山口恵以子のレビュー一覧
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山口さんには何回目かのトライでやっと当たって嬉しい。序章では地面師達がいきなり集合する場面から始まり、そもそも地面師詐欺の手口がイマイチ把握出来ずに、最初は面食らったが、メンバーの年齢がそれなりで悪感情を抱けない。主人公・唯(70代)の背景が次章で明かされ共感していく。何故、唯が地面師詐欺の”なりすまし役”を手配する『手配師』となったかが描かれていた。唯自身が20代で詐欺に引っかかってしまった経緯が書かれ、唯はそれを受け止め、それならばと湿っぽくならずに次の生き方に踏み出す。冷静沈着な女主人公に惚れ惚れとなった。犯罪であるのにこうありたいものだと思わせるのはさすがだ。
唯は社会の底辺層で働き -
Posted by ブクログ
「食堂のおばちゃん」第19弾。
最近は、名前の上がる常連たちの顔ぶれが決まってきた。
賑やかさよりも、会話の内容重視な感じ。
常連客との会話は、懐かしい昭和を思い出させる。
今と昔の世相の違いを一緒に雑談している気分。
私も作者と同じ、昭和の人だからかも。
それは、単純な、「昔は良かった」という懐古ではない。
変化を楽しんだり、あれはちょっと黒歴史だったと苦笑いしたり。
客観的に見られる場合はいいが、いわゆる「生き残りに失敗した」立場の人はそうでないのだろう。
近くの病院の変遷が語られた。元は造船所で働く人々のための病院だったが、時代に合わせて変わって今も続いている。
はじめ食堂も、一流ホテル