あらすじ
トンカツ、ナポリタン、ハンバーグ、オムライス、クラムチャウダー……帝都ホテルのメインレストランで副料理長をしていた孝蔵は、愛妻一子と実家のある佃で小さな洋食屋をオープンさせた。理由あって無銭飲食した若者に親切にしたり、お客が店内で倒れたり――といろいろな事件がありながらも、「美味しい」と評判の「はじめ食堂」は、今日も大にぎわい。ロングセラー『食堂のおばちゃん』の、こころ温まる昭和の洋食屋物語。巻末に著者のレシピ付き。
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わたしの知らない時代にこんなにもおせっかいであったかい夫婦がいるんだなと思った。今の若者にこんなおせっかいな人がいるだろうか?いたとしたら、煙たがれるだけかもしれない。時代は変わってしまったね〜
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先日読んだ、食堂のおばちゃんシリーズ。
一子さんと孝蔵さんがはじめ食堂を始めた頃のお話。
1作目同様に、おいしそうなものがたくさんでてきて、私には最高のお話でした。
孝蔵さんと一子さん、なんてステキな夫婦なんだろか。
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料理の基本がしっかりしていると、どんな料理も美味しく出来ることを改めて教えてもらいました。毎日の食事の準備はメニューを考えるところから面倒だと思ってしまいがちです。まずは自分が食べたいと思うものを中心にするとらくですが、それすら浮かばないこともあります。巻末の料理を参考に食事作りに取り組んでい来ます。
作中で美味しいものを食べて幸せになる人達の中の一人に我が家の主人になってもらえるように努力です。
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本の内容はいつもと同じ。
印象に残ったのは、最初の方のページに
昭和40年は、東京オリンピックの翌年に当たる。
東京の風景は一変した。
自分が思ったのは、これは東京だけでなく日本自体が大きく変わった。
歴史的に見ると、日本が大きく変わったのは
明治維新と東京オリンピックではないだろうかと
思ってしまった。
この本の内容と関係ない感想でした。
登場人物の設定が絶妙
ネタバレになるから詳しくは書けませんが、ホント登場人物の設定が絶妙で、登場人物の人柄やその先のストーリーの展開も期待できる。かと言ってあくまで私の想定内の展開で無いところが、推理小説とは違う面白さ期待ができる作品
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割と早くに2に辿り着ける、うん一子おばちゃんの生い立ちにスポット当ててるんだね、高とかお馴染みの親父とか出てくるから過去に遡って面白い。亡くなった孝蔵が普通ん出てきてやっぱり面白い。メンチカツがハンバーグを揚げたものって凄くわかりやすいな、料理の情報が正確で澪つくしみたいにレシピあるしで、何も言うことがない。物語を料理名に見立てているのな。12巻出てるんだね、焦らずじっくりと付き合おうと思う。弟子の行く末とかもう出てるし、涌井料理長の若い頃っ見れるし、濃いですね
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1巻が気に入ったので2巻も。
短編集で読みやすい。1話1話ちょっといいお話で、心がほっとする。
料理も美味しそう。
こんな食堂が近くに欲しい。。。
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一子さんの旦那さん、孝蔵さんとのお話。ちょうど、私が生まれた昭和45年までのお話です。若い作家さんの今のお話を読むのも楽しいですが、こういう昔の状況を知ることができるお話も面白くて、とても為になりました。次回作も楽しみです☆彡
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今回は一子の若かりし頃のお話。戦後とか、昭和何年とか書いてあるから「昔のことー」と思うけれど、ふとこのころの孝蔵と一子と今の自分は同世代なのでは?と気が付いた・・
有名ホテルの副料理長が洋食屋になった経緯。一子が大好きな孝さんを支える姿に愛を感じる。実家のラーメン屋のことか、亮ちゃんの進む道が決まってよかったな。
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昭和40年代。孝蔵と一子との、下町の洋食屋さんのお話。孝蔵さんが、優しくて、男気があって、かっこよかった。一子が若かった時、松竹、東宝、大映からのスカウト合戦されるほどの美貌だったのには、驚いた。出てくる食べ物も、美味しそうで、夫婦は人情味があって、理想の洋食屋さん。とても、面白かった。
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月刊誌のランティエに連載され、現在17巻目に来ているが、初期の頃を読んでいないので購入。
今回は50年前ぐらいになるのだろうか、一子と孝蔵の開店時の出来事。仕事の出来る押しかけ弟子の2名と、無銭飲食が切掛の弟子が居るちゃんとした洋食屋ということがわかる。孝蔵の隠し子騒動等ありながら店が成長して行くのが好ましい。
現在の展開からすると孝蔵や小学生の高も居なくなってしまうのが寂しい。
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☆4
シリーズ第2弾
一子さんと孝蔵さんが洋食屋「はじめ食堂」を始めた頃の過去のエピソードが綴られたお話でした。
前作では詳しく語られていなかった一子さんと孝蔵さんの馴れ初めを知れたり、2人がどれだけ信頼し合っているのかも知ることが出来ました!(孝蔵さんは思っていた以上に素敵な方でした!)
前作同様にたくさんの美味しそうなお料理が登場し、お腹も心も温かくなる素敵な作品でした❁⃘*.゚
第3弾も読むのが楽しみです(*´˘`*)
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先日読んだ「食堂のおばちゃん」の2作目。
ですが…
小説の舞台である「はじめ食堂」がオープンした頃のお話し。
シリーズ1作目では、ここの主人:孝蔵も亡くなり、息子の高も亡くなり、孝蔵の奥さん:一子と、高の妻が「はじめ食堂」を経営していたので、随分、遡ってのお話しです。
1作目に引き続き、心温まる物語と美味しそうなお料理…たべたいなぁ。
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孝蔵と一子のはじめ食堂の駆け出し時代が描かれている。まだ洋食屋の頃だ。そしてタカシも小2だ。孝蔵の人情が溢れ、一子とのコンビが調味料と同じく絶妙な匙加減だ。
ビフテキは、一子がタカシからヒントを得た。洋食とフランス料理の違い、食事と料理の違いも、感覚でわかっても言葉で説明できなかったが、一子の気づきにハッとさせられる。様々な覚悟が交錯する。
もんじゃといえば月島、洋食だろうか?ウルトラって、あのウルトラだと思ったら捻っていた。着地はウルトラE難度並みに美しい。ほっこりさせられた。
グラタンのように熱い時も冷めた時も美味しい人生を送りたいものだ。
ハンバーグ、変身?今度は仮面ライダーか?本当に強い人は威張ったり、言葉で脅したりしない。ハンバーグの変身の例えは決して下手ではなかった。
料理の味はその人の思い出とともに記憶に残る。コンソメスープの優しさが、なんとも気持ちも温めてくれた。
始まりがあれば別れは必ず来る。そして別れはまた、始まりでもある。新しい味を求めて人生をかけるのに、ラーメンは一点集中できる良い選択だと感じた。
それぞれの話題が恋に焦がれ、甘酸っぱい味が伝わってきた。デザートはイチゴに練乳かけて食べたくなった。
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この巻の物語は相当遡ります。昭和30年代まで。
古い昭和の街並みが頭の中で映像となってハッキリと浮かび、その中にははじめ食堂があります。
山田洋次監督の映画のよう。ミステリーとノンフィクションものを読む間に読んでます。心落ち着きますし、ホッコリします。3巻、4巻と読み進めていきたいと思います。
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すっかりはじめ食堂の虜になっています
一子さんと孝蔵さんの時代に戻って、2人でお店をしていた頃のお話し
一子さんが孝蔵さんを大好きな事
孝蔵さんが一子さんを大切に思っている事
夫婦の絆を感じる2巻でした。
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食堂のおばちゃんシリーズ2冊目。
はじめ食堂は洋食屋としてスタートした、その洋食屋時代のお話。
孝さん、男前すぎるよ。お話の中で孝さんがカッコいいシーンのあと、すぐさま一子の惚気が入るから〜照てる。それもまた良し。
二人の馴れ初め、涌井さん(孝さんが帝国ホテル時代の後輩で世界的な料理人)の思いも、良かった。
食堂、洋食屋というお店柄、お客を選り好みしたりできないし、それはサービス業のとても大変なところだと私は常々思ってる。
でもはじめ食堂には、素敵なお客さまが圧倒的に多いし、良い従業員も集まる。亮介さんは今後のシリーズに登場するのかな?頑張り屋で子どもの高にも好かれる亮介さん、応援したくなった。
トラブルも起こるけど、大円団のほっこりとしたお話でした。
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1の続きを期待していたので、あら違うんだぁ〜と思いきや、いやいや面白かった。
昭和の温もりを感じさせてもらい読後ほんわか。
亮ちゃんや英次くんのこれからも楽しみ♪
なにより孝さんの心意気が男前すぎる!
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1の続きかと思っていたら、タイムワープして、お姑さんの若かりし頃、昭和が舞台でした。三丁目の夕日の時代かな。
料理が美味しそうで、一子と孝蔵がすごく幸せそうで、読んでいてほんわかしました。
便利な今の時代もいいけど、昭和っていいなぁと思ってしまった。スマホはない方が幸せなんじゃないかと思う。
続きも楽しみ。
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中心人物達に事故的なドキドキイベントは無い、有っても長く引きづらずに安心側に収束するので、ホッコリ感覚のまま読み進めたい人には良さそう。悪人もしっかり出て来るが、章を跨いで引きずるような構成にはなっていない。細切れに読み進めてもモヤモヤ感を引きずる事が無い。
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洋食屋さんをはじめる一子と孝蔵の物語。
手に職、職人は器用不器用さまざまだが、修行をコツコツしていくことが大切なのだと感じた。
なんでもうまくいってしまう人より、うまくいかない人のほうが努力を重ねる分うまくなりやすい。
納得した。気を抜かず自分を高めていく努力をしていきたい。
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前作よんで、一子さんだいぶ高齢なのにシリーズどう続くんだろと思ったら昔の話がはじまった。
なるほど。
メニュー読んでて、いいなと思っても、美味しそうとあまり感じられないのなんだろうね
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第2弾は、一子さんと亡夫が小さな洋食屋を開き、周りの人々に見守れながら歩んだ日々が描かれている。言ってみれば、「はじめ食堂」の馴れ初めという感じ。
孝蔵さんがかっこよすぎます。
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心がほっこり温かくなる下町人情譚が収められた『食堂のおばちゃん』に引かれ、シリーズ2作目も読んでみた。現代が舞台だった1作目と変わり、今作は現代ではお姑さんになっている一子さんの若かりし頃、佃はじめ食堂が開店まもなく夫の孝蔵さんが帝都ホテル仕込みの腕を奮ってた1960~70年代あたりが舞台。落ち着いたおばあちゃん的に描かれていた一子さんも怒ったり泣いたり感情表出が豊かでアグレッシブ。
今回もサクッと読みつつ心ほっこりなんだけど、どうして2作目にしてこれほど時間をさかのぼったのかちょっと疑問。現代の佃はじめ食堂の面々でまだまだエピソードは出てくるだろうに。「三丁目の夕日」のような古きよき時代を舞台にすれば人情譚が映えるかというと、下町・佃が舞台の創作ものとしては今昔それほど違いがない気がする。食堂で出してる料理を読むのがこのシリーズの楽しみ方の一つでもあるけど、それについても大衆食堂的な前作のメニューのほうが、フランス料理仕込みの洋食が主に出てくる今作より魅力的に思える。
一方、舞台を昔にしてよかったと思えるところというと、前作では亡くなってる孝蔵さんが出てくるところ。この人、ほんとに男っぷりがいい。正義感で義理に厚く曲がったことが嫌いで女にはやさしい……昔はこんな男が(現実にいたかはともかく創作上は描かれて)いたよね。現代を舞台にこういう男を登場させるのって、たとえ創作にしても現実味がないかも。
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一子さんと亭主の孝蔵さんのはじめ食堂のお話。
戦後の復興、ウルトラマン、オリンピック、万博、急激に東京の街が成長していく中、佃の洋食屋さんを中心にお客さんやご近所さんとのあれやこれや。
帝国ホテルのフランス料理と町の洋食屋さんとの違いとは。覚悟のビフテキ
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前回と似たような事件もあり、悪人もおんなじような印象で、新鮮さがイマイチない感じ。
出てくる料理は相変わらず美味しそうで、行ってみたいなあ!
最近、マカロニグラタンが食べられるところ、本当に少ないんだよね。