あらすじ
焼き魚、チキン南蛮、トンカツ、コロッケ、おでん、オムライス、ポテトサラダ、中華風冷や奴……。佃にある「はじめ食堂」は、昼は定食屋、夜は居酒屋を兼ねており、姑の一子と嫁の二三が、仲良く店を切り盛りしている。心と身体と財布に優しい「はじめ食堂」でお腹一杯になれば、明日の元気がわいてくる。テレビ・雑誌などの各メディアで話題となり、続々重版した、元・食堂のおばちゃんが描く、人情食堂小説。(著者によるレシピ付き)。
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Posted by ブクログ
元食堂のおばちゃんが書く小説だからこそ、調理方法や調味料が詳しくてすごく楽しかった。
それだけじゃなく、常連客の人間性溢れる日々と小さな事件をあたたかく解決していくひとつひとつの章に読む手が止まらない。
シリーズなのでこれからが楽しみ〜!
Posted by ブクログ
第二作から読んで、洋食屋さんが舞台なのね〜
なんて思っていたら
第一作で舞台が食堂になっていて
登場人物も違うしで
一瞬「どういうことー!?」てなった笑
でもストーリー展開は面白くて
時代背景もしっかり組み込まれているから
昭和や平成を堪能できました。
Posted by ブクログ
姑の一子と嫁の二三がきりもりするはじめ食堂の、おいしいごはんとお客さんたちのお話。
おいしいごはんが出てくる小説が大好物の私には、さいっこうのお話でした。
おばちゃんがきりもりする食堂。ほんとあこがれます。実生活ではご縁がなくて、こういう昔ながらのおうちごはんな定食をいただける食堂に出会えていないのもあって、いいなぁ、常連になりたいなぁ、と思いながら読みました。
最後にざっくりとレシピが載っているのもステキ。
はじめ食堂の鰯のカレー揚げ、食べたいーー。
シリーズ全部読まなければ!
15巻読みました
このシリーズ今の所16巻まであります。
既に15巻読み終えました。
この後16巻目を購入し読み終えるとお終い?それとも続く?
どちらでも良いのですが、それにしてもまさかこんなに読むとは思いませんでした。
それだけ飽きずに読める本です。
Posted by ブクログ
なんの抵抗感もなくスラスラと読める。
この本はシリーズもので、どのシリーズからも読めるとあったが、できれば第一作から読んだほうが良かったのではないか。
次回からはシリーズものを読むときは
一作からにしょう。
また本の中にでてきたキューリのピリ辛をつくってみたい。
Posted by ブクログ
ボランティアの先輩から紹介してもらい読みました。15冊出ているので全部読破する予定。歳を重ねると和食を好むようになりました。沢山の美味しそうなお料理が紹介されていて、是非チャレンジしようと思いました。2冊目も楽しみです。
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いつでも母とを手にしてからすっかりファンになりました。どちらから読もうかと思い婚活食堂か食堂のおばちゃんかと、まあどちらも読みますけど、何故ならファンなので。経歴は知っていたけど、ここまで食について事細かくて専門で何よりレシピが存在する=ワンポイントアドレスの これは凄いってこと 築地市場外の店に食材に本物ですね。内容も佃島って気に入ったし常連組が嫌味がないので安心する 生い立ちもお母さん82歳も応援するってこと もう10出てるんだ知らなくて悔し涙 ほんと読みやすい 要もファンですね
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一(にのまえ)一子と一(にのまえ)二三(ふみ)の嫁と姑が営むはじめ食堂。佃で多くの常連さん達に囲まれながらの日々を描く。現在も18巻まで続くシリーズもの。
今回のお品書きは
・三丁目のカレー
・おかあさんの白和え
・オヤジの焼き鳥
・恋の冷やしナスうどん
・幻のビーフシチュー
巻末にレシピつき。野菜のゼリー寄せと鰯のカレー揚げを作ってみたいな。
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お雑煮合戦を読もうとしたらなんとシリーズものだったことに気が付き、今更ながら読み始めた。17冊もでているとは(笑)
ほのぼのとした空気感と常連さんとのやりとりや美味しそうなメニューに心を奪われて、また素敵な本との出合いを確信❗️
万里くんの成長に目が離せなくってこの後どんな展開が待ち受けているのか今からとっても楽しみ。
年月が経って、登場人生たちを取りまく環境の変化もあるのでは。じっくり楽しみたい。
Posted by ブクログ
今の時代には考えられない嫁姑の昭和の食堂の家族経営とその回りが絡む、そして定食も細々と説明があり、最後にはレシピもついている本で、笑えるとこ泣けるところあり。シリーズがいっぱいあるのをのんびり読みたくなりました。
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シリーズ1作目
ご飯の表現も美味しそうでしたが、同じ地域に住んでいる人たちの人情も温かく、読んでいて楽しい一冊でした。
シリーズがとても多いらしいので続きを読むのが楽しみ
Posted by ブクログ
「食堂」と「おばちゃん」のかけ算は間違いないです。
食堂に訪れる様々な人たちに関わる物語。
おばちゃんによるあったかい心配りのお話。
ぜひ私も常連になりたいと強く思えた作品でした。
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すげえよくある設定でよくある舞台のよくある話な気がするんだけど、面白いな〜。下町人情ものって言えばそれまでなんだけど、ちゃんと続きものだけど一話でも読めるようになってるし、かつ先々の展開も楽しみに思えるいい作品だな。こんな店あったらいいな、って思うよね。続きも読んでみよう。
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どこかに本当にありそうな食堂で、ちょっとありそうでなさそうな出来事が起きる人情に溢れた世界。作中では定食やおつまみでお腹を満たすが、読者は人の温かさで心が満たされる。ついでにお腹が空いてきます。
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前々から気になっていたシリーズ。小説誌でシリーズされていたもののせいか短編のようになっていて読みやすい。その都度登場する人物の解説もあったりして忘れがちな自分には有難い。二三さん、一子さんも感じいいし美味しそうなお惣菜もすぐに参考になるものばかり。こんな食堂が近くにあったら絶対に常連になりたい!巻末のレシピメモも親切。
Posted by ブクログ
月刊誌のランティエで連載されていて、確認したらシリーズ13の途中から16まで読んでいたが、最初の方を読んでいなかったので探して読んで見た。
「はじめ食堂」の歴史や一子、ニ三の義理の親子の関係性も良く分かった。早くに亡くなった二人の夫が家庭料理店を始めるキッカケに納得。
超一流だった一子の夫が帝都ホテルでも上位にいた「幻のビーフシチュー」の人情話しが良かった。また、アルバイトでいたという万里が働き出した経緯も出ていた。ニ三の息子と思っていた「要」が娘だったことに驚く。名前と登場場面が少ないための誤解だった。
文庫本には本に出てきた料理のレシピが著者の解説で18も載っていた。作品中では美味しく思えたのだが、やはり普通の家庭料理では作る意欲が・・?
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家庭の食堂のほっこりした感じが文章表現から伝わってくる。
食堂のおばちゃんや、周りの常連さんとの関係性からストーリーが進んでいくわけだが、ストーリの展開が想像できなくて、とても面白い。
そして、巻末には物語で登場してきた料理も掲載してあるため、とても良いと思った。
だが、もう少し安易なメニューを載せてほしいと思った。
Posted by ブクログ
料理の表現に擬音語が使われていないのに、うわーめちゃくちゃ美味しそう!と思わせてくれるのがすごいなと思います。
二三と一子の嫁姑を超えた関係性や、身の丈に合ったやり方を一生懸命やろうという姿勢もいいなぁと思います。
温かい気持ちになる作品ですが、
「ほっこりさせにきてる感」が無くてよかったです。
Posted by ブクログ
『食堂のおばちゃん』シリーズ第1弾!
『ゆうれい居酒屋』シリーズ第1弾を今年の2月に読んでから、すっかり山口恵以子さんの大ファンになりました。それ以来3ヶ月の間に、本書を含めると計10冊読んだことになります。
・『ゆうれい居酒屋』シリーズ第1弾~第4弾
・『婚活食堂』シリーズ第1弾~第4弾
・『バナナケーキの幸福』
さて、本書ですが、
いや~本当に面白かったですね!
読む前から「絶対に面白いだろう」とは思っていましたが、その期待を軽々とクリアしてくれました。
山口さんの「食」を題材とする作品群の魅力といえば、
美味しい料理と魅力溢れる主人公、そこに涙と笑い、時には人生訓までをも盛り込ませ、読者をほっこりさせてくれるところだろうと思いますが、本シリーズは、その元祖(本シリーズがヒットしたのが始まりですよね)ですから、面白くて当然でしたね。
とりわけ第1話と第5話は印象的だったので、少しだけ触れておきます。
第1話『三丁目のカレーライス』
物語の面白さからは少し外れますが、
お客との会話の中で、
「子供の頃食べたカレーが食いたいな。水で溶いたうどん粉でとろみつけたやつ」
「あ、うちもそうでした。子供の頃、母が作ってくれたカレー」
・・・
「今考えりゃ大して美味いはずないんだけど、御馳走だったよなあ、おふくろの作ってくれたカレー」
という場面・文章が出てくるのですが、ちょっと驚きましたね。と同時に懐かしさと嬉しさも感じました。
何故なら、私の母も同じように水で溶いたうどん粉(小麦粉)でとろみをつけていたからです。
但し、当時の私にはとても美味しいとは思えませんでした。水で溶いたうどん粉(小麦粉)でとろみをつけることは、母がとろみをつけたいという目的のためだけにあみ出した(母独自の)調理法だと思っており、そんな余計なことをするから美味しくなくなると,子供の私は母に文句ばかり言って困らせていたという記憶が蘇りました。
ところが、ある時期には(我が家だけではなく)一般的に行われていた調理法だったんですね。
本書を読んで初めて知りました。
(無知とは恐ろしいですね)
第5話『幻のビーフシチュー』
主人公「二三(ふみ)」が当麻という女たらしに熱を上げている娘の「要(かなめ)」に
「よく聞きなさい。愛情っていうのは無理を強いるものなの。やりたくないこと、嫌なこと、辛いことでも、愛する誰かのためにせざるを得ないのが愛というものなの。当麻があんたのためにやりたくないこと、つまり我慢したことある?ないでしょ。あんたが嫌がっても他の女と付き合いも続けてるんでしょ?それは愛情がないからよ。分かった?」
と、きっぱりと言い放つ場面は、娘を想う母として、また人生経験を積んだ同じ女性としてのアドバイスと読みとれます。
ですが、それよりも強く頭に浮かんだのは、山口さんが動画などで仰ってるのを観たことがあるのですが、人が生きていく中で大事にするもの、それは「粋」であるか、ということでした。
山口さんの定義する「粋」とは、自分は辛い思いをしてでも、愛する人が幸せになるために頑張るということだと理解していますので、先の娘への言葉は、まさしく「そのこと」を言っているのだと思いましたね。
何はともあれ、本書を読んだことで、(上記2シリーズに加えて)本シリーズも読み続けていくことになりました。
嬉しい悲鳴ですね!
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一という姓は戸田恵梨香が出ていたSPECに出てきた。姑の一子と嫁の二三がやっているはじめ食堂の心温まる物語。
カレーも良いけど、冷汁食べたくなった。早く6月こないかなぁ。昔ながらのカレーが絆を作る。
鰯も良いなぁ。魚料理も大好きで肉料理も好きなので、ハーフアンドハーフにしてほしい。白和えが一子と二三の出会いを繋ぐ。日本食にはどこか不思議な力があるように思う。
焼き鳥屋の跡継ぎもホッコリさせられた。
冷やしナスうどんも美味しそうだ。万里も色んな意味で頑張れ。
ビーフシチューでは亡き夫の供養と一子が言う。夫婦の絆っていいなぁと感じる。そして夫はすごい人だった。その人が好きだったら無理もする、我慢もする、そうありたい。
巻末のレシピで作ってみよう。
はじめ食堂で繰り広げられる物語ひとつひとつが料理とマッチしている。どれも美味しそうだが、題名になっている料理が深みを与えてくれる素敵な作品だった。美味しい料理とはじめ食堂の変わらぬおもてなしが優しく心を包み込んでくれた。
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☆4
ずっと気になっていた「食堂のおばちゃん」シリーズをやっと読み始めました!
最初はなかなか常連のお客さんの名前が覚えられず…「あれ?この人誰だっけ?」とページを遡ったりしたのですが、途中の章から徐々に慣れてきて最後まで楽しく読ませて頂きました❁⃘*.゚
一子さんと二三さんが作るお惣菜が、どれもとっても美味しそうで♡お腹が空いてる時に読むのは大変かもしれないです( º^º; )
たくさんのシリーズが出ているので、引き続き読み進めていきたいと思います。
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御神籤ブック4冊目。
家庭の味を提供する食堂と、その味を求めてやってくるお客さんたちとの、あったかい人情物語。
"事件"もお品書きも決して派手じゃないけれど、この日常感が心地よかった。
珍しい料理も豪華なディナーもたまにはいいけれど、毎日食べても飽きないご飯が、自分の帰る味であり、自分に帰る味なんだよね。
ご馳走様でした。
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嫁と姑で営む食堂のお話。
常連がおうちご飯を求めて日々通う。みんないい人たちで安心して読めるのがいい。
定食が美味しそうで、近所にないかなーと思ったが、昔ちらほらあった定食屋はほとんど閉店してしまった。なんだか寂しい。
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食べる事が好きな私は、この本が楽しかったです
ちょっとした料理の作り方が書いてあって、自分でも作りたいと思いました
料理本ではないので、もちろん登場人物の背景や人生も綴ってある、サクサク読める本でした
Posted by ブクログ
2025.08.07
このシリーズの困るところは、お腹が減って、飲みたくなること。
こんな「おばちゃん」たちのいる店に行きたくなるということ。
Posted by ブクログ
特にミステリー性もなく、ほのぼのとした日常が描かれている小説
家庭の味が食べたいお客と、ついついサービスをしてしまう食堂のおばちゃん
最後、仕事が中続きしなかった少年が、食堂でのバイトを一生懸命こなしていたことが印象に残った。
Posted by ブクログ
下町のあたたかさが感じられて、二三さんとお姑さんの作る料理はきっと滋味深いだろうなぁ、と思いました。身も心も温まる料理を私も大切な人にたくさん作ってあげたい。
Posted by ブクログ
第一印象はわた鬼こと、渡る世間は鬼ばかり。
ただおばちゃんというか、お婆ちゃんの神対応がお客さんを包み込んでしまう。泉ピン子ではこうはいかない。(失礼)
通いの食堂が欲しいとずっと思っていた。ちょっとひっかけて、お店の雰囲気にあったまって帰るみたいなお店。郊外に住んで車通勤している身ではないものねだりなんだけど。
徒歩20分で頑張って通った居酒屋には三行半をつきつけられたばかり。そう、私は酒癖がよろしくない。あったかいものを求めて、なぜか求めすぎてしまうのだ。深夜2時3時まで粘って勘定にケチつけるような大人子ども。おども。
「何者か願望」これが良くない。
作品に関係ないところで寂しくなってしまった。
通いの食堂って、みんな何km圏内なんだろ。
食堂のおばちゃんシリーズを肴に一杯ひっかけよう。