あらすじ
恋愛経験ゼロ。冴えない理系大学院生の森は、ある日突然恋に落ちた。相手は、卒業研究をするためにきた、黒髪メガネの年下リケジョ・羽生さん。ところが、好みド直球な彼女にはある重大な秘密が! 妄想と現実に身悶えながら、あの手この手でアプローチを仕掛けるが、ひたすら空回り。それでも諦めきれない……。どこまでも不器用で、思わず応援したくなる、歯がゆさ満載の青春ストーリー!
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Posted by ブクログ
喜多喜久さん著『リケコイ。』の感想と概要になります。
概要です。
とある理系の大学院で研究に没頭する「ほぼ童貞」の森くんは、他校から研修実習で来た大学四年生のメガネっ娘に恋心を抱く。恋愛も夜の営みも経験値は乏しく、ただメディアで知識だけが蓄積された森くんはメガネっ娘を相手に「普通」を意識する。はたして森くんの恋愛の研究結果は如何に?
感想です。
人様の恋愛遍歴を一冊にまとめたドキュメンタリー風な作品で、一応は同じ理系男子の枠である私にも共感出来るところは多かったです。ただ森くんの強引ing My Wayに若干引くところもありました。十人十色ではありますが、恋愛って難しいですね。
Posted by ブクログ
‹内容紹介より›
恋愛経験ゼロ。冴えない理系大学院生の森は、ある日突然恋に落ちた。相手は、卒業研究をするためにきた、黒髪メガネの年下リケジョ・羽生さん。ところが、好みド直球な彼女にはある重大な秘密が!妄想と現実に身もだえながら、あの手この手でアプローチを仕掛けるが、ひたすら空回り。それでもあきらめきれない……。どこまでも不器用で、思わず応援したくなる、歯がゆさ満載の青春ストーリー!
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主人公の森さんの「恋愛偏差値」が低いところなど、昔の自分を見ているようで、少し痛々しく感じました。
今となっては、読んでいて、「森くん、ちがうよ、こっちの人は君に気があるよ」と思えますが、たしかに恋愛経験の少ない当時だったら、その辺りは見えないだろうなあ、とか。
ただ、いささか暴走気味なのが気にはなりましたが、そこはきっと森さんの個性なのでしょう。
じれったい思いを散々させられましたが、恋愛小説、というよりエンタメ小説として楽しむことができました。
各章の間に「原作者」からのコメントが入っているのも、実際に恋愛経験が乏しい男子高校生(理系)にとってはありがたいのではないでしょうか。
この「原作者」が森君から聞いた話を、同僚の小説家にネタとして提供し、この小説が執筆されたとのこと。「原作者」も小説中に登場しますから、いったい誰が「原作者」なのかを推理しながら読むのもおもしろいかもしれません。
Posted by ブクログ
いつもの理系ミステリの感じで読んだら、理系男子のイタい恋愛事情の話だった。何かに似てるけど思い出せない。面白い小説とは思わないけど、こんな人達いるだろうな、とは思う。