山口恵以子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレすっっごい面白かった!
良かれと思って、とか、あなたのためを思って、って全部自己満足でそういうことをしてる自分が好きなだけであって、全然相手の気持ちを汲んでないんだな
相手に自分の意見を押し付けてる時点で、もうその人の気持ちは全然無視して自主性を奪ってる気がする
これに関しては押し付けられる側になったことがないと一生気づくことなく、他の人にやっちゃうことだと思う
何度もりつ子に対して腹を立てたけど、自分の見栄ばかりを考えていたせいで愛していたもの全てを失う結果になっちゃって、同情もした
気づかないうちにこんな母親になってしまわないか、母親になるのが若干怖いと思った -
Posted by ブクログ
二作目も面白かった!
独り身で、かつ、仕事のあとにこんなすてきないきつけの店があることに憧れてしまうんやけど、作中の登場人物たちはみんな伴侶を求めてるのよね…。不思議。笑
雪の茅舎が登場したときは「わかる! めちゃくちゃおいしいよね!」と、にやにやした。
わたしも将来的にこんなふうに素敵な店に一人でいけるようになりたい。将来(笑)? いやいや。
また、この話は2019年が舞台になっている様子。社会情勢なんかもそのままで、なんだかすごくしんみりした。
当たり前の話やけど、この後の2020年がこんなふうになるなんて、このときは想像もしてなかったよね。
当たり前の日常がこんなふうに続くと -
Posted by ブクログ
「食堂のおばちゃん」シリーズ、第5弾。
派手な事件が起きるわけではないが、大切なこと、目を向けてみませんか、ということがさりげない日常の出来事の中で描かれている、5つの染みるお話。
お料理で感じる季節感が、日本の美味しさは湯気の中にある、と感じさせる。
前作では、自分たちの高齢化によって、はじめ食堂の将来に不安を抱く、一子と二三が描かれていた。
アルバイトの万里も、もうすっかり、はじめ食堂の料理人だ。
彼の将来も気になる。
どういう答えを出すのか。
第一話 真夏の焼きそば
厳しい暑さの8月。
万里の提案で、ワンコイン(500円)のランチを始める。
とある事件の犯人と刑事(?)のオチが、なんと -
Posted by ブクログ
本屋さんで偶然見かけたときは タイトルに吹いた。
食堂のおばちゃんのパロディ?って思って 笑。
でも実際読んだら全然違う。
ハートフルなところは共通してるけど。
いろいろあるけど いい家族だなぁ。
まさに3丁目の夕日。
古き良き昭和って感じ。
朝子のバイタリティ 分けて欲しいわぁ。
魅力的なヒロインって みんなタフだよなぁ。
うらやましい。
山口恵以子 うまいなぁ。
食堂のおばちゃんもそうだけど 読み始めたら 一気に引き込まれる。登場人物がみんなイキイキしてるせいかな。
いまのところハズレなし。
次回作も楽しみ。
どんどん書いてー 笑。