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Posted by ブクログ
1.食堂の常連さんで料理研究家の瑠美先生が要を食事に誘う。瑠美先生の生徒さんで元CAで「スカイめし」という本を出している人がまた本を出したいのだと言う。リヨン料理を美味しくいただくが、料理本は要の担当ではない。2.食堂で働く皐は味噌汁のお店を出したいと修行中で、漬け物を習いたいと言い出す。大根の漬け物は重たいからとやめていたが、皐が任せてと言うので干し大根を30本注文する。3.柔道場を営む夫は生徒の為にと九州の道場と合同合宿を計画するが、それを聞いた妻が大激怒して離婚すると言い出す。4.桜の季節お花見会を計画するが、食べて飲むだけじゃつまらないとエイプリルフールにちなみ、ほら話会をする。5.放浪の棋士赤目将大の本を出したいのだと言う人が訪ねてくる。赤目はいつもビールとコンソメスープを頼む常連さんだった。赤目のアパートの隣に住んでいた西亮介は一子の夫の弟子だったので、西くんに話を聞いたらと勧めるが店で一緒に話す事になる。今までは謎が持ち込まれ二三と一子で解決するのが定番だったが今回はちょっと違う
Posted by ブクログ
一二三(にのまえ ふみ)と姑の一一子(にのまえ いちこ)が、従業員の皐(さつき)と三人で営む「はじめ食堂」のシリーズ、第18弾。
正月から初夏までの、年前半編。
季節。季節がとても大事。
異常気象なのかなんなのか、気候がおかしい中、旬の食材を使って料理で季節感をアピールしたり、イベントで盛り上げたり。
日本の四季は消えていくのか・・・?・・・四季は消えつつあっても行事は残るのではないか?
世界遺産に認定された日本料理ですが・・・これを伝えていく事はできるのだろうか。
料理とお酒のマリアージュに力を入れている印象。
常連さんはたくさんいるけれど、辰浪康平(たつなみ こうへい)と菊川瑠美(きくかわ るみ)の登場が多い。
特に康平は、はじめ食堂専属の酒一般ソムリエみたいになっている。
常連客の会話を読むだけで、自分も一緒に雑談しているような気分が素敵。
印象に残ったのは、柔道の道場を経営する、稲成正輝(いなり まさき)の離婚騒動。
ついて来てくれるのが当たり前、自分が嬉しい事は妻も嬉しいに違いない。という、悪気のないところが却って始末に追えない「男の勘違い」。
NOを言えなくて、常にモヤモヤしていた女性が、ある日突然爆発する。
男が「いい人」であっても、なぜかそこに気づかない。
これが一番の、男と女の間の溝ではないだろうか。
深い!
【第一話 幻惑のフルコース】
二三の娘の一要(にのまえ かなめ)は、出版社に勤務している。
常連客で料理研究家の菊川瑠美から、コメンテイターでエッセイストの相葉由布(あいば ゆう)を紹介された。すでに食のエッセイ本が人気を博しているが、新しい趣向で、またグルメ本を出したいという
【第二話 おしんこマイラブ】
糠床は奥が深い。同じレシピで作っても、毎日かき回すうちにその人だけの味になる
【第三話 日陰のサラダ】
サラダは単なる付け合わせではないと思う、個人的には。
【第四話 桜のかき揚げ】
お花見の趣向として、一人一話、珍しい話をする。
天ぷらとかき揚げは、桜の花にふさわしい、桜鯛、桜海老。
【第五話 コンソメのふる里】
将棋のことしか考えられない火宅の人であった赤目将大(あかめ まさひろ)は赤目万里(ばんり)の曾祖父にあたる
かつて『将棋春秋』の編集部にいた谷山芳次(たにやま よしつぐ)は、無茶苦茶だったけど憎めないその生き様を本にしたいと言う
赤目将大は一子と孝蔵がはじめ食堂をやっていた頃の常連で、注文は必ず、コンソメスープとビールだった
はじめ食堂の昔語り、一子は亡き夫の孝蔵(こうぞう)と食堂を切り盛りしていた頃を夢のように思い出す・・・なんだか最終回みたいなラストだった。
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