さすがにこのシリーズは、登場人物をすべて覚えてはいない(笑)。
著者もそのへんがわかってるのか(?)、毎回、めぐみ食堂に来店するたびに
「〇〇は誰それとこういうなれそめで云々」
と、さらっと解説してくれるので助かる。
でも、シリーズも9冊目になると、その解説を読んだくらいではすべての人を
「ああ、あのときの」
とは、スッとひもつかない(人もいる)んやけど、それでも楽しく読めるのが著者。そして連作短編。
こちらに登場する料理は相変わらずおいしそう。
こう、ちょっとだけ手を加えてこんなにごちそうになるのかというか、
わたしにもできそう
って思えるレシピが多いと思う。できませんが。
こんないきつけのお店があってうらやましい…。
今回は、結ばれる縁よりも断つ縁がフューチャーされてて、それはそれで面白かった。
(ちゅうたら失恋ものが好きなんかっちゅう話やけどそうではないねん)
これもネタバレやけど、このシリーズ特有の
「最後はハッピーエンド」
に、至るまでの悪縁を切る話やなと思ったというか。
いや、それも今わたしが悪縁を断つほうに目がいってるから、結ばれるほうより切るほうに光を当てて読んだんかもしれへんけども…。
読書って、結局そのときの自分の読んでる状況とか心理によって受ける内容が変わるから一概にどうって言いにくいねんけど…(笑。小説を読んで受ける印象が一番自分の深層心理に近いというか、願望が出るというか)。
とはいえ、プロポーズの矛先が恵さんにも向くとはちょっと予想外やったな…。
そうか、シリーズで恵さんもまだそういう対象(?)やったんや、と、思うと同時に、恵さんもわたしより若いんやもんな…(笑。何が言いたい)。
著者の本も好きやけど、なかなか全部を読めない。蔵書に揃ってないんよなあ…。