がムズムズするような青春恋愛小説でした。
本物の愛というのは自分より相手の幸せを望む。よくある事ですが何故かホロっとしてしまいました。
ハッピーエンドかバッドエンドかは最後まで読まないとわかりません。
Posted by ブクログ
以前読んだ 僕が殺された未来 という本とストーリが似ている気がした。でも私はこういう展開が大好きなので楽しんだ。途中の繰り返しからちょっとややこしくなってきたがそれでも話には十分ついていけた。
Posted by ブクログ
最後の結末に納得というか、喜多さんの本は特徴的だなあと思う。藤村さんよく出てくるな笑 そしてことごとく男女ペアが恋してて、しかもすごい確率でカップルになる。そこがまた好きなところでもありますが。でも、最後、クロトがちょっと人間っぽかったのは、いきなりだなあと。そうは思ったけど、話的にはやっぱり好き。
Posted by ブクログ
○喜多喜久氏の作品。
○前期3部作の3冊目(文庫)
○相変わらずのSFと化学の融合による、ラブコメディー。
○本作は、やや冗長である部分もあるが、どんどん読み進めてしまう面白さがある。
Posted by ブクログ
ラブ・ケミストリーを読んでハマったこの作家さん。
ビミョーに化学とか薬学とかぶっこんでくるのが個人的ドツボ。
その割りに読みやすくて、ページをめくる手が止まらなくなるのですな。
猫色ケミストリーはまだ読んで無いので、今度買いに行こうと思います。
Posted by ブクログ
惚れ薬。そんなものがこの世に生み出されてしまったら、仲間内でもこんな風に死が絡むまでいっちゃうものなのかなーって思うとちょっと怖い。
それにしても仲間内の恋の矢印が複雑だ〜
Posted by ブクログ
設定が面白そうだなと購入。
バレンタインまでに読み終わるように2月はじめに読み始めたのに、1ページ読んで栞を挟んで閉じてしまったりと意外にノッてこなくて3月を迎えてしまいました。
女性陣は端役までみんなキャラがわかりやすくてビジュアルまで脳内で浮かぶのに、男性は全員特徴が感じられずそのせいで入り込みづらかったです。
コンビニの男性目線の章は、後に起こることの説明を先に差し込んでおきましたということなのかなと思いましたが、なんとなくモヤモヤします。
彼の物語として回収されないのならば、彼目線の物語を始めてほしくなかったなというか。
もっとスマートな違う方法でフラグを立ててほしかったかな。
Posted by ブクログ
SFでたまにあるタイムスリップをして人生の岐路をやり直す話に、化学の要素を加えたところが喜多氏のオリジナリティか。
読みやすい内容ではあるものの、さすがに10回も繰り返すと冗長感が否めないかな。
Posted by ブクログ
ショックなことがあることがわかっていて
それをなくすために
なんどもリプレイしながら最良な選択をするというはなし
サクサク読めた
基本的に最後には全部の謎が解けてスッキリ
違う作品も読んでみたい