毒母ですが、なにか(新潮文庫)

毒母ですが、なにか(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

16歳で両親が事故死し孤児となったりつ子は、絶縁状態だった父の生家・財閥の玉垣家に引き取られる。贅沢な生活を送りながらも常に〈よそ者〉でしかない孤独感を紛らわすかのように勉強に励み、東大に合格。卒業後は名家の御曹司と結婚し、双子を出産する。すべてを手に入れたりつ子が次に欲したのは、子どもたちの成功だった――。永遠にわかりあえない母娘を克明に描き出す圧巻の長編!(解説・斎藤環)

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毒母ですが、なにか(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    16歳で両親が事故死し孤児となったりつ子は、絶縁状態だった父の生家・財閥の玉垣家に引き取られる。贅沢な生活を送りながらも常に〈よそ者〉でしかない孤独感を紛らわすかのように勉強に励み、東大に合格。卒業後は名家の御曹司と結婚し、双子を出産する。すべてを手に入れたりつ子が次に欲したのは、子どもたちの成功だ

    0
    2024年08月26日

    Posted by ブクログ

    とても面白かったです。

    りつ子の子供への執着心や情熱は人一倍の苦労を重ねてきたりつ子が自分自身を守るためにとった行動だったのではと感じます。

    りつ子の力強さと情熱に最後は敬服させてれます。

    0
    2023年10月19日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白い。そして怖い。

    何が怖いかって、自分もりつ子のような母親になるんじゃないかと思ってしまうところ。
    りつ子の娘への異常な執着、本人からすれば娘のためを思った愛情の結果なんだろうな。子供は母親の作品だと言ってしまうのは異常だとわかる。
    わかるけど、りつ子の行動が理解できてしまう。だか

    0
    2022年08月25日

    Posted by ブクログ

    毒親の小説って最近は増えましたね。
    この小説では、年代、世代の経緯を丁寧に描いています。どちらかというと毒母側の描写ががなかった気もしますが。
    結末も好きです。

    ネタバレしたくないのでこの程度にしておきます^^

    0
    2020年12月29日

    Posted by ブクログ

    登場人物が多かったですが、サクサクと物語が進んでいくので非常に面白かったです。これでもか、これでもかというほどにりつ子ママの強烈さが逆に面白くなってきて、あっという間に読み終わってしまいました。
    私の実母はここまで強烈ではなかったですが...母を持つ娘なら少しだけでも共感する部分はあるのではないでし

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    自分の子供に何かを与えてあげたくて結果的に毒親としてしか振る舞えない女性を描いた物語。主人公は超絶美貌かつ東大卒という設定で天与の物も努力で勝ち取る事もしてきたのに、それでも自分が手にできなかった何かを必死で与えようとするあたりがうまく考えられてる。親という生き物の業を見せつけてくる。自分が誰かの親

    0
    2024年06月29日

    Posted by ブクログ

     母親との関係に悩み、この本を手に取ってみたものの、うちの母と真逆なタイプの毒母だったので参考にはならなかった。
    (あとがきの「毒母と娘は細胞レベルで融合している」は首がちぎれる程頷いたが)
    この本は単なる小説じゃない、読む昼ドラだ。 


     りつ子のような激動の人生を歩んだ人はいるのだろうか。親戚

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

    読みやすく面白かった
    こんな母親どこかにいそう
    そして表に出さなくても心の中ではこんな毒親 母みたいな感情を持っている人はいるんだろうなぁーと
    娘の毒親への手の切り方がスッキリ

    0
    2023年09月16日

    Posted by ブクログ

    両親が交通事故で亡くなり16歳で孤児となり父親の実家財閥の玉垣家に引き取られ贅沢な暮らしをするけど心が満たされなく勉強に励み東大を卒業その後名家の御曹司と結婚し双子出産する母親の描いた通りに子供を育て勉強に励ます母親下の女の子は拒絶反応起こすがお構いなしに母親の思う通りに進み苦労する子供は自分のブラ

    0
    2021年06月03日

    Posted by ブクログ

    母娘関係を扱ったもの、最近多いな。これは昭和の受験戦争を行きぬいた母が、わが娘にもお受験を無理強いし、最強の毒母になる物語。
    最近、毒母ってとても悪者扱いされて、新書とかでは「母を棄てるべし」みたいなのも目にするし、有名人が実は私の母は毒母でしたと告発(?)する例もある。この小説でも、主人公の毒母ぶ

    0
    2020年09月20日

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