あらすじ
いつも穏やかでお菓子作りが上手な母・茜と、法律事務所に勤めるしっかり者の娘・七。ある日、茜は医師である夫から突然離婚を言い渡されてしまう。夫の身勝手さに傷つき、離婚成立後もショックを引きずる茜。七と商店街のメンバーは茜を励まし、手作りのパウンドケーキの販売をすすめる。「人生へのリベンジ」をかけて、母娘二人のケーキ販売が始まった! 奮闘する母娘の絆をケーキと共に温かく描く感動作。
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Posted by ブクログ
母の離婚がきっかけで母と娘が力を合わせて自立していく素敵な作品でした。
娘は別の仕事をしていましたが途中から母と一緒に店を切り盛りします。 スタッフやお客様にも恵まれて大変繁盛します。
ずっといいお話でほっこりしました。
Posted by ブクログ
読み終わった後のこの幸福感!
美味しいものを食べて満たされた後のような心地よさがじんわりと残るお話でした。
幸せへの道に、年齢や性別は関係ないのだと思わせてくれたし、見方一つで人への接し方も変わるのだと学べました(父親の話)。
とても読みやすいので、手軽に楽しめるところもいいです。
よーし、パウンドケーキ作るぞっ!
Posted by ブクログ
面白かった!
わかりやすいサクセス・ストーリーにすかっとする。
パウンドケーキが食べたくなる本。
一番最初にケーキ作りを手伝いに来てくれたパートの里美さんが、レシピを盗んで自分も販売を始める…みたいな面倒くさい展開になったらどうしようとか余計なことを考えたけど(ほんまな)登場する人がみんないい人で、ほんっっまにくたびれた日常の癒しになった本。
最高に楽しかった!
続編がないのが寂しいなあ…、と、思いながら読んでたけど、一冊でうまくまとまっててよかった。
今回登場したのは七ちゃん。
はじめ食堂から、数字の名前が続いてるのかしら。
著者の本はわりととばしとばしに読んでるのでピンとこえへんけど、他のタイトルものんびり読み進めていきたい。
七ちゃんの娘ちゃんは棗ちゃんらしいけど、こちらも、数字に関係があるような、ないような…?
Posted by ブクログ
50歳で夫から離婚されてしまった主婦が、得意だったお菓子作りで「もう一花咲かせる」お話。励まし、支える一人娘もまたとても良い子で、周囲の助けも得ながら主人公は新しい人生を突き進んでいく。
めげずに前進する母子の姿と登場するパウンドケーキやお食事メニューがとても美味しそうに描かれていて、ほっこり。
Posted by ブクログ
50歳で病院長夫人だった茜は突然夫に離婚を切り出された
理由は新しく入った女医との不倫
そんな茜を助けたのは法律事務所で事務員として働いていた七
2人で力を合わせ周りの人の知恵や手を借り茜の得意なパウンドケーキでお店を始める
力強く冷静に勢いや流されない強い意志恋愛もありで読んでいて面白かった
Posted by ブクログ
山口恵以子さんの小説はおいしいものが出てきて、いい人だらけなので、ホッとする。
詐欺にあいそうになったり、七が友川とうまくいきそうだと思ったら、他の人との結婚を決意したりとエッという展開はあったものの、基本出来すぎくらいにお店も繁盛して、しまいには遠慮のない健人とも結婚でき幸せな関係が築けて、ハッピーエンドにこちらまで幸せのおすそ分けをしてもらった気分で良かった!
Posted by ブクログ
良かった
離婚した父も一泡吹かせたし、最終的に自殺してしまったが、因果応報
が、色々思うことはあった
他にも七が結婚したいなって思う人とはできず、突然の二人のプロポーズと、面白かった〜
ケーキ食べたくなりました
Posted by ブクログ
タイトルと装丁に惹かれて購入した作品。
装丁も内容もとても素敵でした!!
パウンドケーキ作りが大好きで得意な母 茜と
その娘 七は
医師の父(夫)から離婚を突きつけられてしまう。
そこで意気消沈していた茜の元へ
パウンドケーキをお店に置きたいと依頼が来る。
そこから茜と七の人生が好転する物語。
浮気をした夫には腹を立てたものの、
好きなことを仕事にする茜の姿と
それを一生懸命に支える七を見ていると
読んでいる私も頑張ろうと力をもらえた!
なによりバナナケーキとダークフルーツケーキが
とても美味しそうで読みながらお腹すきました。笑
そしてなんとレシピ付き!!!
茜が一生懸命作っていたパウンドケーキのレシピも
総じてとても素敵なお話でした!
茜と七にはこれからも幸せに暮らしていて欲しいと
思いました
Posted by ブクログ
ほんわか幸せなお話だった!
全てがうまくいきすぎてて、なんだか少し物足りなさを感じなくもないけれど、ほんわかした雰囲気と、企業、そして事業展開という、経営成功的面がうまくあっている感じがした!
バナナケーキ食べたくなる、、、。
元旦那さんとのことは、もう少しなにか、鬱で自殺してしまう、っていうのはリアルだけど、流れが少しリアルより出来すぎている感があって、物語感があるから、そこも夢を持たせても良かったのかな、自分ならそうするかな、と思った。(その他の姑の方々との関係と同じく)
実際にあるのかな、、、
あったら、すごい、経営者的本とか、レシピ本とかだしてほしい
Posted by ブクログ
離婚後の成功ストーリー。これでもかというくらいのサクセスっぷりが気持ちいい。そして不貞を働いた元夫の落ちぶれっぷりも吹っ切れていて気持ちがいい。茜と七の割り切りっぷりもあっぱれ。
アカナナ洋菓子店の二人に、明日に踏み出す勇気をもらいました。
Posted by ブクログ
夫に離婚された母と何となく就職した職場で働く娘。
それぞれが助け合いつつも自分の力で自立し夢を広げていくお話。
ふんわりと、それでもめげないで進む母。しっかり者、でもちょっと縁遠い娘。二人を応援しながら楽しく読み終えた。
バナナケーキ食べたいって人には巻末にそれまで美味しそうな描写を散々読まされ?てきたパウンドケーキ二つのレシピ付き。
Posted by ブクログ
パウンドケーキの香りがする!
ただただ、おいしい香りをかげる本を読みたいと思い手に取った本。
ほろ苦レシピとの副題の通り、ほろ苦さを含みながらもほんわか読める本でした!
Posted by ブクログ
最悪なスタートではあったけれど、相性バッチリの母と娘に加え、近所の人、幼馴染、有名作家、仕事の取引先の人たち、職場の人のあたたかい支えに恵まれ大成功をおさめる姿に、新しいことに挑戦する勇気をもらいました。あと忘れがちな周りへ感謝することの大切さも。
とにかく出てくるパウンドケーキが美味しそうで、不幸を跳ね返すくらい美味しそうで。レシピをいつか再現したい!
Posted by ブクログ
食堂のおばちゃんから一変して、舞台は親子で切り盛りする洋菓子店。
食堂も洋菓子店もどちらも母娘でやるんだなあ。
雰囲気が食堂のおばちゃんと違って「え?山口恵以子さんが書いたんだよね?」と困惑しちゃったけど、、、(表紙もまた温かみのある可愛い雰囲気で)
恋愛が関わる急な展開や、茜さんが相手の人となりをしっかりと見るところに一子さんのようなほっとした雰囲気を感じとりました。
第一章から第四章まで、話の展開も面白いし人気作なのも納得です。「男は~、女は~」の部分を取りあげることがちょこちょこあるのも、きたきた山口節……!と待ってましたと言わんばかりに頷いちゃいました。
改めて……人間、やっぱり誠実が一番ですよねと思った。自分のしたことは、いつか自分に返ってくる、とも。
久しぶりに読んだ山口恵以子作品。これから少しずつ他のシリーズも読み進めていきたいです。
Posted by ブクログ
展開が早くてどんどん良い方向に向かって話が進んでいく。
都合が良過ぎかなとも思うけど、そんなに気にならない。
パウンドケーキが間にあるけど、すっげー食べたいとまでは思わなかったかも。
けど、美味しそうな食べ物が出てくる話は好き。
この本はオッケー。
Posted by ブクログ
離婚を切り出された専業主婦と娘の
洋菓子店を立ち上げるまでの
サクセス&シンデレラストーリー
と言った感じでしょうか?
時々重めなストーリーもありますが
最終的には母娘揃ってハッピーエンド。
まさにバナナケーキのような
甘く爽やかなエンディングでした!( *¯ ꒳¯*)
Posted by ブクログ
アカナナ洋菓子店は、創業のきっかけこそ不幸な出来事だったが、そこからはトントン拍子で事が上手く進み、テンポ良く読み進められた。
そして何よりバナナケーキが食べたくなった。
特別付録でレシピが掲載されているので、今度作ってみようと思う。
Posted by ブクログ
【感想】
夢がある。それにストーリーの中のケーキの美味しさが読み手にも伝わってきて食欲をそそるし、美味しいものを作りたい気持ちにさせてくれる。
山口恵以子さんの作品はどれも単純に『美味しいものを作りたい、食べたい』ただそれだけで幸せなんだという気持ちにさせてくれる。
凄く面白かったが★3評価にしたのは、物語が最後まで割と順風満帆に進み、もう少し失敗や上手くいかないことも現実ではあるんじゃないかなぁと思ったから。
【あらすじ】
夫の不倫で家を出た母と娘が母の得意なケーキ作りで事業をはじめる話。
趣味が講じるとはこういうことだが、お金儲けを目的にせずただ美味しいものを作ってあげたいという気持ちが結果成功し、主婦でもこんな素敵な人生を歩めるんだと力が湧く一冊。
Posted by ブクログ
甘い香りが漂ってきそうな表紙のバナナケーキに思わずジャケ買いならぬ“ジャケ借り”してしまった本書。
(我ながらこんなんばっか・・汗)
お菓子作りが上手な主婦の茜は、ある日医師である夫から突然離婚を言い渡されてしまいます。
しかも、不倫相手の女医と結婚したいからという身勝手すぎる理由に茫然自失・・離婚成立後もショックを引きずってしまう状態に。
法律事務所に勤務する娘の七は、そんな母に生きがいを取り戻してもらいたいと、茜が得意な手作りケーキの販売を持ち掛けますが・・。
序盤は茜が夫から一方的に離婚を突き付けられるというショックな場面から始まりますが、その後の展開は、“こんなイージーモードでええんかな?”と、思う程とんとん拍子に物事がうまくいく、ストレスフリー・サクセスストーリーでございます。
穏やかで優しい母・茜としっかり者の娘・七が支え合ってケーキ販売ビジネスを拡大していくのですが、こういうストーリーによくありがちな同業者からの嫌がらせだったり、クレーマーのような面倒なお客だったりといったトラブルは一切なし!
途中、詐欺にあいそうになりますが未然に防ぐのでほぼノーダメージですみますし・・。
なので、読む人によっては物足りなく思う方もいるかもしれませんが、“心優しい人がちゃんと報われる”安心展開は個人的には嫌いではないので、ホント読みやすかったですね~。(なんせ、読書で現実逃避してますので(;'∀'))
あと、何といっても看板メニューのパウンドケーキが美味しそうでもう・・(*´﹃`*)
表紙のバナナケーキもよいのですが、個人的にはもう一方のダークフルーツケーキにそそられましたね~。
巻末には、この二つのケーキのレシピも載っております♪
ということで、サブタイトルに「ほろ苦」とあるわりには“苦み”より“甘み”多めな内容でしたが、幸せな気分で読み終えたのでOKでございます。
ところで、パウンドケーキって濃い目のコーヒーと相性良さそう♪これらをお供に読書なんて最高の時間ですね~(ღ*ˇᴗˇ*)。o♡ウットリ♡
Posted by ブクログ
バナナケーキやダークフルーツケーキのあふれ出す香りが実際に作ってないのに読んだだけで、ところどころふわっと甘い香りを鼻で感じるくらい、想像しやすく優しさが溢れ出ている物語でした。最初は、挑戦することに躊躇していた茜がどんどん自信を持って、七と一緒に話しながら挑んでいることが印象的でした。縁というのは、人と人とのつなぐ架け橋のような、人の心を温かくし、希望を見いだせる魔法のようなものだと感じました。
Posted by ブクログ
バナナケーキを焼きながら、オーディブルで聴きました。
食品衛生法とか細かいことの作り込みが浅い感じが気になってしまったり、人物への感情移入がしずらかったり楽しみどころがふわふわしてしまう部分もあったけど
ス◯ッとジャパンみたいな、やること全部上手く行く感じが心の負担がなく、作業しながら聴くのには良かったです
巻末のバナナケーキレシピにびっくりしている
バナナと卵のベショベショになってしまうんでは…?というバナナの量だったけど、気になるので今度作ってみます
Posted by ブクログ
短いストーリーながら離婚、経営、詐欺、元夫の死が詰め込まれてた壮絶な人生のはずなのに、さらっとしていた。
暗い気持ちにはならなかったが、上手く行き過ぎている感じもあり中々感情移入ができず終わってしまった。
趣味から仕事になるのってすごいことだけど、逆に嫌なことがあったらすぐに嫌いにもなりそう。
一気に注目されるのも、ブームがいつまで続くのかと不安もあると思うけど、最後までいい雰囲気のままでホッとした。
お店自慢のバナナケーキとダークフルーツケーキがあったので今度作ってみよう。
Posted by ブクログ
バナナケーキ作りたくなりました。人生甘いことばかりではないけれど、美味しいスイーツに助けられる場面はわりと身近にあるよなーと感じさせてくれて、少し前向きなれたかな。ふんわり優しい作品。3.5
Posted by ブクログ
全体的にほんわかな空気感。
ケーキ屋に関しては上手く行きすぎな所があり、父の事件に関してはセンセーショナルというなんだかちぐはぐな印象を受けた。
Posted by ブクログ
サクサク進むのでストレスフリーで読めたシンデレラストーリー。
ケーキ屋だけでなく、法律や病院にも絡んでくるのが面白い。
茜がどんどんビジネスに目覚めていくのも爽快だった。