喜多喜久のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ大学生の主人公は人と関わることを極端に苦手にしている。
その日も知り合いを避けるため、別ルートを通り、校内で唯一の友(野良猫)と戯れていたところ、別の女性が現れる。
そんなときに雷が発生し、主人公の意識はその場にいた女性の体に移ってしまっていた。そして女性、すばるはなんと野良猫に。
どうにかしてもとに戻る方法を模索していたところ、学内でなにやら覚醒剤に似た物質の合成が行われている事を知る。
犯人は誰か?そして主人公達は元に戻れるのか?という話。
化学というバリバリの理系の話なのにいれかわりやテレパシーといったファンタジー要素が入っているので、読みやすい。
ミステリ要素は低め。
主人公がな -
Posted by ブクログ
ネタバレ有機化合物の研究をする主人公は、見ただけで正確な合成ルートが閃くという才能の持ち主。ただし、新しくやってきた秘書の真下さんに一目ぼれしてから、その才能が働かずにスランプを起こしている。
そんな中、とある依頼人の依頼を果たすため、そのスランプの原因と思われる主人公の恋を手伝う、という死神が現れる。主人公は恋を成就できるのか?スランプを脱出できるのか?という話。
冒頭の死神に依頼する人物が誰か、読んでいるうちにこの子かな~とかいろいろと考えていたけど、最後に向かっていくうちに確信に変わった。
よくその描写がでてくるなとは思ったんだけど、そういう風に持っていくか~。
それとは別に、オタク百瀬に対 -
Posted by ブクログ
シリーズ4作目です。
やはり、
クロロホルムを嗅がされた!といぅ被害者を、最初に疑ぅべき…?とか、
アーモンド臭がしたので青酸カリで殺された!といぅ推理は、大間違ぃ?
とか言った、ミステリーやサスペンスのド定番ちぅのド定番を、
化学者視点からバッサリと切り捨てるのが、本シリーズの最大の面白さ!
だと思ぅんですが…、
前作に引き続き、本作でも、その辺りが、満足できなかったかもです…。
キャラクターもこなれて、シリーズとして安定感も出てはきましたが…、
学園ミステリーの範疇から出られなぃ分、ネタを拡げられなぃのか?…、
沖野先生と七瀬の関係も、緩やかな進展?みたぃなのも感じられたし…、
この辺 -
Posted by ブクログ
1979年生まれの東大出,現在も製薬会社に研究者として勤務している作家~原因不明の難病に苦しむ者の最後の望みがURT(Ultla Rare-disease Treatment・超希少疾患特別治療)だ。日下公一郎オーナーの下で姉の治療が失敗した薬師寺千佳は,姉のフィアンセで創薬の相棒である化学合成の鬼才・遠藤宗史を慕っている。公一郎が亡くなった後の娘・貴美恵から依頼を受けたのは,エボラ出血熱らしき男性の治療薬開発だった。宝石商の父の跡をとるため,アフリカの奥地に入り込み,住血吸虫に寄生されていたのだ。持ち出していた木の葉を発酵させて呑むと駆除できるのだった。プロ野球外野手が視神経に出来た腫瘍を手