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海老フライ、大根バター?油、餡かけの茶碗蒸し、ニラ玉豆腐、ホウレン草と豚バラの酒鍋、焼きそば……。姑の一子と嫁の二三に、今や大きな戦力となった万里の三人で営む「はじめ食堂」は、今日も常連客の笑顔がいっぱい。そんなある日、二三の娘・要が、最近毎日のようにランチに現れる男性を見て「四和ビル爆破事件の逃亡犯に、そっくり」だと言う……。心も身体も幸せになる、続々重版の大人気人情食堂シリーズ、第五弾。
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Posted by ブクログ
5だねぇ〜あー5かい。サイン会からだから、感慨深くて、急いで慌てて読む事がないって事、料理もちゃんとレシピの細かい説明を手を抜かず出来てるし、これで自分で作れるから助かる。康介さんのお酒の即答は山口恵以子さんの生き写しか、しかも適正。真夏の焼きそばが推理小説ぽくて面白いし、佃島の景色をもっともっと出...続きを読むして欲しい。新浦安の順天堂が出てきて、お母さんの病院だっていうのと自分も住んでいて、懐かしい思い出したんだよ、歩いて新浦安駅までね、2人にはちょうどいい距離だから、今後また出て来るね
真夏の焼きそばにまつわるエピソード。ブルドッグとシェパードか。焼きそばは不動の人気だよね。いよいよはじめ食堂もハラールにチャレンジ?新たなメンバーも出てきて食堂がさらににぎやかに! カブラ蒸しも小鍋立てもおいしそう。食べてみたいな。
おばちゃん2人がメインキャラクターだけど、2人とも感覚が若い。新しいものにも目を向け耳を貸す。納得出来れば採り入れる。これからはこういう高齢者が当たり前になっていくのだろうな、と感じる。そして自分も頑固なばーさんではなく、こんなオトナなおばちゃんになりたいと思う。 周りのおじさん、若者も面白いキャラ...続きを読むが揃っていて、この食堂の常連になりたい!と思ってしまう。
安心して読めるシリーズ。 定番のパターンの中に、絶対美味しそうなお料理が次々出てきて、読んでいるだけで満腹中枢が満足になる感じ。 この先、万里君はどうなるのかな・・・、気になる。
「食堂のおばちゃん」シリーズ、第5弾。 派手な事件が起きるわけではないが、大切なこと、目を向けてみませんか、ということがさりげない日常の出来事の中で描かれている、5つの染みるお話。 お料理で感じる季節感が、日本の美味しさは湯気の中にある、と感じさせる。 前作では、自分たちの高齢化によって、はじめ食堂...続きを読むの将来に不安を抱く、一子と二三が描かれていた。 アルバイトの万里も、もうすっかり、はじめ食堂の料理人だ。 彼の将来も気になる。 どういう答えを出すのか。 第一話 真夏の焼きそば 厳しい暑さの8月。 万里の提案で、ワンコイン(500円)のランチを始める。 とある事件の犯人と刑事(?)のオチが、なんともお洒落に感じる。 ロンドンの下町みたい。 第二話 禁断のチーズ和え 九月。 新しく入ってくる食材と、古くからある食材。 万里はそれらをうまくマリアージュさせて、新しいメニューを作る。 年配の常連さんも、意外な組み合わせに美味しさを発見して驚く。 常連の料理研究家・菊川瑠美が何だか沈んでいる。 高級店のオーナーシェフと、料理研究家の立ち位置の違いとは? 第三話 初めてのハラール 10月。 外国人観光客が激増中の日本。 はじめ食堂にも、外国のお客様が見える。 世界には様々な習慣や宗教があり、食べ物にも制限がある。 相手の文化を尊重することが友好の第一歩であり、不可欠。 観光大国ならば、真剣に考えなくてはならないことだ。 第四話 過ぎし日のカブラ蒸し 晩秋のある日訪れた、制服の美少女。 オードリー・ヘップバーンに似ている彼女に、一子は何か思いだしたようだ。 懐かしく切ないセピア。 第五話 気の強い小鍋立て 冬は鍋。 池波正太郎がエッセイに書いている、一人用の鍋を始める。 万里は、西日暮里の生地屋の娘と偶然知り合う。 “万里くんは甘い” まだ二十歳の彼女の人生設計と決意に圧倒され、ともすれば焦点が揺れがちな己の将来を、あらためて見定めようとする。
この本を読むとお腹がすきます。 てっきり、要と万里くんが付き合うかと思っていましたが、万里くんに、桃田はなちゃんという女の子が…。
山口恵以子さんの描写はなぜ美味しさが伝わってくるのだろう。 季節やはじめ食堂で繰り広げられる心温まる出来事がそうさせているのは間違いない。 それだけではない隠し味があるように思うのだ。 真夏の焼きそば お世辞と坊主の頭はゆった事がない、っていう表現も面白い。ブルドック、シェパードって、ブルドックソ...続きを読むースは知っているが・・・ 禁断のチーズ和え イチジクチーズ、食べたい。二三の言語能力も大したものだ。 初めてのハラール 洋風料理が続くが、イスラムでハラームは豚肉やアルコールなど食べられないもの。ハラールはそれ以外で、私の場合は、全ての食材を指す。 過ぎし日のカブラ蒸し 秋刀魚の塩焼きも大好きだ。周りから私の食べた後は綺麗だと言われる。きっと魚が好きだからかもしれない。残るのは頭と骨と尻尾だけになる。 カブラ蒸しと茶碗蒸しは微妙に違う、イヤ別ものだ。でも、カブラ蒸しは、ゆりねや銀杏が入っていると高級料亭に来た気分になる。ここで登場した女子高生は、今後の布石だろうか? 気の強い小鍋立て 気が強いだけでは本当の強さとは言えないと思う。他者への優しさがあって、礼節をわきまえることができ、信念に基づいて行動する人が本当の強い人だと思う。 万里の成長も目に見える。適性もあるのだろうが、どこか危うさもあって心配になる。しかし、万里の成長も隠し味なのかもしれない。
万里くんの刺激に押され新しい事にチャレンジする一子と二三、一子と二三に見守られながら成長する万里くん…本当の家族のように良い関係性が出来上がっている。 美味しい料理も勿論だけど、この良い雰囲気も、はじめ食堂のうり! そして何かと本気で考えたり、励ましたり、相談に乗ってくれる常連さん。 もうはじめ食堂...続きを読むに来店する人達が家族のようでとても心地よい。 このシリーズを読むと簡単な小さいおかずが幾つも食べたくなり台所に立つ事もしばしば^^; きっと近くにあったら自分も常連さんだ!と読む度に思う。 はてさて…次作は万里くん、資格はどうなる?
食堂のおばちゃんを読み始めてから、小鉢のレパートリーが増えた。ほっこりする人間模様においしい料理が相まって、癒しの時間をくれる一冊。
はじめ食堂もついに外国人のお客さんが来るようになりグローバルに。三角関係の話はあれで終わりなのか、はたまた今回の月島のオードリーヘップバーンのように再び出てくるのか、次回も楽しみです。
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