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Posted by ブクログ
太物問屋巴屋のおけいは母親から疎まれ妹だけを溺愛して、おけいに理不尽につらく当たる。それでも負けないで頑張るおけいを隣の小間物問屋の放蕩息子の仙太郎がやさしくしてくれるので彼を慕っている。
ある日、仙太郎が家を出て行くという時に追いかけて行ったおけいは仙太郎から螺鈿細工の櫛をもらう。そして、その時仙太郎がいくら放蕩をしてもいい店にして待っているから必ず帰って来てと子どもながらに約束をして見送る。
辛い事苦しい事理不尽な事に負けないおけいはどんどんその才能を伸ばし父の突然の死後も店を取り仕切って大店へと巴屋を導いていく。それもこれも仙太郎が帰ってくることを信じて櫛を見ながら頑張っていった結果で、店はどんどん大きくなっていく。
その才覚と切符の良さ、一途な恋の結果が繁栄と綱渡りの物語として時代小説としておもしろい。
商売繁盛サクセスストーリー
本題から恋模様をもっと期待しましたが、純愛で一途なソールメートな絡みで、ちょっとさらりとしすぎているような感じを受けました。
江戸時代の経済-商い物に焦点を当てているようなので、題も「恋」を匂わせない方がよかったのではと個人的に思いました。
商いもののストーリーとして読むと、サクセスストーリーが上手く運び過ぎて御伽話のようでもあります。
リズムはよく一気に読めましたが話の焦点が恋なのか商売なのか今ひとつクリアーでなかった印象です。
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